寄り道ブログ
寄り道な人生をしています。読んだ小説や、見た映画・アニメの感想などを投稿していきます。
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TVアニメ プリパラ #18 「レオナ、全力ダッシュなの!」 感想
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 みんなのために、全力ダッシュ!
 レオナちゃんの意識が強まり、新メイキングドラマも登場して、ソラミVSドレパの均衡がついに崩れました。レオナちゃんの性別バレもありましたが、それを些細なこととして流してしまうくらい、充実の内容だったと言えるんじゃないでしょうか。

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 朝から元気いっぱいの南委員長。心なしかウキウキしているように聞こえる挨拶でしたし、そのはねるように元気な声色がすごかったです。芹澤さんの演技はさすが・・・。
 ゴールデンチケットリーチしているため、実物をひらひら見せながら、らぁらちゃんに最終警告。明らかに楽しんでますよねいいんちょ・・・。らぁらちゃんの「うえぇっへぇ~」みたいな変な泣き声が非常にツボです。茜屋さんには、これからも色んな変な声を出してもらいたいところ(オイ)。

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 騒がしい! と、いつものようにいいんちょにつっかかってきたシオンちゃん。いつもはいわれのないイチャモンであることが多いですが、このときばかりはシオンちゃんに理がある因縁だった気がします。まぁ、声が大きいくらいでつっかかってくるのもアレですし、彼女自身も声が大きいので、どっちもどっちですが。

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 そんなところへ、テンションマックスなドロシーちゃんが登場。この学校の制服を着ているということで、ドレパ活動のために転校してきたようでした。けっこうフットワークあるー(そふぃさん並の感想)。ウエスト姉妹は貧乏説を推していたわたしですが、このフットワークの軽さ、中級階級以上であろうパプリカ学園に入れることから、彼女もまた、不自由ないくらいの生活レベルなのでしょう。貧乏担当はいないか・・・。
 某プリキュアもそうですが、やはり女児アニメというと、家がお店だったり、親がすごい職業だったりして、だいたい裕福な家庭であることが多いですね。女児の憧れでもあるでしょうし、色んな職業が周りにあった方が、職業のイメージがしやすく、将来に繋がるのかもしれません。某プリキュアでも、貧乏(普通)の生活レベルというだけで目立つくらいですから、そういうメインキャラって、すごく珍しいんでしょうね。

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 ドレパはそうでもないですが、ソラミスマイルは雰囲気が変わるアイドルが多く、らぁらちゃんも気づいてもらうためか、「わたしです」と自己紹介をします。キャッチフレーズは特番で発表された、募集していたやつでしたが、使い方がすっごくさりげないですし、それでいて完成度がかなり高いのが、実際に使われることでわかりました。これから何回言うかわかりませんが(もう一度も言わないかもしれないけど・・・)、このシーンはすごく印象に残りましたね。普段は言わないような、アイドルらしいことを言ったからかもしれません。
 らぁらちゃんの正体を知って驚くものの、むしろ得心いったという感じのドロシーちゃん。色気のなさから、彼女の正体には薄々気づいていたのかもしれませんが、ホント、色気に対して執着みたいなものがすごいですね。そこまで色気にこだわるのは、むしろ自分に色気がないことを自覚していると言えるのではないでしょうか。
 自己紹介した直後の、ちょっと嬉しそうならぁらちゃんも可愛かったです。すぐに頭をぐしゃっとされて汗をたらしていましたが。

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 その流れで、いいんちょも自分がみれぃであると告白。相変わらず、照れた自己紹介が非常にイイ。この調子じゃあ、時がきたら正体を明かすと言っているものの、いざそのときになって本当に正体を明かせるのか、ちょっと心配になりますね。プリパラは変身して身元が隠れるのが利点でもあり、それを有効活用しているいいんちょですけど、そのメリットを捨てるということですから、いくら作戦とはいえ、大きな勇気が必要になるでしょうね。そふぃさんが羽ばたけたように、いいんちょもいつか勇気のフェザーで羽ばたいて欲しいものです(声優繋がり)。
 そして、ガラスの仮面よろしく衝撃を受けるドロシーちゃん。彼女もキャラ作りしてるっぽい雰囲気ですし、みれぃちゃんをライバル視しているからこその、驚愕だったんでしょうね。敵を知ることこそ、戦いの基本ですし、似たポジションにいるからこそ、みれぃちゃんの作り込みに驚嘆したのでしょう。

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 ドロシーちゃんばかりに気をとられるわけにもいかず、レオナちゃんの所在を尋ねると、後からやってきて、一行に合流します。
 しかし、なんとその制服は男のもの! ネクタイも青く、どっからどう見ても、彼女が男であることをあらわしていました。え、女装? と思った人も多いのではないでしょうか。個人的には、フツーにしっくりきて、驚きはあまりなかったことに驚きました。反応でいうなら、そふぃさんに近い感じ? そふぃさんがどう思っているかは計りかねますが・・・(苦笑)。
 いいんちょはこの世の終わりのような瞳になり、シオンちゃんも読めなかったと悶絶(?)します。でも、それでサラッと流されたのは、後に引きづらない良いテンポでしたね。ショックを受けてばかりはいられず、「なぜ?」という部分に入らないといけませんから。

 レオナちゃん男の子説は、ファンの間ではけっこう出ていたようで、「アイキャッチがなかなか出てこない」ことや、「ミルフィーコレクションの体型が他と違う」こと、「睫毛が描かれていない」こと、「ドロシーと双子で、ドロシーは男の子っぽい女の子である」こと、「雑誌等で【女の子】や【妹】など性別を断定する表現がされていない」ことなど、ヒントらしいヒントはあったようですね。
 これらを踏まえればなるほどと思えますし、だからといって放送日まで「レオナ=男の子」も確定はできず、この情報規制能力にはなかなか感心させられます。しっかり情報を管理していることはもちろん、この「どっちつかず」な状態のまま維持するというのは、これまたすごいバランス感覚ではないでしょうか。
 男子の制服に違和感を持った人も多いようですが、わたしがなぜかすんなり受け入れられたのは、上記のヒントたちもさることながら、知らず知らずのうちに、レオナちゃんに「男の子の可能性」があることを予感させられていたからかもしれません、睫毛などで。知らないうちにそういう感覚にさせる、というのも、すごい手腕ですよね。伏線などをさり気なく張り巡らせるときなどにも、こういう部分は生かされていそうです。

 なぜ女の子の格好を? と、まずは当然の質問。
 小さい頃からドロシーとお揃いの服を着ていた、と、これまたこの手のストーリーでは定番の返しでした。実際、双子であれば、そういう育て方をする人は多そうな気がしますし、特に彼女たちの半分はカナダの血ということで、カナダはそういう方面には寛容らしいです。国籍にもヒントがあったといえばあったのかな。
 一応、アイドルとしてのキャラ作りも、通る理由ではありますが、それなら別に男としてアイドルになってもよかったように思います。小さい頃から女装に抵抗がなかったからこそ、怪我の功名的に、「その方向でいこう!」となったのかな、ドロシーちゃんの案とかで。そしてレオナちゃんは、ドロシーちゃんの提案は呑まざるを得ないでしょう。

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 次の疑問は、男でもプリパラに行けるのか、ということです。先ほど提案したように、男のアイドルもいておかしくないと思いますが、プリチケが、そもそも「少女たちに配られる」という触れ込みでしたし、プリパラは基本的に女人以外禁制という感じなのかな。スカウトたちならOKとか。スカウトに性別があるかは不明ですが。
 ドロシーちゃんは、自信満々に「僕がいいって言うんだからいいんだよ」なんて言いますが、まるで自分が世界のルールとでも思っているような不遜な態度が、見ていてクセになりますね。大きくあろうとするほど小物っぽく見えてきますし、その自信過剰なところが可愛いです。
 ドロシーちゃんに胸元をゴソゴソとまさぐられ、プリチケがあることを証明できたレオナちゃん。男とわかったとはいえ、この可愛らしさですし、そんなレオナちゃんが胸元をまさぐられるシーンは、なんだかイケナイ場面に見えちゃいました。双子だからいいかもしれませんが、双子だからこそアブナイというか。あれ、同じタカラトミーのカードにまつわる作品で、双子の男女がインモラルな雰囲気になるアニメがあったような?(白々しい)。

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 ここでやっと目の輝きを取り戻したいいんちょ。これがなかったら、彼女は計算が狂ったまま虚ろな瞳で生活を続けたんでしょうかね。そう考えると、いわゆる「レオナショック(仮)」は相当のダメージだったようです。
 プリパラ憲章とかいう、さらなるルールが登場しましたが、これは日本国憲法の一部か何かでしょうかね。現実と違ってプリパラが存在する世界観ですし、プリパラが深く生活に関わっている以上、そのあたりの法整備は、実はしっかりしているのかもしれません。プリパラの出現(稼働)と共に、プリパラに関するルールが施行された感じでしょうかね。ギャグシーンに見えて、世界観を想像できる、個人的にけっこう嬉しい描写でした。

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 かしこま! と、らぁらちゃんは納得し、シオンちゃんもイゴよろしくと挨拶します。ウエスト姉妹もいつもの台詞&ポーズで改めて自己紹介をしますが、このときドロシーちゃんのソックスがニーソックスになっていましたね。
 次のシーンや、教室での自己紹介ではちゃんと普通のソックスに戻っていたので、恐らく作画ミスだとは思うのですが、ここのスタッフは、意図的なのかどうなのか、シオンちゃんがプリチケを探して見つけたときも、プリチケに描かれたシオンちゃんをニーソックスで描いていました。作画ミスという免罪符の影で、密かにニーソックスを普及させようと画策しているように思えてしまいます。可愛いですし、色っぽさも増しますからわたしは大歓迎ですが、色っぽさという点では、普通のソックスも引けを取らないので難しいところですね。範囲の狭い絶対領域だからこそ色っぽく感じるか、大きく露出した中学生らしい生足に色っぽさを感じるか・・・(アブナイ)。

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 ウエスト姉妹に気づきはじめる生徒たち。ここに映っている女子生徒がすごく可愛かったです(小並感)。
 校長もやってきますが、まるで避けるように、そそくさと教室へ向かうらぁらちゃんたち。この嫌われっぷりは可哀想でしたが、校長のスタンスに問題があるから因果応報、仕方ありません。
 シオンちゃんがプリパラデビューしてしまったことにも衝撃を受けていた校長ですが、通りすぎていく生徒の中に、男でありながらアイドルをしているレオナちゃんを見つけて卒倒してしまいます。
 みれぃちゃんたちは、「プリパラ憲章」とかいって、レオナちゃんのことを比較的簡単に受け入れましたが、校長にしてみれば衝撃的事実なのでしょうし、このあたりの反応の違いはジェネレーションギャップを感じますよね。いえ、あえてそう描写したようにも思えます。性差を気にするのは校長世代くらいのもので、当の本人たちは意外と気にしない、という風刺みたいなものでしょう。
 子供の考えというのは親や環境にかなりの影響を受けますし、仮に、レオナちゃんのことを知った誰かの保護者が、子供に対して「あの子は不潔だから近づかないように」なんて言われると、子供は葛藤しちゃったり、困惑しちゃったりして、精神分裂に近い痛みを伴わせてしまいそうです。レオナちゃんの件を、ここまで深刻には描いていなかった今回ですが、それがむしろ現代らしいというか、さらっと流してやる方が、レオナちゃん的にも助かるというものでしょう。いちいちつっかかるのは、校長や、彼女世代の頭が固い人ということです。

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 転校生の恒例イベント、自己紹介! ドロシーちゃんはレオナちゃんとは別のクラスになっていましたが、双子で、しかも人気アイドルとあっては、揃えるよりは分けた方が風紀的にもよさそうとか、そういう判断でしょうかね。結果、ドロシーちゃんは誰も知り合いのいないクラスになりましたが、そのアイドル力でつかみはバッチリでした。男子生徒の「ヨロコブー」がノーテンキすぎる感想で笑います。
 ウエスト姉妹のブランドはフォーチュンパーティーですが、ブリティッシュなテイストと思いきや、フォーチュンという名前からして、ミステリアスな要素も含んでいるのかな、なんて思います。ドロシーちゃんは、よく「幸運を喜びたまえ」的な発言をしているイメージがありますし、この台詞ってフォーチュン部分なんじゃないかなぁと。あとは、その男か女かわからない正体不明でインモラルな感じも、ミステリアスといえばミステリアスです。

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 基本的に歓迎ムードだった教室内ですが、一人、ドロシーちゃんに反発する生徒が。見るからにブサイクに描かれていたのは、ブサイク=心が汚いみたいな構図を感じてちょっと嫌でしたが、イケメンならイケメンで、変なロマンスを勝手に予感してしまうので、「嫌味なモブ」という役どころのデザインでああなったのでしょうね。
 彼の指摘は、まあ考えられなくはない意見でしたが、ドロシーちゃんはむしろ想定内だとばかりに接近し、ゼロ距離でアイドルオーラを浴びせます。このときのドアップなドロシーちゃんがめちゃくちゃ可愛い。こりゃあ、偏屈で悪態をついた彼でさえコロッと落ちますわ・・・。
 けっきょくのところ、彼がチョロかったというのもありますが、批判的な主張なんてこのようにひっくり返せるものですし、それは、きっとレオナちゃんも同じでしょう。彼が男と判明したことで、色んな逆風や批判もあるかもしれませんが、オーラというか素質というか、つまりアイドルとしての実力さえあれば、それくらいは跳ね返すことができるはずです。ドロシーちゃんほど強気ではないので、跳ね返すどころか吸収したり受け流したりしそうですが。

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 レオナちゃんも教室で自己紹介(男ですが呼び方はちゃん付けでいきます)。クラスメイトにみれぃちゃんと雨宮くんがいて、比較的賑やかですね。一緒になったというからには、今後何らかの絡みなどがありそうです。イベント事などで。
 チームメイトたちがけっこうバラバラに分散しちゃいましたが、一緒なら一緒でストーリーに制限などが出そうですし、これくらいのバラつきはむしろ自然でしょう。もしシオンちゃんと誰かが同じクラスだったら、いつぞやの落語作戦みたいな話を作るのが難しくなりそうですしね。

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 レオナちゃんの魅力に撃ちぬかれた男子生徒が数名いましたが、彼らはなぜ赤くなって・・・いや、わかります。これだけ可愛ければ、男子でもときめいてしまうものです。「神も許す」と辞世の句を詠んで撃沈した男子より、黙って赤くなっている男子の方が、深刻度としてはヤバそうです。
 女子は女子で、ドロシーちゃんのときみたいに「かわいー」という反応ではなく、やはり黙って赤くなっているのがマジっぽくて、今後タイヘンそうです。それを言うなら、ドロシーちゃんやシオンちゃんもタイヘンそうなもんですが、彼女たちのスター性以上の、なんというかセクシャルな感じが、レオナちゃんにはあるんですよね。性別という概念を越えたアイドルだから、色んな人を、ちょっと違う魅力で惹き込んでいるのかもしれません。

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 当然、いいんちょはレオナちゃんのことを気にして視線をチラりとやりますが、それを見逃さなかったのは雨宮くん。さすがいいんちょの腰巾着だけあって、いいんちょのことをよく把握しています。彼女の後ろに座っているのに、「見ていた!」と確信していましたからね(恐らく頭の動きとかを見て?)。ちょっとヤンデレ気質なのが怖いですが(笑)。

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 お昼休み、ドロシーちゃんと食事しようとすると、先ほど約束していたらしい女子生徒たちがやってきます。
 先に約束していたからか、レオナちゃんはそっちを優先させようとしたので、ドロシーちゃんが当然のように強権を発動! 彼女の言いなりであるレオナちゃんは、クラスメイトの誘いを断ってドロシーちゃんと食べるということに落ち着きました。クラスメイトたちは「仲の良い姉妹(面倒なので姉妹で)」くらいにしか思っていないようですが、人によっては、変に勘ぐったりしそうな関係でしたよね。同タカラトミーのカードゲームアニメでありそうな。
 この悶着が起きたのは渡り廊下のようでしたが、らぁらちゃんやなおちゃんがいたり、「めしめしひるめし~」とノリのいい台詞を吐く男子がいたりと、賑やかなシーンでした。この場所は小学生と中学生が同時に存在するような特殊な場所だったんでしょうね。本来まったく意味ないはずなのに、この場にらぁらちゃんたちが映っていたのが細かい描写でした。昼休みになわとびというのも、リアル小学生っぽくてイイ。うまく「小中一貫」の学校っぽさが出ていましたね。
 しかも、この場にはシオンちゃんも居合わせていて、優柔不断なレオナちゃんに呆れていました。クラスが違う都合上、こういうときに出くわすしかないのでしょうね。

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 プリパラで集まったドレッシングパフェは、ウサギ司会による対ソラミスマイル緊急対策会議を行います。あの出会いから、もうひと月経ってたんですね。
 見えないところで2チームは対決を繰り返していたようですが、引き分け続きというだけでなく、ウサギの口ぶりからすると、負けることもあったのかもしれません。「勝てていない」という表現でしたからね。

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 ドロシーちゃんは「まだひと月」という感覚で、レオナちゃんもそれに同調しますが、シオンちゃん的には「もうひと月」で、彼女たちの意識の違いがわかりますね。シオンちゃんはさすがひとつの分野を極めただけあるプロフェッショナルなので、意識が高いです。
 ドロシーちゃんには謎の自信があり、それが彼女のいいところでもあるわけですが、シオンちゃんからすれば意味不明の根拠の無い自信のように見えるのでしょう。シオンちゃんは囲碁チャンピオンということもあって、けっこう論理的というか、理詰めの考えをしていますからね。
 二人が喧嘩したことで、石鹸水の出番です。ウサギもレオナちゃんに仲裁を丸なげしたりと、なかなかドレッシングパフェの扱いには慣れてきているようです。そりゃあ、出会い、結成してからひと月も経っているんですからね。彼としては、心労はなるべく減らしたいでしょうし。

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 ソラミ対策として、シオンちゃんはメイキングドラマ作りを提案。しかしウサギは、出会った頃を思い出してゲッソリ。憎々しいキャラである分、こうやって苦労しているのを見ると同情できるというか、いい気味という感じですね。

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 シオンちゃんは碁石を使ったMD、ドロシーちゃんは彼女のかわいさ全開のMDを提案。どちらの主張もよくわかるようでよくわからない、抽象的な説明なのが面白いです。二人とも、自分のイメージを伝えるのに必死というか。
 レオナちゃんに提案させるシオンちゃんでしたが、当のレオナちゃんは決定に従うまでという、彼女らしい答え。このときドロシーちゃんに加勢しなかったのが意外でした。彼女の口癖からすると、「ドロシーがそう言うなら」とばかりに、姉に加勢しそうでしたが、ちゃんとシオンちゃんも尊重して、「二人のいいほうで」という答え方をしたのがレオナちゃんらしさなんでしょうね。
 しかし、シオンちゃんからすれば、主体性のないアイドルとしか見えず、そのことを指摘します。ドロシーちゃんが擁護しますが、いつもこうやって彼女が出てくるから、レオナちゃんは守られていたのでしょうね。ドロシーちゃんくらいでは引き下がらないシオンちゃんは、さらにレオナちゃんを追及。表情に影が差すシーンは、プリパラながらシリアスでスリリングな展開・表現だったと思います。本来なら影をつけなくてもいいくらいの顔の角度でしたけど、影がついたことで、彼女が俯いているのだとわかりますし、表情の曇り方も如実になります。それだけ、シオンちゃんの指摘が彼女の心に突き刺さったことを表現できていました。
 結果、シオンちゃんはレオナちゃんにMD作りを任せることにします。ドロシーちゃんはほとんど無視する形でしたが、自分の主張も横にやって、レオナちゃんに全てを任せるというのは、なかなか大胆な決断でしたね。でも、いざというときには自分の意見さえひっこめる、というのは彼女の先読みの力かもしれませんし、それが最終的にはいい方向へ転がったようですから、シオンちゃんの采配もさすがですね。このチームのリーダー(だよね?)をやっているだけあります。

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 ここでAパートは終わり、アイキャッチを挟んでBパートへ。レオナちゃんの性別バレがあったことで、彼女のアイキャッチも解禁!
 どう見ても女の子なのに、意外と男子の制服が似合っているのが面白いですよね。一応、まつげが描かれていないとか、他のキャラクターとは差別化されていますが、それでもなぜだかしっくりくる制服姿です。

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 Bパート開始早々、シオンちゃんの教室に乗り込むドロシーちゃん。彼女は本を読んでいましたが、人気アイドルだからって、つねに誰かに囲まれているわけじゃあないんですね。ま、それだと疲れてしまいますし、クラスメイトは次第に慣れていって、彼女のことをいちクラスメイトと認識してそうです。その方が、シオンちゃんとしても気が楽でしょうからね。ずっとアイドルしているわけじゃなく、学校にいる間はいち生徒として過ごせるという感じでしょう。ここでも本を読んでいましたけど、彼女は勤勉なのか、それとも囲碁をしていないときは本を読むくらいしか、することがないのかな。
 ドロシーちゃんの言葉で、レオナちゃんがひとりで何かをしている、ということを察したシオンちゃん。レオナちゃんの成長を見守るあたり、彼女の方がお姉さんっぽいですね。ドロシーちゃんは、ある意味でレオナちゃんに依存していますし、双子とはいうものの、どちらが姉なのかは明確にされてないですよね? 日本では、先に出てきた方が上、という感覚が多いようですが、「長く胎内にいた方が上」という考え方もあるらしいですし、こういうところを見ると、ドロシーちゃんは妹っぽくも見えますからね。ウエスト姉妹にはそれほど上・下という感覚はなさそうです。

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 木にもたれて、真昼の月を見上げていたレオナちゃん。物思いにふける図も、さすがアイドル、絵になりますね。
 そんなところへ、「月よね」と同意する声が。レオナちゃんが振り返ると、陸上に打ち上げられた巨大クラゲさながらの、そふぃさんを発見。一度クラゲに見間違えてしまったレオナちゃんですが、冷静に考えて、クラゲには間違えないような・・・(汗)。あ、でもらぁらちゃんも、出会ったときはクラゲに見間違えていましたし、存外、そふぃさんの気だるさと髪の毛のふよふよ具合は、クラゲっぽさがあるのでしょう。
 「そふぃさん?」と尋ねられて、「はい」と答えるところが実にシュールでした。返事をするのは変なことではないですし、別に普通のことなんですが、そふぃさんが短く言葉を発すると、なぜだか笑えるという。

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 なぜこんなところに、という質問の答えになっているかは不明ですが、そふぃさんは「体力ないの」「地面はお布団だから」と答えます。地面は布団・・・なんだか名言っぽく聞こえますが、よく聞くと面白い台詞です。よく聞かなくても面白い?
 そふぃさんとレオナちゃんの邂逅は、ゆる~い雰囲気になりますが、それがイイ空気感になっていました。同調しておだやか波長が強化されているような感じさえあります。

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 月を見ていたレオナちゃんは、自分を月、ドロシーちゃんを太陽だと表現します。ちょっと後ろ向きに思える表現でしたが、実に的を射ていましたし、そこを否定せずに同調するそふぃさんの対応も素晴らしい。意識した対応ってわけじゃないでしょうし、天然ゆえの返しだったでしょうけど、それがレオナちゃんにはいい影響を与えたようです。否定してくるシオンちゃんと、守ろうとするドロシーちゃん、同調するそふぃさんで、レオナちゃんは周りに恵まれていますね。
 レオナちゃんが月というのも絶妙でしたけど、そこからそふぃさんのクラゲ=海月に繋げるのはすごい巧妙な構成でした。空気感だけでなく、そういう部分でも二人は似ているということでしょう。空に浮かぶ月と、海に浮かぶ月で。

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 そんな緩い空気感をぶち壊す、盛大ならぁらちゃんのくしゃみが校内に響き渡ります。大声というわけじゃなく、「創立者の像の目の前」というのが校則にひっかかったようで、いいんちょはゴールデン違反チケットを、これまた盛大に叩きつけました。違反理由はこじつけっぽかったですが、今までも意味不明な校則は多々ありましたから、今更といえば今更です。
 金色のチケットを頭につけ、いつものららべこ状態のらぁらちゃんが相変わらず可愛い。「ぎょえ~」という変なうめき声も健在で、またまた可愛いです。もう、らぁらちゃんには「可愛い」という評価しか出てこないほどです(適当すぎ?)。

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 ゴールデン違反チケットをもらったので、何か大きな罰があるかと思いきや、放課後の交流会をお手伝いするとのこと。罰らしい罰ではなかったですが、ストーリーを展開させるための自然な流れではありました。まさか違反チケットが本筋のアクセントというだけでなく、本筋に絡んだというのは意外でしたが。
 罰らしい罰がなくて肩透かしではありましたが、これから枚数が増えないとも限りませんし、300枚でプラチナチケット、なんてこともありそうですが、それだとゴールデンチケットのときの繰り返しになってしまいそうなので、違反チケット展開はこれで終了しそうでもあります。なくなったらなくなったで寂しいですし、らぁらちゃんが急に優等生になるとも限らないので(オイ)、枚数自体は増えていくかな? 最終的に何枚になるのか気になりますね。

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 らぁらちゃんがゴールデンチケットをもらうシーンを見ていたそふぃさんとレオナちゃん。そふぃさんの自分語りは、レオナちゃんにも思うところがあったことでしょう。キツく当たるタイプのシオンちゃんの後押しとは違い、そふぃさんは、似た立場からの優しい後押しでしたね。どちらが良い悪いではなく、こういう色んな応援があればこそ、レオナちゃんも変わろうと思えるのかもしれません。この二人がいなかったら、レオナちゃんはずっとドロシーちゃんの月ではなく、ドロシーちゃんの影だったかもしれませんからね。

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 メイキングドラマにどういう思いを込めるか考えるレオナちゃん。ノートの錨マークは、フォーチュンパーティーのマークと言って差し支えないのでしょうけど、改めて見ると、このマークって男性を表す♂と、女性を表す♀が混ざっているように見えますし、ウエスト姉妹をあらわすのにもピッタリなマークと言えますよね。だからこそ、ウエスト姉妹は双子で、男らしい女のドロシーちゃんと、女らしい男のレオナちゃんというキャラクターなのかもしれません。
 レオナちゃんを探してドロシーちゃんがやってきました。さらに、そこを通り過ぎていくらぁらちゃんと幼稚園児一行が。園児と小学生の交流会という割には、小学生はらぁらちゃんくらいしかいなかったように思いますが、交流会はこのまた後で、らぁらちゃんはそこまで引率していただけっぽいですね。実際には交流会に出る小学生は別にいて、そこまで案内していたんでしょう。
 小学生たちが出向くのではなく、園児たちを連れてくる、というのはちょっとアレかもと思いましたが、小学生たちが行くのでは、こうやって交流会の場面にレオナちゃんたちが出くわすのが難しくなりますし、彼女たちの活動範囲に園児が必要な展開だとしたら、らぁらちゃんが連れてくるしかなかったんでしょうね。やはり、学年やクラスがバラバラなので、展開に制限があってタイヘンそうです。それを感じさせない脚本は見事ですけどね。

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 園児と大差ないからかもしれませんが、らぁらちゃんが注意すると、園児に「お姉ちゃんもね」と返されます。このときずっこけてかしこまするらぁらちゃんが実に可愛いです。本当、らぁらちゃんには可愛いしか感想が出てこない・・・。
 そこにやってきたのはシオンちゃん。ドロシーちゃんを追って、という感じなのか、はたまた帰宅途中だったのか。「子供が子供の~」という彼女の感想は、まさに見たまんまをズバッと言いましたね。こういうキャラではありますけど、少々キツイ性格に見えなくもないですし、シオンちゃんの女児人気が気になります。案外、こういう姉御タイプは人気が出そうでもありますが、どうなんでしょう。カッコイイ女性という感じで。

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 大きなオモチャを持っていたからか、前を見ていなかった園児がシオンちゃんにぶつかってしまいます。前が見えないのは危険ですし、シオンちゃんの注意は、むしろ親がしっかりやるべきものですから、決して悪いことではないんですが、園児にしてみれば泣いてしまうのは無理もないでしょう。泣かれるからといって叱るのを遠慮していては、子供のためにもなりませんからね。最近はそういう親が非常に多いように見受けられますし、シオンちゃんを見習って欲しいところです。
 園児が持っていたオモチャには、Sライジンらしき絵が載っていました。このアニメを作っているタツノコプロといえばゴールドライタンですが、それをパロディしたシルバーライジンは、前作プリティーリズム・レインボーライブでもちょっとだけ登場していましたね。あれはコウジくんの子供の頃のノートだったかな? ・・・ここまで思い出したところで、あんなちょっとした小ネタをここまで覚えているのは、プリティーリズム信者くらいだろうなぁと、自分の記憶力にちょっぴり恐怖します。でも、ファンの人はだいだい覚えているようですし、ちょっとの登場でも、それだけ強烈なネタだったと言えます。

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 シオンちゃんは「失敬」とか、古風な言い回しがカッコイイですが、同時にちょっと古風な考え方でもあるというか、そもそも子どもとは相性が悪いのかもしれません。プロ意識と子供って、大人と子供くらい、相反する要素かもしれませんからね。
 泣いた園児をうまくあやすことができないシオンちゃんは、「泣くなってば泣くな!」と怒鳴ることしかできませんでした。さすがにここは悪手というか手詰まりというか、色んな分野に通じるシオンちゃんでも、どうすることもできなかったようです。こういうとき、囲碁の知識や経験はさすがに役立たずということでしょうか。

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 ドロシーちゃんがやってきて、ダメだなぁと上から目線で語ります。普段から対立していることもあって、シオンちゃんが失敗しているのはさぞ嬉しいのかもしれません。
 そしていざ、ドロシーちゃんが園児をあやそうとしますが、ドロシーちゃんの決まり文句・決め顔は、自分の魅力を押し出す(押し付ける?)ものですし、子供とは、これまた相性が悪いようです。あの男子生徒みたいな、魅力で黙らせるタイプには効果的なんでしょうけどね。
 あざといタイプのアイドル像ですし、それもまた子供とは反発するタイプかな。子供が泣くときって、主張したり我を通したいときが多いらしいですし、そんなときに、強烈な「我」を持ったドロシーちゃんの存在は、逆に邪魔だったことでしょう。そういうのを無意識のうちに計算して実行するのが子供の本能ですからね。マックスやだああああ!
 その後マックス光線をまき散らしたのはさらなるミステイクでしたし、見たとおり強烈な光が出ていたとしたら、それに驚いて泣き叫んじゃう園児たちの気持ちもわかります。って、普通に流してましたけど、マックス光線ってなんなんだろう・・・(汗)。

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 むしろシオンちゃん以上に園児を泣かせてしまい被害を拡散させてしまったドロシーちゃん。それが彼女らしいっちゃらしいですね。そして「待て~い」と追いかけるシオンちゃんも、相変わらず古風なことで。
 逃げ惑う園児のうち、一人がレオナちゃんのところにたどり着きました。ドロシーちゃんがマックス光線なら、レオナちゃんのはさしずめリラックス光線といったところでしょうか。
 リラックス光線の結果、泣いている園児を落ち着けたどころか、どんどん子供たちが寄ってくることに。これが子供吸引力・・・。マックス光線は、対となる、子供を遠ざける子供反発力でもあったのかもしれませんね。

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 園児たちは、ナチュラルに「お姉ちゃん」と呼んでいましたが、それでいいのか・・・。
 社会的に定義づけられる性別はジェンダーと言いますが、この時、この場所において、レオナちゃんはジェンダー「女」を獲得していたと言えるでしょう。しかも、そういう話を出したわけではないので、周囲からの強制的な付与ではなく、レオナちゃんからにじみ出る魅力が、周囲をそうさせたと言えますね。強制的な付与という意味では、「小さい頃から女物を着ていた」の方が当てはまるでしょう。だからこそ女性らしいフェロモンや仕草などを獲得できたとも言えますが、だからといって女だと言いはっているわけではないですし、女や男で悩んでいる様子もないので、「レオナちゃんを苦しめた」ということで親を責めることもできません。
 そもそも、このことは別に誰かを責めればいい問題ではなく、こんな境遇のレオナちゃんを受け入れられる環境・社会ができているかどうかの方が大事でしょう。もし校長みたいな考え方が多ければ、レオナちゃんにとっては窮屈な生活が続くはずですが、らぁらちゃんや園児たちのような子ばかりなら、レオナちゃんは幸せなです。それが特別なことではなく、ごく自然なことになってくれるのが理想なんですけどね。
 本作は、性別の問題には深く踏み込まないように思えますが、こういう些細なシーンで、どういうスタンスなのかを読み取れますね。なるべく明るく、軽く触れるということ。男や女にこだわるのは校長のような「古い考え」であること。レオナちゃんは、肉体的にはどうであれ、それ以外の部分では女であるということです。それが純粋な子供たちの「お姉ちゃん」にあらわれていましたし、それが全てでしょう。

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 はぐれていた園児が一人いて、その子は木に引っかかった風船を、モノ惜しそうに見上げていました。絶対に無理な高さなのに、迷いなく「取ってあげる」と言えるらぁらちゃんが、久々にイケメン力を発揮していましたね。頼まれると断れないタチなので、子供に頼まれて「かしこま!」な流れもあり得ましたが、そうではなく、らぁらちゃん自らが言い出したのがすごく印象的でした。
 当然届くはずもなく、何度かジャンプして地面に倒れるらぁらちゃんが無残ながら可愛すぎます。

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 「お姉ちゃん、助けてあげて」という園児たちに、レオナちゃんは慈愛の女神のようなほほ笑みを見せます。なんやこの色気・・・!
 もう園児たちのお姉ちゃん呼びには結論が出ているのでツッコミませんが、男子だとわかったとたん、もともとあった色気が数倍に増したように思えるのは気のせいでしょうか。男子の制服だって似合ってますし、他キャラと違ってまつげも描かれてませんし、明らかに「男子より」な描かれ方をしているにも関わらず、です。
 ニューハーフや、通称オネェと呼ばれている人たちは、女性以上に、男性にとって魅力的な女性を演じやすいそうです。そりゃあ男性ですから、男性の趣味嗜好には精通していますし、なるほど道理です。しかし、それだけではなく、ギャップによる「印象の強化」も起こっているのではないか、とも思いますね。
 平和な世界観で平和を説いても説得力のある物語にはなりません。平和の大切さを伝えるためには、戦争や殺戮など、逆の要素が必要になります。幸せの尊さは、不幸でこそ描ける、ということですね。安全運転の大切さは、交通事故じゃないと描けません。
 シオンちゃんやドロシーちゃんが魅力的だとしても、それは「そうだから」としか言えませんし、脈略のないことを言えば「アニメだから」「そういうキャラデザインだから」、極論「女子だから」と言えます。アニメの女子キャラクターでブサイクな子って、ほとんどいませんからね。
 しかし、レオナちゃんは「男」です。ここで、少なくとも確実に「男なのに可愛い」という事象(ギャップ)が発生します。可愛い男の子だってアニメでは珍しくないですけど、それでも、我々は感覚のどこかで、「男=可愛い」という印象を持てておらず、だからこそギャップを認識し、レオナちゃんの「可愛さ(印象)」が「強化」されてしまうのでしょう。
 とにかく言いたいことは、ギャップ萌えという言葉は、実はとても合理的かつ、科学的な根拠に基づいた感覚なんだなぁということです。ヤンキーが時折見せる優しさしかり、極貧生活に差し伸べられる救いの手しかり。

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 前言撤回、レオナちゃんの性別については、実はもう少し議論が必要で、「なぜこの様な要素を与えたか」というのも注目ポイントです。ここまでの内容ならば、ドロシーちゃんとは違って「気弱な妹」みたいなキャラ付けでもよかったのでは、という反論は、出てきてもおかしくはないでしょう。
 この後、レオナちゃんは木に軽々とのぼって、女の子の風船を取ってあげました。こういうシーンでは、彼女の男性らしい頼もしさがあらわれていましたし、実際にこういう場面を目の当たりにすることで、「男の子なんだなぁ」という実感が得られます。でも、こういうシーンがあったからといって、レオナちゃんが男である必要性・・・いえ、必然性には繋がりません(物語は、可能な限り必然性を持って描かれるべきだと思っています)。そして、この違和感は同時に、この回で語りたかった本当のことが見えてくるようにも思えます。
 一応、レオナちゃんが男という前振りなのか、ドロシーちゃんは男言葉で僕っ娘で、「男っぽい女」というキャラ付けになっていました。そんな彼女と対をなす双子のレオナちゃんなら、「女っぽい男」であっても不思議ではありませんね。
 流行り(?)の男の娘をメインキャラに据えるという采配もあったのかもしれません。それなら双子にして、その片方を・・・という発想に行き着いても無理はありませんからね。あとは、やはり主夫の登場や女性の社会進出、そして現実でも女装男子やオネェというキャラクターが出てきている風潮もありますけど、それに伴ってかどうなのか、自分の性別で悩む男の子というのもいそうなものです。そういう子たちに配慮し、別け隔てなく接する、というスタンスを見せた回だったのではないでしょうか。
 つまり、リアルレオナちゃんのような子がいた場合の対応例、という感じで、プリパラが「見本」を見せてくれたように思えます。リアルレオナちゃんがいたとすれば、やはり同世代の男子からはいじめられたり嫌われたり、女子の輪にだって入ることができず、かなり厳しい立場に追いやられることでしょうけど、今回の内容みたいに、それをまったく気にせずに接してあげられるなら、レオナちゃんのように幸せな生活ができるでしょう。そして同時に、リアルレオナちゃんのような子がいた場合、今回の話はとても勇気付けられる内容だったんじゃないでしょうか。レオナちゃんが認められるシーンなんかは、性差に苦しむ子たちの応援になっていたようにも見えます。
 プリパラのテーマのひとつに「友達の輪」があると勝手に思っていますが、それは同時に、レオナちゃんのような子や、大神田校長のような人、ウサギやファルルちゃんといった、どんな人とも友達になれることが、素晴らしいことではないでしょうか。そういう壮大なテーマの第一歩、というわけじゃないですが、それを改めてわからせてくれる内容だったと言えます(友達の輪は、栄子ちゃんやラブちゃんたちとの描写で、着実に広げていましたからね)。

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 風船を取ってあげたときの、らぁらちゃんの「やった~!すご~い!」という、もう園児と大差ない反応には笑います。いいんちょが最近まで小学生だったように、らぁらちゃんも最近まで幼稚園児だったわけなので(保育園かもしれませんが、恐らく幼稚園からのエレベーター式?)、それも無理はないですが。
 シオンちゃんは、レオナちゃんの性格を優柔不断と切り捨てましたが、ここまで見せつけられて、それを「天性の優しさ」だと認識を改めました。ひとつの分野を極めた彼女だからかもしれませんが、それまで「優柔不断」に見えていたレオナちゃんのスタンスが、実はそれを遥かに上回る、究極の優しさであると気づけたのでしょう。ある意味、レオナちゃんは「優しさ」において、その分野を極めていると言えるのかもしれません。だからこそ、その突き抜けた優しさに、シオンちゃんも感服したのでしょうね。

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 レオナちゃんも、園児たち(+らぁらちゃん?)と触れ合うことで、自分の優しさがどういうものなのか、優しく接することで何を与えて、何を得ていたのかに気づきます。自然に園児に混ざっていたらぁらちゃんが違和感なさすぎる・・・(笑)。
 そして見事、レオナちゃんはメイキングドラマを完成させます。「できたじゃないか!」と、自分のことのように喜ぶシオンちゃんの声が素敵でしたね。こういう声のわずかなニュアンスを出すのが、シオン役の山北さんは上手な印象があります。声優なら当然なのかもしれませんが、シオンちゃんを演じる以上、かなりの力量は要求されているでしょうからね。素の声は知らないのですが、ある意味、キャスティングで救われているところもあったりするのかな?

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 今回の対決、まずはソラミスマイルからの登場でした。先攻は、あっ・・・(察し)。
 めが姉ぇが無言で立つ受付をスルーしていくシーンはちょっとシュールかな、と思いましたが、普段のライブでいちいち挨拶をかわすこともなさそうですし、むしろ普段の光景が見れたような感覚でしたね。ここで一言二言会話する方が珍しいのでしょう。
 みれぃちゃんは「今日こそ勝つぷり」と言っていたので、ソラミVSドレパは、ドレパの無勝状態かと思っていましたが、だからといってソラミが数回勝ったというわけでもなく、今日の今日までずっと互角の均衡を保っていたようですね。だとすると、やはり先に勝った者の方が、対決勝負としては先んじるということになります。ドレパは先手必勝することができるのか!?(もはや先手でも何でもない)
 ソラミの演目は、当然ながら今回もPPP! 着替え中にすでにイントロが流れていたり、着替えシーンも省略されたり、メイキングドラマも変化がなかったりと、個人的には大好きで何度見ても飽きないライブですが、新たな秘策を用意してきたドレパに比べると、やはり見劣りしそうです。観客をより楽しませた方が勝ち、ということなら、ドレパの方が準備がよかったですしね。ソラミスマイルは今の構成を過信していたというか、ちょっと慢心していたところがある?

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 ドレッシングパフェ、今回のコーデはマーチングコーデ! まさしくフォーチュンパーティーらしい服ですね。ロックさとはかけ離れているように見えますが、マーチングだと、各部の装飾が男らしくもあり、ドレッシングパフェにはピッタリなコーデに見えます。ドレパの三人は、どこかしら男っぽいところがありますからね(レオナちゃんに限っては「っぽい」でさえありませんし)。

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 貴公子という単語が似合いそうなドレッシングパフェが「D&D」を披露。今までのロックな服装だと、アウトローっぽくていかにもライバルな風貌でしたけど、マーチングコーデになると正統派なカッコよさがありますね。これが不良が時折見せる優しさか(違)。

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 さらに、今回はライブ中に、レオナちゃんのモノローグが挿入されました。レオナちゃん一人を映すカメラアングルは初めてですし、彼女の決意にも似た強い感情が、このモノローグから感じ取れました。
 こういう演出が入ると、やはりライブへの意気込みや思いは(今回に限っては)ソラミより勝っていると思えますし、さらに新メイキングドラマもあっちゃあ、勝敗は見えたようなものですね。

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 そして、さっそくメイキングドラマがスイッチオン! ステージを飛び出して(?)、プリパラタウンを駆けていく「全力ダッシュ!飛ばせバル~ン!」が初お披露目!
 三人の走る動きはちょっと違和感があり、「走る」動作の難しさを思い知らされましたが、三人がそれぞれ「全力ダーッシュ!」と叫ぶところは、まるで必殺技を叫んでいるようにも見えて、すごく爽快なシーンでした。かまいたちモブも見れましたが、走っている道にハート型の風船が飛んでいくのもいいですね。
 その後、気球に乗って三人が手を振りますが、ぶっちゃけサブタイトル効果もあって、「全力ダーッシュ!」の印象が強く、その後の「飛ばせバルーン」まで含めてメイキングドラマ名だとは、最初のうちは気づきませんでした。最後の気球シーンも派手さはなく穏やかな映像なので、解放乙女みたいな「決め!」という感じがないのはちょっと大人しい印象でしたね。その大人しさや穏やかさは、レオナちゃんっぽくもありますが。全力ダッシュ部分がドロシーちゃんで、飛ばせバルーン部分がレオナちゃんイメージだったり?

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 クライマックスのサイリウムチェンジ! 今まではシオンちゃんを映すことが多かったサイリウムチェンジもレオナちゃんバージョンになっていて、もう今回は何から何までレオナちゃん仕様でしたね。レオナちゃんファン必見にして永久保存版の内容だったと言えるでしょう。

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 結果発表で、ドレッシングパフェに軍配が上がります! この一ヶ月、2チームはずっと同点が続いていましたが、その均衡はドレッシングパフェの勝利によって崩されました。ライバルに先んじられてしまいましたが、ソラミスマイルも後塵を拝したことで、これからどんどんパワーアップしていくことでしょう。そのためのいい刺激になったと思えば、ドレパの勝利も別段驚きはありませんでしたね。
 ソラミスマイルの追い上げもあるでしょうが、ドレッシングパフェも、ここから落ちていかず、さらに上を目指していって欲しいところです。それこそ、シオンちゃんの目指す「切磋琢磨」の関係ですからね。

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 さらにさらに! レオナちゃんはこのライブでランクアップ! これでドロシーちゃんと同じランクになったというあたり、アイドルランクでいえばドロシーちゃんが上のようですが、やはりそれは姉と弟だからかな? 単純なプリパラ歴の問題? 色気という点ならレオナちゃんが優勢ですが、積極的に前に出る性格やあざとさなど、アイドルらしさという点ではドロシーちゃんは優秀ですからね。そういうところで、二人には差がついていたのかもしれません。
 ナチュラルに抱きつき、笑い合うウエスト姉妹ですが、彼女たちが男女だと考えると、そこはかとなくインモラルな雰囲気が・・・。彼女たちが意識していないので、我々が意識しても滑稽なだけでしょうけど、なんだかロールシャッハ・テストみたいというか、見ている側が試される図だったように思えます。考えすぎなだけでしょうけどね。
 シオンちゃんもレオナちゃんへの評価を改め、ウサギも初勝利でご満悦です。そんなシーンを(何故だか)覗き見ていたクマですが、負けたクマが前向きすぎてもはやクマらしくない域までいってしまってそうです。ウサギはほどよく地に落ちて、彼らしい悪知恵を働かせながら悪戦苦闘している感じが伝わってきますが、クマはもう中身が変わったんじゃないかというくらい、人(?)がいいですよね。最初の印象が悪かっただけで、これがクマの素だと考えれば自然なのでしょうけど。

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 学校で、そふぃさんにお礼を言うレオナちゃん。そこでトモチケ交換もして、プリパラ特有の要素である「友達の輪」が広がったことを表現しました。
 半ば恒例行事と化していましたし、今回の内容的に、そふぃさんとレオナちゃんがパキるのはわかりきっていましたが、このことをドロシーちゃんがどう思うのか気になるところです。ドロシーちゃんの言いなりではなく、自分から自主的に交換したので、レオナちゃんにも自我ができてきたというか、ドロシーちゃんの月というだけではなく、自ら行動する(輝こうとする)ようになった変化のあらわれでもありましたね。
 レオナちゃんの自主性が増したのはいいとして、このシーンで気になったのは、そふぃさんが噛みしめるように「他人の役に立った」ことを実感していたことです。まるで、自分は守られてばかり、誰の役にも立てないと思っていて、その考えが覆されたシーンのように見えました。これが強い自覚となって、後々、誰かのために頑張るという強い意識を持つようになるのかもしれません。
 個人的には、ウサギを善人にしてやれるのはそふぃさんじゃないか、と思っています。今はドレパとうまくやっているウサギですし、彼女たちでもウサギの性根を叩き直してやれそうなパワーは感じますが、やはり彼の転換期と言えば、そふぃさんとの出会いと別れではないでしょうか。彼の人生に大きく影響を与えた彼女だからこそ、正しい道に戻してやれるのもそふぃさんしかいないような気がしています。

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 さて、次回はみれぃちゃんとクマの出会いということで、二人の出会いが描かれます。2クール目はてっきりドレパ猛プッシュだと思っていたので、ここにきてみれぃちゃんをクローズアップするのは意外でしたが、二人の出会いは前々から気になっていたことではありますし、バランスのいい描写配分と言えますね。ソラミとドレパを交互に、しかもどちらか一方にかかりっきりにならないよう気を配った内容になっていくんだと思います。今回もそうでしたし、そのバランス配分も見事でした。

 というわけで、プリパラ感想でした。

 いつ誰が見てもいいように、あまり現在の状況は書かないタイプのわたしですが、現状の一ヶ月近く遅れていることだけは、我ながら情けないの一言。師走に入っていることですし、ここから大晦日にスパートをかけられれば・・・! (こうやって口に出すことで意識を高め、集中力を増す作戦)。
 プリパラに関しても、それ以外のモノに関しても、もっと書いていきたいと思っているので、とりあえず、その理想に近づけるよう頑張る次第です。一年の総括とかもやってみたいなぁ(また無謀な計画を立てては未遂に終わる展開が読める・・・)。
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全然思いもよらなかったです
ファンの間ではレオナちゃんの男説が広がっていたとは驚きでした。

私などはズボンをはいているシーンを見ても、まだ意味が分かりませんでした。最近はズボンをはいているだけじゃ男の証拠にはなりませんから。

でもレオナが幼児達に言った「きみたちが望むのなら」は非常に男らしいセリフだなと思いました。女性からは絶対出てこない言葉ですね。女性の場合、複数の人が望むからどうするってことはないですからね。「あなたがそう望むのなら」というのはあるのですが。

シオンとレオナは意外といいカップリングになりそうですね。
2014/12/13(土) 00:06:58 | URL | セラフィー #nC.ztqL6 [ 編集 ]
失礼、シオンではなくてソフィーです。
2014/12/16(火) 08:14:10 | URL | セラフィー #oWGK8OJE [ 編集 ]
Re: 全然思いもよらなかったです
「君たちが~」の台詞に男らしさ・・・ですか。確かに、女性だと献身であったり自己中だったりして、大多数の幸福というのはいまいちイメージが違うようにも思えますし、なるほど、男らしい台詞かもしれません。

でも、よくよく考えると、大多数の笑顔って「アイドル」に通じるところがありますし、そういう意味じゃあ、実に「アイドルらしい」発言だったと言えるかもしれません。男らしさ女らしさにこだわる以前に、レオナちゃんは「アイドルらしい」のかもしれませんね。

彼女(男子ですが)の男説に関しては、文中通りですが、実際それらの情報が出揃うと、疑いたくなるものでしょう。一人だけまつ毛なし、児童誌などに「女」と明言する説明が一切なく、ミルコレのキャラクターカードも違和感あるらしいので、その違和感が積み重なって、男説が浮上したのでしょう。彼女を女だと断定させるためには、ひとこと、「双子の妹」とか「大人しい少女」とかいう記述があればいいわけですからね。それらが、まるで徹底するように一切なかったのは、やはり彼女が男だからでしょう。

プリティーリズム・シリーズから追いかけているファンは、勘ぐるのがもう習慣になっちゃっているでしょうし、予想が外れたところでデメリットはありませんからね。むしろ予想を外されて喜ぶ変な人種ですし(笑)、楽しむ上で、無茶な仮説を立てることもあります。それがたまたま正解した、という感じでもあるのでしょうね、今回の件は。

もちろん、だからといって彼女が男だと断定できないのも事実ですが、判明時にあそこまで大騒ぎしておいて、これで男じゃない方がファンや視聴者の反感を買いそうですし、学校まで騙していることになるので、さすがにそれはなさそうに思えます。男性器を描くわけにもいきませんからね。
2014/12/20(土) 03:52:38 | URL | itimonji #- [ 編集 ]
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