寄り道ブログ
寄り道な人生をしています。読んだ小説や、見た映画・アニメの感想などを投稿していきます。
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TVアニメ ドキドキ!プリキュア #37 「なおせ好きキライ!ニンジンVS亜久里!」 感想
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 亜久里ちゃんのニンジン克服奮闘記。
 作監さんがプリキュアはじめての人らしく、いつもどおりの可愛さ以外にも、普段見ないような顔の各キャラクターを見ることができて、ちょっとお得感のある内容にもなっていました。

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 販促に余念のないプリキュアです。アイちゃんやありすの反応があざとすぎて、本当に買いたくなっちゃうのがすごい。これ、実際のお子さんなら即ノックアウトなんじゃないだろうか・・・それとも、あまり反応しないとか?

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 アイちゃんのために、みたいな風を装って、自分のキライなニンジンを処理しようとする亜久里ちゃんが、なかなかゲスくて笑いました(苦笑)。
 でも、離乳食でないものを、もしマジに食べさせようとしていたなら、知らず知らずの間に子供を殺してしまうお母さんみたいで、ちょっと心配です。ギャグで済ませられる描写ですけど、このときの亜久里ちゃん、マジっぽかったんですよねぇ・・・。ちょっと危ういところも、実際の子供らしいといえばらしいですけどね。

 ドキドキ!プリキュアは、プロデューサーいわく、ワンピースのような方法論を取り入れているようで、先に「長所」を見せてから、「短所」も見せて親しみなどを感じさせる手法のようです。プリキュアではあまり見ない方法なので、珍しくていいのですが、ちょっとこの手法は、「天才と思ったらおバカだった」という印象を、視聴者に与えやすいのが難点じゃないかなと思ったり。
 女児向け作品などは、成長はテーマとしてだいたい入っていますし、その場合は「短所を見せてから長所を見せる」ことだったり、「短所の克服」で「成長」を表現する必要があります。「短所の克服」はされていますけど、次々に「短所」が明らかになっいくのが、恐らく、ドキプリに違和感を感じている人の、違和感の正体ではないかと思いますね。

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 そんな亜久里ちゃんをたしなめられるのは、前回、亜久里ちゃんに同じことを言われたまこぴーだけ! しかし、前回があったからこそ言えるセリフではありますが、その前回を踏まえて考えると、ここぞとばかりにまこぴーが逆襲しているように見えるのが笑えますね(笑)。

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 容赦なく襲いかかる妖精たち!
 口を開けて食べる用意があるのに、たくみに妖精たちをかわしていく亜久里ちゃんに、歴戦の勇士の体さばきを見ましたね。しかも、最後にランスをつかんでマナへと差し向ける手際も見事。むしろ、ニンジン嫌いを克服せずに、そのペナルティを常に課すことで、亜久里ちゃんのパフォーマンスは向上しそうな気がします(笑)。負けたらニンジン食べさせる、みたいに(笑)。

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 白衣六花登場!
 食育、なんて言葉をつかうところに、彼女の知的な雰囲気が出ていますね。

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 この勉強シーンが、なぜかすごく好きです。
 亜久里ちゃんが勉強しているのはわかるのですが、まこぴーもよくわかってないのか、同じく勉強しているのも笑えます。いや、一応紙には書いているものの、理解していない感じが面白い。そして、必要ないからか紙とペンを持っていないありすですが、口を開けてポカーンとしているのが、むしろアホっぽく見えて、これまた笑えます(笑)。
 妖精たちも、暇そうにしっぽの手入れをしたり、ボーッとしたり、眠そうにしたり、眠っていたりと、四者四様で面白いです。

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 まなっしー(仮)登場!?
 声と、この場にいない人物からして、中身がマナであることはすぐにわかりましたが、その有り余るエネルギッシュな元気さが動きに反映されていて、すごく気持ち悪くなっていました(笑)。

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 たまったストレスを発散するためか、スイーツをバカ食いする亜久里ちゃん。スイーツ好きという設定を生かし、ニンジンスイーツで弱点克服というありきたりな展開かと予想しましたが、そう安易な展開にはなりませんでしたね。
 そもそも、細かく切ったりスイーツにしたりというのは、誤魔化しているだけで、本当に克服しているとは言えませんからね。でも、一概に否定はできず、苦手意識の克服には役立ったりするのかな?

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 相田家が洋食屋ということもあり、ニンジン農家へとスムーズに話が運ばれる手際がよかったです。でも、なんだろう、この人のデザインの既視感は・・・。本当、ハートキャッチプリキュアの番くんか、そうでなくても、島本和彦作品のキャラクターっぽいデザインをしていますよね。

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 ジコチュートリオたちも、野菜をテーマにドタバタ。毎回、プリキュアたちと同じテーマを、別視点から語っているのは意外といい構造ですね。プリキュアたちが前向きな良い子視点で、ジコチューたちが後ろ向きな悪い子視点という。

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 へっぴり腰で農作業をする亜久里ちゃんが可愛くて面白い。嫌いなことだから、消極的なんでしょうね。ニンジンを避けたときとは大違いです。

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 声優さんの声質はちょっとミスマッチな感じがありましたが、熱血な性格とこのキャラクターデザインは相性いいですね。高橋さんっぽくはないですが、誰がデザインしたんだろうか。

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 堆肥となったフンを手で撒く二人。ちょっと驚きましたが、これはどうなんだろう、実際にあることなんだろうか・・・。
 フンは堆肥になる過程で、いわゆる「フンらしさ」は失われていき、粘りや水気、匂いなどはなくなるようですが、それでも抵抗があるのは事実です。それをやった亜久里ちゃんは偉い。

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 イモムシを発見しても動じないアイちゃんが、子供らしいですね。もうちょっと成長したら、喜んでつかまえるか、逃げ出すかしそうです。
 それにしても、プリキュアはイモムシの作画には思い入れでもあるのかというくらい、詳細に描きますよね。スマイルプリキュアでのなおちゃん虫嫌い回のときも、巨大でリアルなイモムシを描いていましたし。

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 美味しそうにニンジンを食べるマナちゃん。でも、いくら新鮮だからって、皮つきで食べられるものかな・・・。
 最近は肥料の選び方や育て方次第で、薄い皮や種無し、色違いや奇妙な形など、大抵のものなら作れてしまうっぽいですが、それで皮つきでも食べやすい品種だったりするんだろうか。

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 マナのおじいちゃんと亜久里ちゃんのおばあちゃんが、意外といい雰囲気? なんだかお似合いに見えますね。
 それにしても、関係者におじいさんやおばあさんが多い作品ですよね、ドキプリって。相田家に一人、円家に一人、ありすのところにもセバスチャンがいますし。

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 本日のジコチュー登場! デザインはともかくとして、対亜久里ちゃんには最適なジコチューかもしれませんね。

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 勇敢に立ち向かう秋さんのニンジンへの愛は本物でしたね。気絶してしまうというところも、プリキュアを目撃しない処置になっていました。しかし、その気絶の仕方が・・・(苦笑)。
 島本和彦作品っぽいとは思っていましたが、このシーンを見ると、むしろ車田作品っぽいのかな? 変身ポーズでライダーをやったりするように、現在放送している聖闘士星矢Ωの宣伝も兼ねていたりするんだろうか。

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 誘引と幽閉を兼ねている、実に機能的なジコチューですね。アイちゃんとキュアエースには効果ばつぐんです。まぁ、キュアエースは誘われたわけじゃなく、アイちゃんを助けるために中へ入りましたけどね。

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 単純ながらけっこう恐ろしいデザインのニンジンおばけ。これにはエースでなくても驚いちゃいますし、アイちゃんだってひとたまりもないでしょう。アイちゃんを泣かせる、ということもできるこのジコチュー、かなり強いんじゃないでしょうか。
 普段から毅然な態度の多いキュアエースですから、動揺したり怖がったりすると、人間味が出ていいですね。アイちゃんを助けに入ったのがキュアエースなのも、普段はあまり感じさせないパートナー愛のようなものが感じられてよかったです。

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 なんだか、ニンジンを食べるだけなのに、やたらと壮大な演出になっていたのが笑えました。そのあとのニンジンの変貌っぷりと不思議空間にも笑えました。
 その後、愛のエナジーとやらに目覚めた(?)キュアエース。パワーを高めたときとは違うオーラ演出になっていましたし、アイちゃんの機嫌でパワーバランスが崩れてしまっても、強くなることのできる方法だったりするのかな?
 ドキプリは、普段なら流してしまいそうな、パワーアップ演出であるオーラに、ちゃんと意味合いを持たせているので、このときのオーラも、ちゃんとした理由がありそうです。

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 ニンジンが無事に食べれるようになった亜久里ちゃん。こんなに簡単に意識改革できるとは思いませんでしたが、すでにジコチューの体内で生のニンジンを食べていますから、それに比べれば、キンピラくらいなら美味しく食べられるでしょうね。
 秋さん感動しすぎだ。なんでこうも、熱血キャラは涙も似合うんだろう。

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 しゅごーい!
 アイちゃんがしゃべるのはいつも面白くて好きなのですが、特に「しゅごい」は、語感や勢い、字面が面白くて好きです。まこぴーのしゅごい顔もだいたいセットになるからまた面白い(笑)。でも、このシーンなにげにまこぴーのオデコ光ってる? デコキャラは亜久里ちゃんだけじゃなかったのか・・・。
 ラストの絵も淡いタッチで可愛らしい。このときのアイちゃんは、今までにないような描かれ方をしていると思いますが、それでも可愛いですね。小さい手がニンジンを持っているのがすごくいい。

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 そして、やはり最後にちょっとだけの出演だったレジーナ。
 青い服と赤い眼が継続しているので、例の洗脳状態(仮)のままでしょう。

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 次回は・・・アイちゃんが不良に!?
 今度は反抗期ネタということでしょう。しかし、キャッツアイなトリオも笑えますが、グラサンのアイちゃんが思ったよりワルっぽくて笑えました。
 次回もレジーナが出演しそうですが、冒頭にちょっと出て、またラストで本格的に登場、みたいな予感がします。あくまで、レジーナのことはオマケくらいに考えておいて、アイちゃんの反抗期に焦点を当てたほうがよさそうな回でしょう。反抗期というよりは・・・夜遊び? 悪い遊び?
 最近は、夜の九時や十時でも家族連れを見ることがありますし、そういう親たちに向けての話にもなってそうですね。ほんの十数年前なら、見なかった光景じゃないでしょうか、夜の九時ごろに外出している子供って。

 というわけで、ドキドキ!プリキュア感想でした。

 作監の美馬さんはプリキュア(恐らく)はじめてということもあり、ときどき違和感のある絵はありましたが、それも一年アニメにとってはおきまりの光景ですし、その「ゆらぎ」も実は楽しかったりするものです。それでいて、アップ作画はちゃんとプリキュアになっていましたから、むしろアニメーターさんの実力を実感したというべきでしょうか。
 歯医者や好き嫌いの話が終わり、次回の反抗期までやってしまうと、そろそろアイちゃんお世話編も終わりそうですね。でも、次の展開であるレジーナ再来編(仮)の準備というか前フリは着々と進んでいますから、スムーズに展開していくことになりそうです。しかし、そうなるとトリオ、特にベールはどうなるんだろう・・・ナンバートゥーを狙っているなら、レジーナは邪魔になってくる気がしますが、さて・・・。
コメント
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そもそも、細かく切ったりスイーツにしたりというのは、誤魔化しているだけで、本当に克服しているとは言えませんからね。でも、一概に否定はできず、苦手意識の克服には役立ったりするのかな?

味に慣れるとか、苦手意識を無くすという点では役に立つ事もあるようです。

大人でも00はこの調理法でないと食べられないと言う人も居る様なので、食べられればどんな形でも良いと思います。
2013/10/24(木) 12:55:32 | URL | 名無しのフ #- [ 編集 ]
Re: タイトルなし
なるほど、細切れ野菜でも、一応は効果があるんですね。

まぁ、大人にも好き嫌いがあるのはわかりますが、基本的に正論で語る女児向けアニメでは、やはり「ちゃんと克服した」ということをわかりやすく伝える必要があるから、今回のような表現にしたのでしょうね。スイーツにしたり細切れにして食べるシーンより、「生で食べる」方が克服している感が出ますもんね。
2013/10/26(土) 08:51:21 | URL | itimonji #- [ 編集 ]
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