
ゲストも登場! サッカーを通じて、チームプレーの素晴らしさが語られました。
ひめといおなちゃんの確執は広がる一方ですが、そういえば最近のシリーズで、こういう感じで衝突するのは珍しいかもしれませんね。ドキドキ、スマイルと、仲良しメンバーが続いてましたから、たまには衝突するのもいいもんですね。




カードが随分たまってきたということで、各々の願いについて触れられました。ひめは王国を取り戻し、めぐみはお母さんの健康を、ゆうゆうはご飯をおいしく・・・と、予想の範疇ではありますが、目的が明確化されたのはよかったですね。ゆうゆうはご飯をおいしく、といつもと変わらないスタンスですし、キュアハニーの言葉から考えると、「世界平和」へと繋がるでしょう。しかし、それならカードに頼らずとも、プリキュア活動していればじきに叶えられそうですし、ゆうゆうは「大いなる願い」には固執しなさそうな予感があります。
それにしても、最初に言い出したリボンがやたらと興奮していたのが面白いです。興奮せずにはいられないことなんでしょうけどね、カードが集まってきたというのは。

予想はしていましたが、やはりカードファイル一冊につき、ひとつしか願いは叶えられないようです。三人でいる分、安定して戦闘はでき、カードも確実にゲットできるものの、叶える願いについては一筋縄ではいかなそうです。
リボンはみんなで相談して決めましょう、という流れにしていましたし、めぐみたちも自然とそのような流れにいきましたが、願いによほど執心している人がいるとしたら、そこで衝突が起こらないとも限らないですよね。そう、例えばあの孤高の戦士とか・・・。

話題のキュアフォーチュンは、颯爽と新技を披露。強烈な一撃、という普段の印象とは違いますが、ペガ○ス流星拳というか、そういう系譜を感じる技でしたね。これで浄化までしてしまえるんだから、けっこう強力? それとも、プリキュアの技には、すべて浄化作用があって、本来ならどんな技でもフィニッシュさせられるとか?
本作はやたらと技が豊富ですが、ライジングソードやラブリービーム、マシンガンでダメージは与えても「浄化」をしていた印象がないので、フィニッシュには特定の強力な技が必要なのかと思いました。それとも、フォーチュンはパワーがあるから、すべての技がフィニッシュクラスの浄化力を持っているとか?


グラサンの巻き舌が毎回笑えますが、キュアフォーチュンの「強くなりたい」という願いが、ストイックというか、卑怯な手をつかわないところが男らしいですね(女ですが)。そんな方法で勝っても彼女的には引導を渡したことにならないのでしょう。ファントムの心まで負かすためには、正々堂々とした勝負で勝つ方が効果も高そうです。


今回の歴代コメントは、キュアエース! なかなか出てこなかったドキプリ勢から、やっと二人目が登場ですね。これで、コンプリートされていない他シリーズも、およそ半数ずつくらいメンバーが登場したでしょうか。
ちょっと気になったことは、同じく高橋さんキャラデザのスイートと比べて、ちょっぴり作画の崩れを感じちゃうことですね。絵もスイートほど書き込まれてはなさそうで、動きもこじんまりしちゃっているのが残念です(肘や服、顔や髪とのバランスなど)。それだけスイートが高クオリティとも言えるのですがね・・・。


アクシアのことを伝えようとするリボンたちと、拒否するひめ。ひめの気持ちもわからなくはないですが、自分から言わないと、もっと悲惨なことになっちゃいそうで怖いですね。隠し事をしている「報い」がありそうで。
アクシアは、ミラールームでブルーが出現させただけで、普段はどこにも存在しないと思っていましたが、普通に大使館のそこらへんの棚に置いてあるんですね。安全面がちょっと気になりますが、そもそも「幻影帝国」という災いを放出してしまったアクシアには、もう価値がなさそうに思います。でも、ひめの罪悪感の元であり、めぐみが愛を感じた箱ですから、何か感動的なエピソードが期待できそうです。アクシアをつかえば、再度幻影帝国を封じることもできそうですし。



ある休日、誠司からサッカーの応援を依頼されることに。お願いされためぐみたちはまだしも、すでに助っ人として参加していた誠司に、さりげないイケメン力を感じますね。二つ返事で了承するめぐみもまた、イケメン力溢れる少女です。
サッカー選手へプリチェンジしますが(勝手に命名)、日本代表を連想させつつ、誠司のユニフォームと微妙にデザインが違っているのが面白いですね。プリカードでの変装は、服などがなくても調達することなく着替えられるので、便利っちゃあ便利ですが、「お助けパワー」に関しては、最近あまり発揮されてない? いや、それとも探偵のときのようなあからさまなパワーアップはないものの、バスガイドで歌唱力がアップしたり、サッカー選手でもボールコントロール能力などがアップしていたのかもしれません。わかりにくいだけで。

少年サッカーやリトルリーグ的なものを想像していましたが、大人が多いですし、いわゆる「草野球」みたいな感じなんでしょうね。めぐみたちが応援に呼ばれた理由も、「選手が二日酔いで」という、なんとも女児アニメとは無縁に思える理由でしたし。

チームの監督として、ゴン中山ことゴンさんが登場! あ、作中では「中山」とは言われなかったかな? とにかくゴンさんということですが、前回も言いましたけど、ひめ役の人が「ゴン」を演じていることや、それこそ最近、そのアニメで「ゴンさん」なるキャラクターへと成長しましたし、色々とタイムリーかつ奇妙な一致を感じます。

ライバルチームの監督といがみあうゴン監督ですが、なかなか演技が上手でした。声が高く、強く張っているのがアニメのアフレコっぽくていいのかな? アスリートで、特にサッカー選手は試合中も叫んだりしてそうですし、その声量もいい方向へ働いてそうです。
肝心のデザインは、ハピネスチャージっぽくはないというか、プリキュアには欠かせない青山さんあたりがデザインしてそうな気がします。それとも稲上さん? プリキュア定番のよく見る男性デザインというか。それでもちゃんとゴン氏に見えるのはさすがです。


ゴールをきめたら褒賞として団子がもらえるとあって、全員やる気が出ます。そういうやる気の出し方もどうかと思いますが、相手監督とのいい対立構造になってましたし、「団結団子」というネーミングもいいですね。いがみあう二人の間に入るゆうゆうが癒し枠ですね。彼女の独特の空気にかかれば、どんないがみ合いもなくなってしまいそうです。これこそまさに世界平和。

遅れて助っ人にやってきたいおなちゃん。最近出ずっぱりですね。ストーリーの新たな風という意味でも、新キャラは新展開を感じさせますし(新キャラじゃないですけど)、ここにきていおなちゃんの連続登板は、何やら進展を感じます。
ひめのことを明らかに嫌悪している風ですが、そういえば、今までフォーチュン→プリンセスへの嫌悪感は表現されていましたが、いおなちゃん→ひめのことは、あまり描写されていませんでしたね。しいて言うなら、祭り回の占いで出会ったときに、ちょっと意味深な反応があったくらいでしょうか。あと前回とか。

それではキックオフです。めぐみ側は女子が多くて不利かと思いましたが、自由なサッカーだけあって相手チームにも女子がいるようですし、スポーツ万能(だよね?)のいおなちゃんがいるからハンデにはならないでしょう。プリチェンジによるサッカー能力アップの恩恵もありそうですし。



目立ちたがりはボールを欲しがるのか、ヘイヘイとパスを要求するひめ。団子に目がくらんでそうですが、サッカー素人だからか(だよね?)、戦況などもわからずパスを欲してそうです。
いおなちゃんもいおなちゃんで、ひめのことはあえて無視している風でしたね。結果的にゴールできたからいいものの、ちょっとスタンドプレー気味にも思えますが、それはそのまま、キュアフォーチュンのスタイルに通じるところがあります。




無視するばかりではなく、ひめにキツく当たるいおなちゃん。ひめだから、余計に意識してしまうのでしょうね。ちょっとしたことでも頭にキてそうです。
かつてのひめなら言われ放題で萎縮してしまったかもしれませんが、人付き合いにも慣れてきたからか、反論や対抗ができるようになっていました。こんなところで成長を見ることになったのは変なタイミングでしたが、まぁ、成長というのは不意の一瞬で見れたりするものです。それに、いおなちゃんはひめに当たりすぎな気もしますし、ひめも言い返す権利はありますからね。


チームの団結のため、団結団子を用意していたところで、オレスキー将軍が登場。彼は、自分が一番になりたいばかりに、やる気に満ち溢れた人をターゲットにする傾向がありますね。正々堂々と勝負するわけではなく、サイアーク召喚の餌食にしているところを見ると、けっこう卑怯者の部類ではないでしょうか。オレスキーは爽快で気前のいいキャラクターかと思っていましたが、今までの所業を思い出してみると、意外と陰湿なのかもしれません。まぁ敵幹部ですし、そういう側面があったところで、全然違和感はありませんけどね。
そういえば、こういうゲスト回は、登場しているゲストがちょっと活躍して、プリキュアの助けをする、というのが定番の流れでしたが、今回はサイアーク召喚の餌食になってしまったため、プリキュアを助けることはできませんでしたね。せめて、増子さんのときみたく、鏡になっても強い意志で、なんとか介入して欲しかったですね。まぁ、今までのゲスト回の流れを無理に踏襲することもありませんが。



サッカー回だからサッカー対決になりそうな予感がありましたが、それはもう野球でやっちゃいましたし、めぐみたちがサッカーをしていた時点で、サッカー回のノルマは満たしていたと言えるでしょう。だから、サッカーボールサイアークが普通に攻撃してきても別に構わないのですが、ボールだったら体当たりでもよかったように思いますね。ボールがボールを蹴るという、そこはかとなく笑える構図でした。
そのボールは、いい具合に網になって、三人のプリキュアを捕らえてしまいました。エネルギー的な網や、いつぞや映画(DX2)でアラクネアさんが出した蜘蛛の糸のような網ならまだしも、まるで普通の縄みたいだったのが面白い。こういうのに都合よく手間取っちゃうのがプリキュアというものですよね。実は謎パワーが働いていて、とても強力な捕獲網なのかもしれませんが。
でも、その後フォーチュンが普通に取ってくれたところを見ると、やはり普通の網っぽく見えます。内側から出ようとするのは難しい網だったのかな。



キュアフォーチュンが助けにやってきてくれましたが、相変わらずプリンセスには手厳しいですし、スタンドプレーを好む思想をしています。でも、ラブリーの言うことは心に響くようですね。以前に一度だけ共闘したことがありますが、そのときの経験が効いているようです。あのときも、共闘の素晴らしさをフォーチュンは認めつつありましたからね。


今回も一人ノー天気な戦い方をしているハニー。バトルスタイル的に仕方ないかもしれませんが、彼女だけはライブをやっているような、やはり普通のプリキュアとは一線を画す戦い方ですよね。歌っているだけで敵が倒れていく、という感じですから。
ラブリーもヒップホップの音符攻撃をしますが、攻撃終了後のポーズで止まっているとシュールですね。そういえば、フォーチュンと共闘したときもヒップホップをつかってましたし、今回のように決めポーズで止まっていました。
ラブリーを見るフォーチュンの顔が面白いです。「この人なんなの・・・」という感じで(笑)。それとも、「わたしもやりたい・・・」なんて思っているのかな。きっと今後、フォーチュンのフォームチェンジもあるのでしょうけど、それも今から楽しみですね。

冒頭は雑魚戦だったから必要なかったのか、ここではいつも通りスターダストシュートで決め。拳で天を突くポーズや、空手の型みたいな構えならまだしも、体操を終えたようなY字ポーズだったのが笑えます。
そういえば、冒頭の戦闘・浄化シーン、相手はサイアークだったとして、今までのように幹部が近くにいたわけではないのでしょうか。サイアークだけが進軍したりして、幹部が姿をあらわさないパターンもある?

今回もカードをゲットしましたが、やはりフィニッシャーがフォーチュンだったからか、グラサンがカードを排出しました。サイアークを浄化したプリキュアによって、排出妖精も変わるんでしょうね。

サイアークも去って無事に試合再開! 今度はひめ、いおなちゃんだけでなく、めぐみやゆうゆうも活躍しますが、ゆうゆうのヘディングの高度がすごすぎる・・・。先ほどはそうでもなかったようですが、やはりプリチェンジによって、サッカー能力がパワーアップしてそうですね、「キャプ○ば」なみに。
そう考えると、プリチェンジもなしに同じくらい跳んでいたいおなちゃんがいかにバケモノかわかりますね。

ひめはちょっと調子が狂ったか、あまり元気がありません。まぁ運動した後ですし、あれだけ相性の悪い人と一緒にいては、気がめいるのも仕方ないでしょう。むしろ、人見知りの彼女が、チームプレーを要求されるサッカーを最後までやりきったところは、褒めてあげていいかもしれません。



そこへやってきたいおなちゃん。ひめからすると頭痛の種かもしれませんが、彼女がわざわざやってくるのは珍しく、なんだろうと注意深く話を聞いていると・・・。
なんと、自分がキュアフォーチュンだと明かしてしまいました。あ、これキュアハニーと同じパターンだ・・・。
厳密には、嬉しくなって明かしちゃったゆうゆうと違い、チームプレーの良さを知り、チームを組みたいという意図でいおなちゃんは明かしたので、その経緯自体は違う・・・と思おうかと思いましたが、けっきょく「一緒に戦いたい」という動機は同じですね。
ここで注目すべきは、いおなちゃんがキュアフォーチュンということより、チームプレーの良さに気付いたこと、そしてチーム結成をめぐみとゆうゆうに持ちかけたことでしょうね。さりげなくひめを拒絶しているところが、今後(というか次回?)の焦点になりそうです。
チームを結成したいといいつつ、ひめを孤立させることになっているのが皮肉みたいですよね。作為的か偶然か・・・。もし意図的にひめを孤立させようとしているなら、いおなちゃんの黒い部分が見えちゃってちょっと嫌ですね。そんなことはなく、純粋な気持ちから「チームを組みたい」と思ってくれているといいんですけどね。




さて、注目の次回ですが、サッカーユニフォームが継続していますし、夕日ということもあって、今回から普通に地続きの流れみたいですね。しゃがみこんで耳を塞いでいるひめがなんだか不穏です。まさか、いおなちゃんの口から、ひめのやったことが明かされてしまう?
もしそうなら、恐れていた最悪の事態ですよね。自分の口から告げるより印象が悪いですし、「隠し事をしていた」というレッテルまで張られてしまいます。もちろん、めぐみやゆうゆうがそんな扱い方をするとは思いませんが、ひめは悪い方へ考えガチですし、彼女がどうなってしまうか気になりますね。是非とも、めぐみたちは、ひめをつなぎとめてほしいものです。
ひめ探索のためか、何気に探偵コスチュームが再登場? 今度はゆうゆうが探偵になるようですが、過去の衣装再登場や、別のキャラがプリチェンジするというのは、今までにない展開でいいですね。カードは一部共用しているようですし、こういうシーンはこれからも何度か出してほしいです(そういえば、ローラースケーターや忍者は、再登場率が高いかもしれません)。便利ですから、多用しないと嘘でしょう。
というわけで、ハピネスチャージプリキュア感想でした。
ハピネスチャージプリキュアが三人になり、恋愛要素を感じつつも、「キュアフォーチュン編」とばかりの怒涛の攻勢に、最近は面白さがアップしている気がします。続きが気になって仕方ないというか。
ここまで足掛け19話というのは、時間がかかりすぎと思わなくもないですが、今までのシリーズで比べれば、最終加入の戦士のストーリーという意味ではなかなかハイテンポですし、三人目加入の流れも一風変わっていて、この「多ヒーロー世界」特有のハラハラ感みたいなものは、実は面白い構造なんだなぁと再認識。味方が多いはずなのに、それはそれで衝突のタネだったりして、ハラハラするものなんですね。仮面ライダーも複数いると、ライダーバトルを予期せずにはいられないのと似たようなものでしょうか。
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