寄り道ブログ
寄り道な人生をしています。読んだ小説や、見た映画・アニメの感想などを投稿していきます。
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創元SF文庫 星を継ぐもの 感想
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 前回の小説感想から……実に半年以上経ってますが、これからはアニメだけでなく、ちゃんと読んだ小説の感想も書いていきたいと思います。ネタバレ注意です。
作/ジェイムズ・P・ホーガン
訳/池央耿

SFの名作として名高く、一度読んでおこうという気持ちで読み始めました。

巻末の解説にもあるのですが、ミステリーとしての側面も強く、また、それがこの作品をとても面白くしている要因のひとつとなっていました。

あらすじを簡潔に伝えるならば、
「月にあった人類のミイラ的な生命体の起源を探る」
という感じでしょうか。

身につけたものや肉体の進化具合などで、主人公たちは真実ににじり寄っていきます。

現代より未来の設定でしたが、月の砂が「レゴリス」ということも出てこず、書かれたのがずいぶん前ということは感じられましたが、それでも綿密でリアリティのある未来描写は目をみはるものがありました。

宇宙服を着た人らしきミイラを色んな側面から研究し、研究結果をすり合わせていき、移民なのか、人類の進化なのかを探求していく様子は、じっくり描きすぎて長々としているものの、SF作品を書く上で参考になりそうな、読み応えのあるシーンばかりでした。

これも解説にあった言葉ですが
「彼(SF小説家)はアイディアの披露をしているだけで、物語を書いているわけではない」
というニュアンスの言葉に感銘を受けました。

確かにこの作品は、エンターテインメント性という点では、じゃっかん欠けているところが見受けられ、私の根性によって読破に至ったと思えるところもあります。

それはあたかもオタクの饒舌な語りのようであり、女性の愚痴のようでもあり、一方的な設定、アイディアの披露なのでした。

この作品も例に漏れず、ミイラの正体などを調べていく構成、ミイラの正体という謎など、いいアイディアはたくさん詰まっていました。しかし、読みやすく書かれているかと言われると疑問で、親切な作りにはなっていないので、そのアイディアを楽しめないと、読破は難しいかもしれません。

でも、SFが好きで、まだこの作品を読んでない人には間違いなくオススメできる作品だと思います。
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