寄り道ブログ
寄り道な人生をしています。読んだ小説や、見た映画・アニメの感想などを投稿していきます。
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TVアニメ プリパラ #23 「プリパラ最後の日でっすわ!」 感想
プリパラ23-11

 大神田校長の驚異的快進撃により、パプリカ学園は壊滅状態! あらゆる手段で圧倒され、打つ手なしのソラミスマイルとドレッシングパフェでしたが、それでもシオンちゃんやドロシーちゃんは、行動に移さずにはいられませんでした。
 校長の過去をちょっとずつ見せていく手法もさることながら、この強敵感の演出は見事。どうすれば打開できるのかわからない展開になっているからこそ、続きにワクワクするものですし、この現状が打破できたときのカタルシスはすごいものになるでしょう。ギャグだけで終わらせないしっかりとした構造が、本作は魅力的ですよね。

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 アバンでは、前回の学園祭がいい結果に終わったことを思わせることを、他の生徒たちが言ってくれました。中学はプリパラに対してオープンなのも、こういう会話が生まれる要因でしょうね。でも、逆に中学はプリパラを禁止されていないはずなので、こういう会話が出てくるのはちょっぴりおかしい気もします。小学→中学と進むにつれて趣味や興味、進路などが多様化していき、プリパラに行かない子の比率が増えるのかもしれません。全ての女子の憧れ、みたいに言われていたアイドルですが、囲碁に打ち込んでいたシオンちゃんがいたように、やはりアイドルとは無縁の子も相当数はいるようですね。
 プリパラにオープンな中学に憧れるなおちゃん。らぁらちゃんはなおちゃんとの誓いを忘れておらず、校長に認めてもらうために、改めて意気込みます。しかし、前回ラストの狂気に満ちた校長を見ていると、その道は険しく困難だと予感させます。ここでも校長が、不敵に何かを計画しているところが映っていましたからね。

プリパラ23-01
 中等部の朝礼で、いたのかどうかも曖昧だった中学の校長が登場。しかも登場早々、退職を伝えるという捨てキャラ具合がいっそ清々しい。さすがにこのあたりに大神田校長の工作が働いているとは思いませんが、けっこうお年をめしてそうなこの校長がいまさら育児に専念というのもおかしい話ですし、そこのチグハグさがそこはかとないギャグになっていました。見た目より若いのか、それとも歳の差婚だったからこの年齢で子供が生まれたのか・・・でもそれだと相手が若いはずなので、収入の多いであろう校長が退職するというのも変な話です。とにかく、この退職あるあるでもある「育児に専念」を、この見た目(オイ)の校長が今更やる、というところが、笑えるポイントではありました(ギャグを解説するという愚かな行為をしちゃった感)。
 校長退職に続く連絡があるとすれば、それは新任の校長先生の登場で、そこにあらわれたのは大神田校長。ついに、校長が小・中の実権を握ることとなりました。
 
 校長はプリパラ消滅にかなり積極的で、そのためになんでもやりそうな感じがありましたが、さすがに中学部校長の私生活にまで介入しているようには思えません。だとすると、大神田校長のやる気でどーにかできる場面ではなかったように思えますが、想像するに、中学部校長辞任は決まっていて、誰が着任するかという話のときに、かなりアピールをしたのかもしれませんね。周囲は「小学部だけでもタイヘンだろうに」と気をつかったかもしれませんが、大神田校長からすれば願ってもないチャンスだったでしょうし、ここぞとばかりに熱弁して、この小・中兼任の座を勝ち取ったように思えます。
 だからこそ(?)、というわけじゃないですが、このときの大神田校長はすごく生き生きしていました。水を得た魚ならぬ、中学部に着任した大神田校長、リナちゃんに大容量オプションを装着し、いつも以上に気合を入れてプリチケを狩っていましたね。恐怖の圧政ですが、前回ラストの悔しそうな校長にはちょっと同情してしまったので、楽しそうな校長にはこっちもにっこりしちゃいます。生徒たちはそれどころじゃないですけど。

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 シオンちゃんの「阿鼻叫喚!」がまさにそのとおりで、吹きすさぶ風と舞うプリチケ、スカートを押さえる生徒たち(特にシオンちゃん)が色んな意味でスリリングなシーンでした。楽しんでいる傍ら、なおちゃんの「プリパラが遠くなる」という嘆きが耳に痛いです。生徒たちにしてみれば一大事ですから、素晴らしい映像を堪能している場合じゃないんですよね。でも、シオンちゃんの時々見せる女の子らしさイイ・・・。
 校長先生は、やっぱり南委員長にも目をつけていましたが、いつもの用心深さが功を奏したのか、プリチケ狩りの被害には遭わず、プリパラアイドル容疑も否定することができました。これが抜け道となってなんとか起死回生できればというところです。
 ドロシーちゃんやシオンちゃんは、校長に散々なことを言いますが、横暴な行いをされたので当然の主張でもあります。校長からすれば、憎きアイドルたちを一掃できて、数々の罵詈雑言も、むしろ負け犬の遠吠えを聞いているようで心地良いのかもしれません。

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 委員長は、疑いが向いていないことをいいことに(?)、今までの立場上、校長の信頼も勝ち得ているという確信もあってかプリパラ擁護な反論をしますが、ノリノリの校長には届かず。それどころか、プリチケ狩り執行の任に従わなければ、風紀委員長から解任されるとあって、針のムシロ状態に。校長の近くは灯台下暗し的な安全性がありますが、同時に校長の直掩として働かなければならず、この二律背反な立場は委員長にしてみれば苦しいものでしょう。プリパラを想えば今の優位な立場を失い、立場を守ればプリパラの敵にならなければいけないわけですからね。

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 中庭でクマにことの事情を伝えるらぁらちゃんたち。ソラミスマイルのうち、直接的な被害が出たのは何気にそふぃさんだけという軽微なダメージでしたが、いいんちょは針のムシロ、そふぃさんもかなり弱っているとあって、とても軽微とか言っている状況ではありません。プリパラはチームでのライブが主ということもあって、そもそも一人欠けるだけでもダメージがかなり大きいです。ファンの数が多いであろうそふぃさんならなおさらに。

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 予想以上にそふぃさんのダメージが多いなぁと思っていると、そこへ親衛隊が。ここで、そふぃさんはプリパラで踊れないと大ダメージを受けてしまう体質(息ができないも同然)だと判明。まるで泳ぎ続けるマグロみたいですが、もともとクラゲみたいな人でしたから、なんだか納得できてしまう体質でもありました。
 子供の頃からプリパラ漬けの毎日で、「プリパラの申し子」みたいな人ですから、その大切な居場所が奪われるのは、世界を奪われる、つまり酸素が奪われるも同義でしょう。図らずも、水棲生物的な喩えになってしまいましたが、そふぃさんのぐったり具合は、マジでそういう状況なのかも。プリパラみたいなものがあれば、こういう特殊な人も出てくることでしょう(適当)。ある意味、近年増加している「ネット依存」に近い症状だと言えなくもないですね(更生施設でも治すことがなかなか困難だとか)。

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 床の間に飾ってあった竹刀などを装備し、校長室へ殴り込み(道場破り?)に行くシオンちゃん。しかしそこには先客のウエスト姉妹が。シオンちゃんの行動ですらけっこう過激で積極的だと思ったのですが、それ以上の積極さがウエスト姉妹、というかドロシーちゃんにはあったということですね。準備時間うんぬんもあったでしょうけど、それだけドロシーちゃんは、校長のやり口が気に入らないということでもあるのでしょう。転校してきてからこれまで、たびたび校長に関しては批判的でしたからね。
 あろうことか校長先生の机に土足であがるなど、やっぱり過激で無礼極まりない行動に出たドロシーちゃんですが、そこからのマックス光線はなかなかいいコンボ(?)でした。ドロシーちゃんの武器といえば武器ですし、それで何が変わるか見ものでしたが、まさか校長先生も眼力光線で対抗してくるとは思いませんでした。意味合いは違いますが、なんだか「デビルアイ」という単語がしっくりくるシーンだったような(笑)。レオナちゃんごと吹き飛ぶ様子は、本当にそれほどの迫力というか威力があったということでしょうか。ある意味、アイドルではないにしても、芸能関係、特に俳優などには適した能力なのかもしれませんね、これほどの眼力を有しているというのは。

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 仇討ちとばかりに(ていうか仕事人?)校長室へ入ってくるシオンちゃんがカッコよすぎます。ツートンカラーの道着はどうかと思いましたが、実際にありそうな絶妙なデザインなのが面白い。実際こういう白一色じゃない道着ってあるんだろうか。グレーとか紺とかありそうですが、「二色」はさすがにないかな?
 自分の竹刀を魔剣呼びするところは、それだけ腕に自信があるのか、それともこれから「悪を断つ剣」ということで魔剣と呼んだのか。桃太郎侍のような決め台詞で登場するシオンちゃんがこれまたカッコいいですが、原典になぞって三つ目まで言ったシオンちゃんに対し、創作した四つ目で対抗する校長先生もさすがです。こういう返しは教育者らしくもありますし、知識以外にユーモアやセンスもあって、ギャグキャラとは違った側面を見せてくれました。ドロシーちゃんに対抗したときと同様、「格上感」や「強敵感」があるというか。
 リナちゃんの刀のサビという言葉は意味不明な感じが面白くてイイですが、そもそもシオンちゃんの竹刀も魔剣というには切れ味はなさそうですし、どちらも物理的な意味ではなく、それぞれ本質的な意味で「魔剣」や「刀」だと言ったのでしょうかね(悪を断つ、敵を斬る)。だとしたら、お互いユーモアやウェットに富んだやり取りだったと言えます(さすがに深読みしすぎ?)。サーベルというか警棒というか、強度さえあれば竹刀とは打ち合えそうな棒ってけっこうありそうですし、あながち刀呼ばわりも的外れではないのかも。

 プリパラにしては(オイ)気合の入った作画で剣を交える二人ですが、歩んできた人生の差か、校長の方が一枚も二枚も上手でした。途中、彼女から飛び出した「プリ券をチョキる」という単語が、校長のエピソードのヒントになっていましたが、こういうところでさり気なく挿入してくる手腕もさすがです。しかも、一度聞いただけで「プリチケをパキるの昔の言い方」だとわかる感じもすごい。言葉選びが的確ですよね。
 20年分の思いという言葉も飛び出しましたし、前々から「校長には過去に何かあった」と予想できていましたので、これから校長の過去を探る話に進んでいくという方針がこの時点でわかるのも見事な配慮です。さりげない示唆があることで、視聴者に物語を違和感なく受け止めてもらえるよう準備がされるわけですね。
 もし、これらの用語がこの時点で登場しないうちに校長の過去回想編になると、流れがじゃっかん唐突になっていた気がします。そういった唐突感を減らす効果があるんですね、こうやって徐々に提示していく方法は。もちろん、それを狙ってやったかどうかは不明ですが、どちらにしろ自然にできていることがいい脚本なんだと思います。よくある「超展開」や「意味不明展開」、「置いてけぼり感」などを感じるときは、そのアニメがこういう配慮を怠っているということですね(というか、それらの問題はだいたい原作再現を念頭に置いて尺と要点・要所だけ気にした結果、そういったスムーズな進行への配慮が欠けていることが多いです)。

 敗北を認めたシオンちゃんの「弱肉強食、食われてしまった・・・」は、別に何の問題もない台詞なんですけど、「寝る」や「抱く」同様、「食べる」という単語にも色んな意味合いが含まれていますし(個人的にこれらの単語は「欲求系共用単語」だとわたしは提唱しています)、そういうエロティシズムなシーンに見えてしまったのは、見ているわたしの心が汚れているからか・・・。山北さんの演技もあってか、シオンちゃんって時々色っぽい声をあげるんですよね。それも影響しているに違いない(コラ
 ドロシーちゃんのときもそうでしたが、すぐに校長権限で罰するのではなく、毎回相手の土俵に立って打ち負かすというのが正統派すぎて、だからこそ校長の脅威が伝わってきます。彼女たちは得意分野で負けているので、それ以外の虚を突くような策や、校長の意外な弱点を見つけ出さない限り勝利はないというのがハッキリと提示されているんですね。ある意味で魔王に挑むRPG的な部分はありますが、だからこそ相手の強さと、やるべきこと(目的)がハッキリわかるという、王道テンプレートがしっかり踏襲されています。さらに言えばギャグテイストが多めで、王道テンプレートといっても、そこにちゃんとプリパラらしいテイストが加えられているのが見事です。もう、校長編についてはただひたすら「見事」という感想しか出てこないかもしれません(オイ

プリパラ23-12
 コテンパンにやられてしまったドレパとらぁらちゃんたちは、打開策を検討するため中庭で作戦会議。こういうシーンを目撃されるだけで、らぁらちゃんやいいんちょは疑いをかけられるから危険だと思うんですが、そこらへんはアニメ的ご都合で大丈夫なようでした。というか、校長はすでに二人を疑っているでしょうからね。確証を提示して二人を確実に罰したいでしょうし、今はそれにしか興味がないのかも。
 ドロシーちゃんに「度胸がない」と罵られる委員長。この場面で罵られるのは委員長的にも「?」でしょうけど、ドロシーちゃんはいつもそういうことを口にしますから、今更といえば今更です。それに、行動したドレッシングパフェに対して、ソラミスマイルが何も行動できていないのは事実ですからね。ドロシーちゃんからすれば「お前らも何かやれよ」という感じで、ああも言いたくなるでしょう。
 委員長は、その明晰な頭脳を活かす意味もあって、「調べてみる」と意味深なことを。ここで視聴者もピンとくるわけですね。調べるとは校長の「プリ券をチョキる」という発言で間違いなく、登場したヒントが次の行動に繋がるという見事な話の運び方でした。

 そんな中、ドロシーちゃんはミノムシを見て何か着想を得ました。ここに関しては、ドロシーちゃんの発想(というか脚本さんの発想?)が突飛すぎて、次の展開が予想できませんでしたが、こういう突飛な展開はツイストと呼ばれ、視聴者をブンブンと振り回してくれる面白い展開になります。
 多用しすぎると収集がつかなくなりますが、プリパラはギャグ・テイストが基本ということもあって、これらはけっこう多用されている印象があり、しかも違和感なく使用されているように見受けられるので、そこは監督や脚本の手腕と意思疎通の連携があってこそ、なのかもしれません。

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 リナちゃんが吐き出したプリチケを、ゲームセンターでよく見るキャンディキャッチャーみたいなので調べていく校長。プリチケの毒気から身を守るためだと思っていましたし、それも理由としてはあるでしょうけど、彼女の回想から察するに、この機械そのものに思い入れがあったのかもしれませんね。初見では回想がまだだったこともあって気づけず、単に「プリチケを触らずにチェックするため? あとは女児にわかりやすい機械ということでギャグ的な意味も含めてこの装置を選んだのかな?」くらいにしか思っていませんでした。
 大量のプリチケ(トモチケ)には栄子ちゃんのトモチケやはななちゃんのトモチケがあり、こういうところでの登場はあんまりな扱いとはいえ嬉しいものがあります。友達の輪が広がっていることが伝わってきますね。
 そして、校長は何をチェックしているんだろうという疑問もありましたが、トモチケを使ってらぁらちゃん、委員長の尻尾をつかもうというものでした。名刺のように人と交換する都合上、誰かが二人のトモチケを持っている可能性があったからですね。何気にすごく合理的で、彼女が一筋縄ではいかない本当の強敵だということがわかります。容赦がないというか、可能な限りのあらゆる手段を使ってくるというか。

 こういう強敵感の演出も素晴らしいですよね。わたしたちでさえ感心するくらいのしつこさ、執念、容赦のなさがあり、心から「厄介だ」「強敵だ」という認識になってしまいます。
 よくアニメで「強い・・・!」だの「速い・・・!」だの、敵の「強敵感」の演出としてあの手この手で演出しますが(キャラの強そうな発言や威圧的な表情なども)、そういうのは言わば「小細工」で、本当の演出にはなっていないんですね。というか、本当に強敵であれば、そもそも演出する必要すらないでしょう。シーンに応じて、主人公たちが最も困ることをすればいいわけです。そういうことができていない敵は「手ぬるく」感じますし、そんなキャラクターに演出で一生懸命「強敵感」を出しても薄ら寒くなるだけでしょう。
 ちゃんとわたしたちが「強敵」だと感じられる。これって簡単なことのようですごく難しいですし、それができているからこそ、プリパラはギャグだけではない、しっかりとしたストーリーだと感じられるんです。神は細部に宿るといいますが、細部まで気を配るからこそ結果的に神が宿ってくれるわけで、色んな気配りがもたらした相乗効果というやつでしょうか。神アイドルを目指しているだけに。

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 ドロシーちゃんがミノムシから発想した作戦は、忍者の装束に着替えるというもの。ああ、そういえば彼女たちの家はにんじゃもんじゃとかいうわけわからない家でしたね(苦笑)。あの一話のインパクトはすごかったですが、忍者要素がウエスト家のご主人しかないので、彼女たちもその血を引いていることをすっかり忘れていました。
 体を清めるところから始めたのは意味があったのかと思わなくもないですが、彼女たちが姉妹で一緒にお風呂に入っているということ、そして何気に衝撃的だった入浴シーンというサービス映像が見られたので、とにかくヨシ! ドロシーちゃんのセルフ・ナレーションによるコーデチェンジのシーンも面白かったです。着ている衣装の特殊さもありますが、普段はCGの着替えシーンが作画で見れたというのも特別感があってよかったです。決めポーズが作画で見れたのもイイ!
 他の人の感想で気づいたことではありますが、今回って何気にドレパ奮闘回であり、古き良き時代劇ドラマ・テイストだったのかもしれません。桃太郎侍のパロディしかり、彼女たちの忍者装束しかり。そしてそういうドラマって、町娘のお色気入浴シーンがあったりするものですし、樽っぽい作りのお風呂もそういう感じを匂わせます。
 水戸黄門しかり、時代劇は殺人が許容されていることもあって勧善懲悪モノが多いですし、校長という巨悪に立ち向かう話を、時代劇風(?)にやったのかもしれませんね。といっても、これらの要素はすべてギャグで済ませられるので、「時代劇風」にはなっていないかもしれませんが。

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 トモチケ調査は明日へ持ち越しとして、ここは帰宅する校長先生。リナちゃんが返事をしていましたが、この唸るような、ボイスチェンジャーで変えたような声が面白い。
 忍者といえば潜入・侵入ですし、忍者装束に着替えた時点でまさかとは思っていましたが、それでも本当に不法侵入を行うとは思っていなかったので、ウエスト姉妹がやったことには度肝を抜かれましたね。ドロシーちゃんはやっちゃいそうなオーラがありますし、レオナちゃんも「ドロシーがそう言うなら」で付き合っちゃう感じはありましたけど、それでも言うのと行うのとでは大きな壁がありますから、実際やった二人は、ある意味ですごいです。「普通やらないだろう」という常識の壁を越えているので、本当に現代の忍者と呼んでしまってもいいかもしれませんね。走り方とか様になってましたし(苦笑)。
 良い子はマネしないでねの注意文も懐かしい。本引っこ抜きやプラスチック・ヘラ投げつけ以上のことをやっちゃっているので、ある意味今までで一番正しいこのテロップの使いドコロだったかもしれません。

 コショーの術というのがコショーを振りかけているだけなのは置いておくとして、機械であるリナちゃんになぜコショーが効くかも置いておくとして・・・ドバーッとプリチケが吐き出されるシーンは、別にグロ映像でも何でもないのに、ちょっと引いてしまうような映像でした。小さく「ヒッ」と言ってしまうような。巨大深海魚を釣り上げ、飲み込んでいるものを吐かせたときに似ているといえばいいでしょうか。
 さすがに全員分のを奪い返すのは無理がありますし、それをしたところであまり意味はないので(校長に再度狩られるのがオチ)、ドロシーちゃんは自分の分とシオンちゃんの分を回収。レオナちゃんは、自分のに加えてそふぃさんの分も回収してあげていましたが、恐らくはこのときにソラミスマイルの分を回収してあげたんでしょうね。
 ある意味、実際のプリチケの「データ小分け仕様」が功を奏したというべきか、とりあえず目当ての人のプリチケを回収できれば、セーブデータをその時点から復元できますから、そういう意味では、回収は容易だったかもしれません。いつのものでもいいから、とにかくプリチケを回収すればよかったわけですし、リナちゃんに吸われたのは一人一枚どころじゃないでしょうからね(実際のプリチケは、常に最新のプリチケを読み込むことを推奨されていますが、別に前のプリチケでゲームをやっても問題なく、それがバックアップ代わりにもなっています)。

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 奪い返したところで何をするんだろうというのが疑問でしたが、ドレッシングパフェは校則を破って(というか校則ではないので、校長の制止を振りきって、かな)ライブすることを決めます。やはり彼女たちはアイドルですから、実力行使ではなく、そのライブによって、校長を認めさせるべきなのでしょう。力づくで押さえつけるのは、校長と同じ手段を取ることになりますからね。
 ドレッシングパフェの登場に、生徒たちも騒然。禁止されているから当然ですし、ここまで堂々と真っ向勝負をするのは、いっそ清々しいですよね。なんて男らしいチームなんでしょう(意味深)。

 校長は、プリチケを吐いて倒れているリナちゃんを発見。膨大な量ですし、犯人としての痕跡を残さないなら、現場を片付けずに放置するのはアリでしたが、ドロシーちゃんはご丁寧にメッセージカードを残すという変な周到さを見せました。もはや忍者というより怪盗・・・。ドロシーちゃんのマークなのか、フォーチュンパーティーっぽいリボンのマークがよかった。キャッツアイ?

 プリパラへの思いを熱く語るドロシーちゃんのシーンへと移行しましたが、なんだか彼女が語るとちょっと嘘っぽいというか、演技っぽく感じるのが見ていて面白い。さすがにこのシーンは、彼女にそんな気は微塵もなかったでしょうけど、普段の行いが悪いからか(オイ)、そのいつものあざとさが、演技っぽさに通じちゃっているのかもしれません。

 そんなドレッシングパフェのライブ中継を、いいんちょやらぁらちゃん、生徒たちも見ていました。視聴覚室っぽいところで見ていて校長に怒られないんだろうかと思いましたが、そういえば「プリパラへ行く」ことは禁止されていても、「プリパラを見る」ことは禁止にはされていませんでしたね。
 プリパラはひとつの番組ですし、その番組ひとつを禁止する行為は、もはや文化的侵害のような領域になっちゃいますし、情報統制された閉鎖的な独裁国家っぽくなってしまいます。そこまでできるかは不明ですが、校長なら、パプリカ学園内限定で、そういうところまでやっちゃいそうですね。それくらいの勢いを、彼女の「プリパラを消滅させてみせる」に感じましたから。
 それでいて「盗んだコーデで踊りだす」という台詞には、笑えると同時にセンスを感じ、やはり彼女には教育者だけでなく、芸能人というかコメンテーターというか、そういう言葉遣いのうまさからくる何らかの職業に向いているんじゃないかと思えて仕方ありません。現実世界でいうマツコさんっぽい立ち位置だと面白そうというか。それでいて尾木ママや林先生のように教育問題にも真剣な人ということで、アレ、けっこうこの路線いけそう・・・?

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 らぁらちゃんの「どうして校長先生はプリパラが嫌いなんだろう」という疑問に、らぁらママがパスタの故郷・イタリアに絡めて答えます。このあたりもセンスに富んでいていい会話でしたね。嫌いの中に好きがある、というのは、よくある定義の「好きの反対は嫌いではなく無関心」というところに通じるものを感じます。嫌いというのは、それだけ相手を知っているからであり、好きだからこそ、愛情の裏返し的に嫌いになるのでしょう。
 イタリアに「嫌い」という単語がないのは初耳でしたが、これはわたしも常々感じていることで、どーでもいい相手だと、その人物が何をしようとまるで気にならないんですね。怒りも哀しみも喜びも、あらゆる感情が湧き上がらないのです。嫌いという感情を湧き上がらせるには、相手がまず「嫌うに足る存在」じゃないといけないわけで、校長先生の尋常じゃない怒りには、それだけの「好き」があってしかるべき、というのがらぁらママの言でした。
 もんじゃ回でもそうでしたが、校長先生に対してらぁらママが何らかのコメントをする、というシーンがちょっとずつ登場し、そこに何らかの意味を感じてしまうのはプリティーリズムからの慣例と言えばいいんでしょうか。実際、これらにはちゃんと意味があったと言えますが、こういうシーンの挿入がすごくさり気なさすぎます。それはつまり物語上違和感のないシーンということで(娘の疑問に母が答えるという図)、だからこそ、伏線というか布石というか、今後の展開をうっすら匂わせるには十分すぎて、しかもわからない人は絶対にわからないような演出が見事です。

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 校長に想いを伝えるための、渾身の「チェンジマイワールド」が炸裂!(オイ 校長には大ダメージを与えることができましたが、残念ながら世界までは変えることができず、このあと厳しい追及が待っていました。
 犯人探しをする校長ですが、進んで「私がやりました」というシオンちゃん、レオナちゃんの友情が染みますね。だからこそ、ことさらに校長の逆鱗に触れてしまうことになるんでしょうけれど。
 メッセージカードを素直に受け取り、ドロシーちゃんが犯人だと確定した校長。最初からそれでよかったように思いますが、判断ミスをしないよう、念の為に彼女たちに質問したんでしょうね。そして彼女たちが予想通りの行動をしたことで、それが確証となってドロシーちゃんを見事罰することに成功したという・・・こういう追い詰める行動もさすがの校長です。ホント、相手の二手も三手も先を行ってますね。シオンちゃんもタジタジじゃないでしょうか。今の校長なら、囲碁という条件でもシオンちゃんといい勝負ができそうです。むしろ勝っちゃうでしょうか。シオンちゃんもあくまで「学生チャンピオン」ですからね。まぁ、シオンちゃんの性格からすると、例え校長の裏をかくためとはいえ、自分の感情や友情を否定するようなことは言わなさそうですが。

 校長の追及に「そうだよ」とあっけらかんなドロシーちゃんが実に彼女らしい。まったく悪びれてないというか、自分の行ったことが少しも悪いと思っていないところが清々しいですね。どれだけ自分が大好きなんだという(笑)。
 しかし、それが通用する相手ではありませんし(そもそも通用する相手がいるんだろうか・・・)、ドレパにはそれぞれ罰が下されました。中でも一番悪いことをしたドロシーちゃんは、一番重い罰ということで、一年間の草むしり。他の二人は一ヶ月のトイレ掃除なので、期間の長さが別格ですね。

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 意外にも手入れの行き届いていない場所があり、そこは草がボーボーでした。パプリカ学園ほどの学校なら、業者を雇って雑草駆除くらいやりそうなものですが(それか教育の一貫として生徒たちで草むしり)、草が生えまくっていたのは、逆にこの罰を与えるためにあえて放置していたのかもしれませんね。
 委員長に早々と違反チケット1000枚目(1000枚分?)をもらってしまうドロシーちゃん。ドロシーちゃんからしてみれば、憎き南委員長に追い打ちされたようで釈然としなかったでしょうね。でもヤケになって草むしりにとりかかっていましたし、罰を受けて当然という認識はあったように思えます。さすがにそこまで開き直るレベルの悪童ではなくて、彼女に常識的な部分が残っていて嬉しいやらホッとしたやら。

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 取り掛かっていきなり草について哲学的なことを考え始めるドロシーちゃんが笑えました。先の見えない膨大過ぎる作業の前に、まるで宇宙の真理を見たかのような自問自答は、きっと誰しも考えることだろうなぁと思いつつも、その落差というか素朴なつぶやきが面白かったです。
 いいんちょは、その後何も言わずに手伝ってあげました。ドロシーちゃんは「同罪になる」と、止めさせようとしますが、いいんちょは止めませんでした。一見しても「手伝ってあげている風」に見えますし、最悪校長に見られても言い訳は立ちます。それに、この行動はいいんちょからの称賛というか賛辞というか、彼女の勇気ある行動に敬意を払ったように見えましたね。蛮勇だったかもしれませんが、行動に出ただけいいんちょよりは先んじていたわけですし、その熱意やアイドルへの愛は、尊敬に値するものだったのでしょう。
 ドロシーちゃんのお礼も、そんな素直(?)な委員長の行動が嬉しいから出た言葉でしょうし、このときのやりとりは、短いながらすごくいいものでした。この二人のわだかまりも、これで消えたかもしれませんね。

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 かしこま! と、何をかしこまったのかよくわからないのはいつものこととして、らぁらちゃんも草むしりを手伝ってくれます。いつもはハイテンションギャグを地で行く本作ですが、このときの静かでしんみりとしたシーンは、束の間の休息みたいで好きですね。同時に敗北感を漂わせる寂しいシーンでもありましたが。この空気感が、すでに白旗状態というか。
 そふぃさんは学校を休んじゃうレベルで重症のようですが、あのクラゲは置いておいて(オイ)、らぁらちゃんには何か秘策があるようでした。某司令官よろしく「わたしにいい考えがある」でしたね。同じタカラトミーですし、ホント、プリズムトレーラーとオプティマス司令はコラボって欲しいなぁ・・・。

 校長はトモチケの確認作業を再開。チラばっていたのは拾い集めたのか、それともリナちゃんで再回収したのか。校長はやたらとらぁらちゃんに固執しているように見て、そこは気になるところですね。過去に因縁のある人物とらぁらちゃんが似ていたから、と考えるのが順当かもしれませんが、そのような気配は感じさせませんし、単純に尻尾をつかんでいる状態だから逃したくない、というだけかもしれません。
 らぁらちゃんが考えついた方法というのは、パパのパスタの名前を使って差し入れという名の賄賂を渡すというもの。ズ、ズルい・・・! しかし、相手は強敵中の強敵、使えるものは使っていくのが総力戦という感じがしますし、あらゆる方面からのアプローチをしてくれるのはいいですね。視聴者さえちょっと身構えるような手段を主人公たちが容赦なく使ってくれるのは爽快ですし、それを全て跳ね返していく校長先生も痛快です。この応酬は、どちらの勝利で方がつくのでしょうかね~(白々しい)。

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 校長室は不在だったので、そのまま待たせてもらっていたらぁらちゃん。部屋を見渡すと、強そうな剣を発見します。らぁらちゃんの感想がことごとくアホっぽくて素晴らしいですが(いつも強そうとかすごいとかばっかりですしね)、その剣先には意味深なものが。トモチケっぽいですが、なんだかアナログな解像度の画像だったり、名前やコーデ、現実世界の顔写真、QRコードがないなど、かなりデザインの違いを感じます。
 率直に「古臭い」わけですが(らぁらちゃんもそう言ってました)、仮にこれが校長の子供時代くらいの代物だとすれば時代性が一致しそうですし、わざわざ首元あたりに剣を突き立てていたこと、後生(?)大事に校長室に飾り立てていたことを考えると、このトモチケこそ因縁の相手ということで間違いありません。
 嫌いの中に好きがあるとはらぁらママの談ですが、だとすれば、このトモチケこそ校長の意中の相手? と考えずにはいられませんね。さらに言えば、シオンちゃんと剣を交えたときの「20年分の思い」が詰まったのものでもあると言えます。そんなに思っている相手の正体とは一体・・・?

 安定の悪い椅子の上に乗っていたからか、トモチケを見ていたらぁらちゃんのことに気づいた校長先生。このときのうろたえるらぁらちゃんが迫真の演技すぎて、茜屋さんの素っぽい声が出ていたような感じが笑えました。
 衝撃の真実(?)を知られてしまった校長先生が、次回でどのように動くか注目ポイントでしたが、そもそも大事に隠していたわけではないので、校長室に入れる人なら、誰でも見れたような気がしなくもありません。校長がいつも剣の前にいるから見えなかったとか、剣に対してトモチケが小さいから隠れて見えないようになっているとか、そういう状態だったのかな?

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 次回、さよならプリパラということで、なんだかレインボーライブを彷彿とするサブタイトルですね。プリティーリズム・レインボーライブでの「さよなら、べる」は、べるちゃんが生まれ変わることを暗示していましたが、この「さよなら、プリパラ」はどういう意味が含まれているのか興味深いです。サブタイトルを読み上げるらぁらちゃんの沈んだトーンが物悲しい。最終回を彷彿とした人が多かったようですし、わたしも最終回とは言わずとも、何らかの意味深なニュアンスは感じましたね。
 単純に考えれば、校長の悲願が達成され、パプリカ学園からプリパラが消滅する、ということに対しての「さよなら」だと言えますが、校長のエピソードからすると、彼女がプリパラと決別することになったときの言葉でもあるように思えますね。彼女の嫌いには好きが含まれていて、その好きがトモチケの相手やプリパラに向けられていたとすれば、嫌いになった理由があるはずですし、そのときにはきっと「さよなら、プリパラ」と口にしたことでしょう。

 というわけで、プリパラ感想でした。

 本来なら初視聴時の感覚で感想を書きたかったところで、その方が後から読んでも違和感なくなる感想になると思っているんですが、先の話まで見てしまっているため、どうしてもそういう内容になってしまうのはもうご愛嬌ということでひとつ(汗)。この回も、考えて見れば去年の12月、クリスマス前の放送なんですよね・・・(白目)。
 考察系の内容は現状ほぼ無意味というか滑稽にしかならないので、本放送分に追いつけるまでは極力避けますが(いつになることやら・・・)、作画の妙、ギャグの冴え、テンポの素晴らしさ、脚本や台詞のキレなどは逐一拾っていくつもりなので、イゴよろしく! できることなら、映画公開までには本放送分に追い付きたいですが、そんなこと言っている間に、映画や3DSソフト、そして二年目(正確には一年経っていないので二期? というか新シリーズ)が始まっちゃいそうな悪寒・・・。


 正式名称がやたらと長い名前の3DSソフト! マイ☆デザの完全版という認識でいいのかな。


 ついにジャケット公開! コスモさんの曲まで収録されるとかコズミック嬉しすぎる! 商品名の(白抜きハート記号)がジワる。


 監督さんらのインタビューは必見! 表紙の二人もいいね! ぷっちぐみなどの幼年誌ではない雑誌で表紙を飾るというのも感動です。フェブリは表紙がキラキラ加工されていることが多いですが、それがプリチケっぽく見えるのもまたグッド!


 セインツ+らぁらちゃんのピンナップは永久保存版! 菱田監督に聞くアイドルアニメ論も見応え抜群です。見ているだけで思い出が蘇って涙が出ます。
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