寄り道ブログ
寄り道な人生をしています。読んだ小説や、見た映画・アニメの感想などを投稿していきます。
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TVアニメ ハピネスチャージプリキュア! #42~49 まとめて感想
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 こればっかりは禁じ手として使いたくないところでしたが、さすがに新シリーズも始まった時節に、ハピネスチャージプリキュアの感想を1話1話書いていくのは労力的に難しく、しかも他記事(プ○パラ)まで圧迫してしまっているので、ハピネスチャージプリキュアに関しては、42話~最終話までを含めて、全体を総括する形でさせていただきたいと思います。
 1話1話、細部にまでコメントしていくのがわたしのポリシーっちゃポリシーでしたが、他記事を犠牲にしてまでプリキュアには力を入れられないもので・・・。でも、42話~最終話までそれぞれ気になった点は挙げていきますし、新シリーズも感想は書いていくつもりなので、そこは止めないつもりです(画像などの労力は減らしますが)。というわけで、終盤の感想をよければどーぞ。

【#42 幻影帝国の決戦! プリキュアVS三幹部!】
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●ファンファン、すっかりブルーを認めてるなぁ。
●三幹部、まだ生きていたのか。
●オレスキーVSフォーチュン、ナマケルダVSプリンセス、ホッシーワVSハニーだと、フォーチュンだけちょっと因縁が薄いかな・・・。でも、フォーチュン登場初期はけっこう絡みがあったし、まぁラブリーを先に生かせることを考えると、一番妥当な組み合わせかもしれないな。
●よほど追い詰められているからか、幻影帝国のテリトリーだからかわからないけど、三幹部、ラストチャンスのときより明らかに強かった。幻影帝国のパワーマイナス効果は、ドレッサーによって「無効化」したのではなく、減少値と上昇値が均一になって「相殺」されただけで、結果、さらに追い詰められた三幹部がプリキュアを上回るパワーバランスになった?
●ナマケルダさんのプリンセスを指導するような戦い方は、1話から因縁続きの二人だからこそという感じでしたし、はりきりたくないナマケルダさんらしさが出ていてマル。同社のアニメという意味では、ドラゴンボールのビルスに近い印象でした。
●三幹部とプリキュアの意見のぶつかり合いがイイ。単体主義と全体主義という感じで、どちらにも一理あるのが面白いところで、三幹部に共感しちゃう人もいるでしょうね。わたしもどちらかというと単体主義ですが、ライブでのサイリウムやコールの連携しかり、砂場で城を作ることしかり(出典:戦国コレクション)、全体主義の素晴らしさもわかります。職人技か工場生産かみたいなものですね(違う)。
●イノセントフォームになることでパワーバランスを覆すプリキュアたち。さすがにフォームチェンジすれば圧倒できるようです。オレスキーに対してフォーチュンがパンチつかみをやり返すところは爽快です。
●プリンセスとナマケルダさんのやり取りがすごくイイ。歴史的にはブルーやミラージュ様の方が因縁深いとはいえ、本作の経過時間内(一年間)で言えば因縁深い二人でしたからね。両親が封印されていることもあって、ナマケルダさんはプリンセスの父親代わりみたいなところもあったのかも(母親代わりはリボンとして)。
●三幹部優勢→反論・反撃開始→浄化・説得完了という一連の流れは、もはや水戸黄門のように綺麗な流れですが、これがやっぱり楽しいですし、「プリキュア見ている」と実感できますね。最近の女児は「そればっかり」とちょっと飽き飽きしているようで、それは心配ですが・・・(定番や王道が好きなのは大人だけなのか)。
●三幹部一人一人にスポットを当て、その背景を明かすような話がなかったのは残念ですが、それをやってしまうとフレッシュプリキュアみたいに「敵との和解」などをテーマにしていかないといけませんし、想像させるエンドでもいいかもしれません。なまじ、彼らが魅力的かつ気になる言動・行動・容姿をしていたので、かなーり気になって生殺し状態なのはツラいですが(苦笑)。
●ついにミラージュ様の間に到着したブルーたち。怒りのボルテージも最高潮で、戦闘準備完了なミラージュ様が、ラブリーたちを迎え撃ちます(会話する気なし)。

【#43 ぶつけあう想い! ラブリーとミラージュ!】
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●ミラージュ様冒頭から大正論。しかし「ブルー憎し」がこれほど視聴者と合致しているのはすごいですね。でもわたしは、もし日常でこのような構図があったとして、10割ブルーに非があるとは思えません。ブルーにもその気(ミラージュへの好意)があったから、ブルーに非があるようになってますが、もしその気がない場合、天然ジゴロな振る舞いをした彼が悪いのでしょうか? それとも勘違いしたミラージュ様が悪いのでしょうか? わたしには、どちらにも非があったように思えてなりません。・・・こんなこと書くと、「女心がわかってない」とか思われるんだろうなぁ(苦笑)。
●三幹部のときのように、ラブリーが反論する流れ。しかし、単体主義VS全体主義と違い、ミラージュ様が正論すぎるので、なんとなく火に油みたいな感じでした。ラブリーの言うことも一理あるんですけどね・・・。やっぱりアレか、話題の中心がブルーなのがいけないのか・・・。
●ミラージュ様本気モードその1。頭身がいつもより気持ち高くなり、スラっとした体型になっていました。バトルに適した体型と言えるでしょうし、顔の凛々しさ、表情の険しさなどもいつも以上。その分可愛さは減ってたかもしれませんが、バトルが大いに盛り上がるデザインチェンジでした。でも普段と違いすぎるよね・・・。
●ブルーはすぐに捕らえられて役立たずと化しますが、これは奪い合うヒロイン枠だからか、それともミラージュ様の「直接手は下したくない」という気持ちがそうさせたのか。
●エリアが水で満たされたり、範囲の概念がなくなったようにだだっ広く見えたりと、戦闘エリアの演出も素晴らしい。ハートキャッチのプリキュアパレスで、文字通りプリキュア・ミラージュたちと戦ったときのことが思い出されます。
●「不幸VS愛」という構図が、ちょっと釣り合ってない気がしていましたが、よくある「憎しみVS愛」は、この後の展開のためにとっておいたようですね。ミラージュ様の不幸という感情は、憎しみから派生したもので、失恋した直後は憎しみがあったかもしれませんが、それが時を経ていくことで不幸に転じたのでしょう。ミラージュ様って、自分を追い詰めそうなタイプですもんね。彼女じゃなくても、失恋した人は、自分を不幸だと追い詰めてしまうものなのかもしれません。
●最終的には性善説と性悪説に転じそうな二人の口論。ピンチ演出もかねて、一時ミラージュ様が優勢に立ちます。傘にボートであらわれたときは、印象的な演出とはいえ凝りすぎていてちょっと笑いました。ミラージュ様、準備万端ってこういう準備もしていたのかな、なんて。
●ラブリーの反撃・反論が開始。失恋の痛みを知らないからこそ言える言葉かもしれませんが、彼女は現在進行形で失恋しようとしていますし、その覚悟でブルーとミラージュ様を結びつけようとしているのはキューピット、もといプリキュアの鑑ではないでしょうか。ミラージュ様の言葉も経験などからくる言葉なので胸に刺さりますが、ラブリーの言葉も強い意志を感じる言葉でした。正義の相手はまた別の正義とはよく言ったものです。
●ファントムのときにもあった、ピンチ→ディープミラーの介入という流れで、説得しかけたミラージュ様がさらに修羅のモードへ。ミラージュ様の本気モードその2といったところ? 絵のタッチが変わり、いよいよデビルマンやゲッターロボみたいな、あのあたりのダイナミック・イズムを感じる姿に変貌しました。プリキュアでこういう絵が見れるとは・・・(戸惑いと歓喜)。
●ブルースカイ王国を焼きつくすほどの怒りの炎。これ、一番割に合わないのはブルースカイ王国の人たちですよね・・・。
●サウザー精神を感じますが、それほど失恋のショックというものは辛いものなんでしょうね。涙ながらに叫んでいるのが悲痛でした。
●ミラージュの全身全霊に、命がけの覚悟を決めたように見えたラブリーがこれまた男らしい。ミラージュの想いに、そこまでの覚悟を持ってあたれるのは、ラブリーくらいでしょうね。
●プリンセスたちが駆けつけ、プリフィケーションでフィニッシュ。これが通用するあたり、まだマシな相手でしたね。プリフィケーションさえ通じないのは、もう真のラスボスくらいでしょうか。特別版のような、ミラージュたちに愛を注いでいく(意味深)プリフィケーションが素晴らしい映像でした。
●燃え尽きたように放心状態のミラージュ様にやっと想いを伝えられたブルー。伝えるだけなら縛られている間にもできた気がしますが、縛られていたんじゃあ格好つかないですし、抱きしめてやれないから言わなかったのかな。でも、そんなことするから「おいしいとこ取り」とか言われるんだよなぁ(笑)。
●ディープミラーは世界が崩壊して悔しそうでしたが、すでにカードをすべて切っているはずなのに、まだまだ余裕がありそうでした。洗脳能力がありますし、ラブリーに目をつけていましたから、戦力確保は容易そうです。精神を意のままに操る敵は、人類の敵としてキャラ立てしやすいでしょうね。精神が発達した人間だからこそ、「精神操作」は人類の敵足りえるのでしょう。

【#44 新たなる脅威!? 赤いサイアーク!!】
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●スタッフ陣には、ハピネスチャージプリキュアでは、久しぶり(初めて?)見る大塚さんの名前が! 演出では光る仕事をしてくれることもあって、上野さんの作画含め、いい映像でした。クライマックスということもあっていい回が続く・・・。春の映画は青山さんがまた頑張っているでしょうから、他のスタッフ陣は本作のクライマックスに注力してくれているのかな?
●平和になったブルースカイ王国から本編スタート。前回焦土と化してましたが、あれもサイアークとの戦いのように、戦闘が終われば元に戻るんですね。
●ブルーとミラージュ様のカップル成立にラブリーも嬉しそうでした。しかし、その笑顔が苦痛の裏返しなのは誰もがわかることで、遠くから見守っている誠司がなんとも言えません。わかっているなら元気づけてやれと言いたいですが、何を言っても傷つけてしまいそうですし、逆にめぐみが気にしてないパターンもありますからね。誠司としてはこんなに複雑な場面は、めぐみとの付き合い史上なかなかなかったのかも。
●わかりやすく落ち込んでいたわけではないですが、ベッドに倒れていためぐみのところへ、ひめたちがやってきます。めぐみの失恋を、他の三人はわかっていたんですね。それでいてこうやって元気づけれるのは、誠司には難しく、同性だからこそできることかもしれません。大使館に出向くのではなく、めぐみのところへやってくるひめ(というかメンバーたち)はなかなか珍しい構図?
●上野ケンさんによるパジャマ姿の四人がまぶしすぎる・・・! オールバックゆうゆうとか、髪をまとめているいおなちゃんとか、珍しいものが見れて満足です。めぐみもお母さんに似て母性が溢れだしたように見えますね。上ケンさんの作画のお陰もあるのかも。
●パジャマパーティーは、神様への不平不満大会に。みんなの意見はだいたいごもっともで、ぐうの音も出ないほど正論でした。ゆうゆうの「胸元」に注目した話が身内いじりみたいで面白すぎる。
●朝方、めぐみは熟睡できずに途中で起きていたようでした。普段ノーテンキな分、そんな彼女が真剣に悩んでいると、かなり心配になってしまいますね。ベランダに出ると誠司とバッタリ。誠司はパジャマパーティーが聞こえていたようで、しかし長年めぐみの幼馴染をやっているからか、めぐみがまだ本調子じゃないのに気づいているようでした。このあたりは、逆に誠司にしかできないフォローという感じでよかったですね。
●三人を家に置いてきているのは気になりましたが(窃盗とかいう意味ではなく置いてけぼりという意味で)、並木道を歩く二人は様になってました。プリキュアの戦いがすっかり終わったと思っているので、そんなめぐみは、次は何をするのかと考えているようでした。向き合うのは自分の幸せかな?
●屋外のアイススケート場に向かった二人。屋外スケートリンクなんてすごくいい絵でしたし、すごくいい雰囲気でした。プリカードをつかってフィギュアスケーターになるのは反則臭かったですが、荒々しい感じのフィギュアスケートが斬新でよかったです。二人が楽しそうすぎて辛い辛くない。
●めいいっぱい遊んだ二人は川辺で小休止。幸せについて語りましたが、めぐみはみんなの幸せが大事で、ブルーとミラージュ様の幸せに喜んでいましたが、自分が失恋してしまったことを改めて思い知り、そのことに涙しました。考えないようにしていたのか、それとも今にして気づいたのか、どちらにしろ、悲しい場面でしたね。でも、それでミラージュ様のようにならないのが彼女だと思います。それがめぐみ、それがラブリーでしょうからね。でないとミラージュ様との対決時の言葉の説得力が失われてしまいます。
●ミラージュ様・・・もとい、ミラージュさんから、「声」のことを聞くブルーたち。それがディープミラーだとか、そういう細かいことは覚えていない感じでしょうか。髪が黒くなったのもありますが、服装も大人しくなり、性格も穏やかになって、もはや別人みたいになっちゃったミラージュさんが面白い。でも、今の髪型に関しては、黒髪じゃあ似合わないかもしれませんね。
●ミラージュ様は、世界を恐怖に陥れた大悪人だと思うのですが(情状酌量の余地あれど)、マスコミなどに嗅ぎつかれたらタイヘンですよね。ひめたちは事情を知っていても、事情を知らない人からすればミラージュ様は紛れも無い「敵」なんですからね。だからこそ、地味めな格好していたとか?
●めぐみを元気づけようと言葉を紡ぐ誠司。「俺がいる!」とは正面きって言い切れず、「みんなが」と濁したあたりが、彼らしいっちゃらしいですが、その押しの弱い性格というか、相手を気遣ってしまう性格が、彼自身にストレスを溜めているようにも思えます。片思いの勝手な苦悩といえばそうですが、この負の側面が肥大化していくと、ファントムやミラージュ様のように巨悪になる可能性を秘めていますよね。
●めぐみが一人になったところで、狙ったようにあらわれた赤いサイアーク。このあたりのシーンが迫力あってよかったですね。上野さんっぽくない絵に変わっていたので、ここだけ違う人が担当していたとか?
●赤い人(ディープミラー)の言葉はラブリーを的確に追い詰めていきますが、誠司が戻ってくることで何とか窮地を脱しました。ラブリーにそういう隙ができていた展開が見事ですよね。ミラージュ様攻略が、ラブリーの弱みを引き出し、そこに赤い人がつけこむという綺麗な流れでした。
●まさかの挿入歌「勇気の生まれる場所」に鳥肌。挿入歌はその名前とは裏腹に挿入するのが難しいとどこかで見ましたが、まさかの劇場版神曲を入れてくれるとは思いませんでした。歌詞もこの場面にあっていましたし、非常に燃える展開でした。新たな敵登場というよりも、主人公の再起が際立つシーンでしたね。
●そこに駆けつけたプリンセスたち。やっぱりプリキュアはこうでなくっちゃですね。でも、最近は全体主義というか、友達至上主義の作品が多く、その素晴らしさは折り紙つきなんですけど、単体主義の素晴らしさを語るアニメも見たくなるものです。言っておきながら、どういう作品になるかはまったく予想できませんが。孤独のグルメみたいな?
●無事に赤いサイアークは浄化しましたが、赤い人は狙いを誠司に絞ります。むしろ、ラブリー狙いは、次に誠司を狙う前振りになっていたんですね。実にスムーズな話運びでした。めぐみの失恋もそうですが、ここまで引っ張られているのは誠司の想いですし、ミラージュ様問題が解決→赤い人、誠司問題へ話題がうまく移行していたのは見事。

【#45 敵は神様!? 衝撃のクリスマス!】
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●またいつものように大使館にめぐみたちがやってくるところからスタート。しかし、リボンたちの並びにファンファンも並んでいたり、ミラージュさんもいたり、いつもと違う雰囲気が終盤っぽくていいですね。ひめは、ブルーとミラージュさんのいちゃいちゃを見せつけられているんだろうか(苦笑)。
●話題はめぐみに語りかけてきた「声」のことに。ミラージュさんも「声」にほだされた、と前回で言っていましたし、そこに共通点があります。黒幕は声の主ということで、ある意味、男でも惚れそうな声の持ち主である井上和彦さんのキャスティングはピッタリだったようですね。
●「幻影帝国の幹部たちは一人残らず浄化したはずでしょう」といういおなちゃんの台詞は、プリキュアとしては当然なんですが、なんだかすごくバイオレンスで、抗争中のマフィアや暴力団が言いそうな言葉みたいに聞こえました。そうか、三幹部どころか、他の幹部たちも残らず浄化されたのか。マダム・モメールも、見えないところで浄化されていたようですね。ブラックファングみたいな冴えた奴がいたら、劇場版のような話が実は繰り広げられたいたりしたのかもしれません。
●ブルーは「何者なのかわからない」と言っていますが、後半の台詞からすると、もっと早いタイミングで気づいていてもよかったよーな。クライマックスのサプライズで「○○!」という展開にするために、ブルーにこの時点では言わせなかったようですが、結果、彼が無能になってしまっているのがなんともかんとも。ブルーは神様で本来有能なはずなんですが、脚本の都合上、無能を演じさせられている感じがしてカワイソウです。けっこう割を喰っているというか、実際、出演者や視聴者からのヘイトを一身に受けていますからね(笑)。
●時期はクリスマスイブということで、こんな危険な状況でも、外出したがるひめ。ブルーは許可を出しますが、いやいや正体不明の敵がいる危険な状況なのに、と思わずツッコミたくなりました。ブルーはもしかして敵の正体を察していて、その手口を知っているからこそ、外出を許可したのかもしれません。サイアーク召喚以外は洗脳術がアブナイくらいで、「めぐみたちなら大丈夫」という信頼もあったのかも。いや、でもめぐみが危うく洗脳されかけたわけですし、やっぱり迂闊な判断だったのでは・・・。
●出かけた先は大盛りご飯。クリスマスイブのチキン販売を手伝うようで、誠司もやってきました。すごい慣れた感じでやってきたのが実に誠司らしいです。クリスマスコスチュームにチェンジしたゆうゆうが可愛かった!
●チキン300個完売を目指すと言っていましたが、この「へい、らっしゃい!」的なノリは、コミュ力の低いわたしにはなかなか辛そうに見えました。できることならやりたくない部類の仕事です。でも、この世には小売・営業・販売・サービス業に従事している人が全体の7割くらいを占めるらしいですし、そこに含まれない人はなかなか稀ではないでしょうか。かくいうわたしも、先述したジャンルのバイトをやっていますしね・・・(遠い目)。
●タダ働きではなく、スペシャルプレートがお礼として振る舞われました。当然といえば当然ですが、友達関係ならタダ働きということもあったでしょうし、こういうところ、ゆうゆうは人の扱いがうまいのかもしれません。そんな、某赤い人みたいな言われ方は不服かもしれませんが(苦笑)。しかし、季節柄外は寒空・木々も荒涼としているので、中で食べさせてあげてほしかった気もします。外の方が雰囲気いいのはわかりますけどね。それか、前回のめぐみたちみたいに、せめて冬バージョンの私服を着せてあげてほしかった。
●腹ごしらえも済ませ、プレゼント交換タイムに。冒頭でひめが編んでいたのはこのときのためのマフラーだったんですね。仕方ないとはいえ、誠司がまるで数に含まれていないのはカワイソウですが、これはパジャマパーティーみたいなもので、男子と女子特有の違いと言えるでしょうから、彼女たちも誠司も、特に気にしてなさそうです。
●マフラーはそれぞれめぐみ→ゆうゆう、ゆうゆう→ひめ、ひめ→いおなちゃん、いおなちゃん→めぐみという方向へ渡りました。あまり関係性の薄い方向だと微妙な空気になりそうですが、全員、何らかの形で結ばれているのが面白いですね。いや、同じチームなんですし、どういう方向だろうと問題ないんでしょうけど、ゆうゆう→いおなちゃんとかだと、ちょっぴり関係が薄いかな、なんて思いますから、やっぱりこの繋がりは、どれも友情を感じる的確な渡り方だったと言えます。
●なんだかメイクもしちゃって、ドレッサーの販促も忘れていません。今回、プリフィケーションは出番がないのかな、と思いましたが、別にそういうわけじゃなかったようですね。このシーン後のメンバーをメイク状態にする意図があったのかな。メイク状態はケバいので、あまり多用してほしくはないんですけどね(さすがにイノセントフォームは慣れてきましたが)。
●涼しい顔でコーヒー(紅茶?)を飲んでいた誠司のところへ、プレゼントを持っためぐみがやってきます。決して忘れ去られていたわけじゃなかったんですね。よかったよかった。「誠司との思い出を考えていたら長くなっちゃった」なんて、誠司にしてみれば最高に褒め言葉でしょうけど、めぐみが天然すぎるというか、誠司を男として意識してないところは、ギャップというか悲しい認識の差を感じます。ある意味、めぐみもブルーみたいなものですね。この二人はまだ同年代ですし、誠司はめぐみのそういうところも知り尽くしているでしょうから問題ないとして、ブルーはそれなりに成熟していてアレなので性質が悪いところですが(苦笑)。
●クリスマスツリーが点灯するということで広場へ繰り出すめぐみたち。パジャマパーティーは別として、夜にこうやって行動しているのはプリキュアでは珍しいですよね。基本、良い子のためのアニメなので、キャラクターたちも日中に行動することが多いですし。
●誠司とめぐみがラブラブということで、人肌恋しいひめはいおなちゃんとゆうゆうの肩を抱きます。しかし、「~でいいか」なんて扱いをされたからか、スルリと抜けだしてゆうゆうと二人っきりになろうとするいおなちゃんの切り返しが冴えていました。意外とユーモアに溢れているというか、初期からは考えられない変化ですし、こういう何気ないシーンもまた、いおなちゃんの変化・成長と言えるんでしょうね。
●ゆうゆう発案で、神様やリボンたちにもクリスマスプレゼントを用意しようということに。昼間のお手伝いのお礼で商品券をゲットしていたからこそ発案できたんでしょうね。開口一番、「軽くドーナッツでも」と言うところがなんともひめらしい。そして、これまた久しぶりに発動したいおなちゃんの節制モードも懐かしい。
●その頃、誠司はマフラーに似合うブローチを見繕っていました。てんとう虫のブローチ・・・ジョルノ!
●サングラスをかけて遊ぶひめの「ひめらしさ」がすごい。こういう日常的なシーンでキャラクターの個性が出るのって何気にすごいことのように思います。最終的にリボン・ぐらさん→サングラス、ファンファン→ニット帽、ブルー・ミラージュさん→ペアカップということで落ち着きました。どれも的確なチョイスですが、ぐらさんのダブルサングラス姿が笑えます。
●めぐみを呼び出し、マフラーのお礼といってプレゼントを渡した誠司。めぐみは日頃のお礼と言ったのに対し、誠司の「マフラーのお礼」というのは、単なるお返しに見えて、そう見せようとする誠司の消極的な意識を感じました。マフラーのお礼ではなく、彼もめぐみのように「日頃のお礼」として渡した方が想いはよりダイレクトに伝わったでしょうし、そうしなかったから、めぐみに「気をつかわなくても」と変に勘違いされてしまったように見えます。てんとう虫をつけてあげて、「めぐみも幸せに~」と言ったところはカッコよかったですけどね。
●そんないい雰囲気をサイアークがぶち壊します。今までだと、偶然タイミングが合ってしまったとか、ご都合主義とか思ったでしょうけど、今回に関しては、赤い人が意図的にサイアークで空気を乱したようにも見えましたね。めぐみから誠司へ狙いを変えているので、彼を孤立させて洗脳を施すにはいい手段でした。
●サンタサイアークは色んな道具を駆使して、かなりプリキュアたちを追い詰めます。赤い人謹製だからか今までのより強かったのかな? でも、それなら前回のサイアークもそのはずですもんね。
●プリフィケーションでいつものように浄化して広場に戻ると、誠司の姿が見当たりません。そこにあらわれるレッドという人物。ブルーとネーミングはそのままという感じ。神様の悪い部分が分離した、なんて想像をしていましたが、完全に別の神という描写をされていました。しかもブルーがちょっと敬意を表しているような口ぶりで、神様序列としてはレッドの方が先輩なのかな、と思えましたね。ラフな格好はブルーに似通っていましたが、このときの戦闘服みたいな格好は、ロシアかどこかの首領という感じのレッドでした。ブルーで言えば儀式のときとかに着るあの和装みたいなのが、レッドだとあの戦闘服ということかな。
●さらにそこにあらわれたのは、レッドの手に落ちた誠司でした。操られているから仕方ないですが、ベルトがたくさん巻かれていて、ちょっと「カッコつけたい」年頃なのかなと勘違いしちゃうようなコスチュームに思わず笑ってしまいます。悪役っぽいんですが、ちょっとコスプレっぽくもあるというか。

【#46 愛と憎しみのバトル!誠司VSプリキュア!】
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●誠司がレッドによって操られてしまっていましたが、ある意味、今までのシリーズで敵幹部がしてきたことに近い展開でしたね。例えばハートキャッチでデザトリアンを召喚した際、媒体となった被害者たちの感情などが、デザトリアンに反映されていました。誠司もその心を利用されはしましたが、それによって、一種のカウンセリングのような状況になっていて、結果、レッドがいい人に見えないこともありませんでした。実際、めぐみとブルーに振り回されて誠司は悩んでばかりでしたからね。彼自身の性格にも問題があったように思いますが。
●誠司が敵と化してしまったのは、レッドの洗脳術だけでなく、その身に秘めた憎しみあってこそのようでもありました。誠司に憎しみが溜まっていたのはこれまでの描写からわかりますが、レッドが結晶で人を操る、というのは、なんとなくブルーと似たものを感じます。神様同士だから似ているのはいいとして、ブルーが愛の結晶で少女をプリキュアにするのと似ていますね。操るというよりは、自主的にそうなるよう促すというか、そのきっかけを与えるというか。
●というわけで、胸の結晶を破壊すれば誠司を助け出せるとのことでしたが、そういえばプリキュアの胸ってよく光ったり大事な部分だったりしますし(スイートプリキュアだとキュアモジューレだったり)、愛の結晶が胸につけてあるようにも見えますね。プリキュアも胸の部分が破壊されると、プリキュアになれなくなったりするのかな。
●結晶を破壊するのが目的とはいえ、誠司にガチで殴りかかる四人にはちょっと戦慄しました(苦笑)。それだけ真剣ということでしょうし、手を抜いて勝てる相手じゃないとわかっているんでしょうね。
●誠司と戦っているとき、今までの回想を背景にシルエット同士で戦っているのがすごくオシャレでカッコイイ演出でした。
●レッドに痛いところを突かれ、ダーク誠司に手ひどくやられてしまうプリキュアたち。CM明けにバスタオル姿で倒れている四人がやたらと扇情的で驚きました。そういえば、ハピネスチャージプリキュアでこういうやられ状態ってあまりありませんでしたし、やるとしたらこの姿なので仕方ないですが、やはり思ったとおり、色っぽくなってしまいました。雪がガンガン降っていて寒そうでしたが、それよりレッドの「美しい光景だ」が別の意味に聞こえて仕方ない(笑)。
●地球を愛そのもの、と言ったレッドの例えが秀逸でした。地球が愛で青だとすると、彼は別の赤い惑星の神で、それは憎しみそのものということでしょう。青は清浄や清潔、新鮮などのイメージがありますが、赤は荒廃・退廃といったイメージがありますし、「青き惑星の地球」に対比するいい色だと思います。そのまんまなネーミングは驚きましたが、それだとブルーの時点でそのまんまでしたから、あまり違和感はないかな。
●なぜ憎むの、という問いには返答せず、赤い星を衝突させようとするレッド。さらに赤い惑星からはサイアークたちが先遣隊のように派遣されてきて、ミラージュ様の全人類サイアーク化と同レベルくらいの危機がやってきます。正直、サイアークにそれほど差は感じないので、あのときの方が状況としては厳しかったんじゃ? と思わなくもないですが。
●レッドと誠司は惑星へ向かってしまい、めぐみも自分を責めて絶望していました。そしてサイアークの一撃が振るわれたとき、そこに駆けつけたキュアテンダーが、颯爽とめぐみを守ります。テンダーは彼女たちに助けてもらったからこそ、今の彼女たちが許せなかったんでしょうね。助けに来たというよりは、一喝しにやってきたようでしたし、テンダーは年上ということもあって、そういうポジションの方が似合います。
●一喝を受けて意気込むひめが勇ましいですが、相変わらず、珍獣状態とこういうときでは声がガラリと変わりますね。それがひめの魅力の一部を担っているとは思いますが、そのギャップが激しすぎて、カッコイイシーンで思わず笑ってしまいます。
●「あ、あれは!」スーパー戦隊か、仮面ライダーか、とにかくそういうヒーロー物でコラボをしたときのような光景に近い感じで、世界各国のプリキュアたちが駆けつけてくれました。自分の国はいいのかと思わずにはいられませんでしたが、メルシィやボンバーガールズは来ていないようで、これる者たちだけ来たという感じなんでしょうね。何気に一番嬉しいのはアロ~ハプリキュアだったかな。ゲスト出演だったはずが再登場してくれたわけですし、ある意味テンダーの次くらいには描写されたキャラクターでもありますしね。助っ人の中でも、それどころか本作中でもかなり好きです、アロ~ハ(助っ人プリキュアは、ファントムのエターナルゲージから解放されたプリキュアたち?)。
●みんなありがとう! という映画みたいなパワーアップ描写から、プリキュアたちは再変身。今回は最初から変身していたので、変身シーンはないかと思いましたが、やはり販促上入れないわけにはいかないでしょうし、終盤によくある敗北→変身解除→再変身というプリキュアお決まりの流れでしたね。しかし、みんなのパワーを受け取って変身する様子は、もはや他のプリキュアとは一線を画しているように思えます。彼女たちだけ、元気玉的な、他者のパワーを吸収できる力があると思えるレベルです。ブルーやミラージュ由来の土地を守護するプリキュアだから(王族もいますし)、他より特別というのも納得できる理由付けはありますけどね。
●各国のプリキュアたちと連携攻撃するシーンがすごくイイ。コンビネーションがよすぎて、一瞬アロ~ハプリキュアに気づかないくらいでした。それからイノセントフォーム→プリフィケーションでフィニッシュしますが、こういうところ(フォームチェンジ)も他国との違いですよね。他のプリキュアたちはどういう気持ちで見ているのか気になるところです。「すげー」なのか、「わたしたちも負けてられない!」なのか。他のプリキュアもミラーとプリカードによる変身なら、みんなフォームチェンジできるのかもしれませんけどね。
●プリキュア同士で勢力争いをしているわけじゃないですし、敵が全滅して平和になると、そういう考えも意味がなくなるんでしょうけどね。プリキュアがなくなるというのは、こういう絆や関係性もなくなっちゃいそうで、それはそれで寂しいです。ひめが友達できたのだって、ある意味プリキュア稼業があったからでしょうし。
●ハピネスチャージプリキュアが惑星に向かったあと、ブルーが残っていたことに驚きました。てっきりレッドと直接対決でもするのかと思っていたので。「地球を守ろう!」という彼の言葉はもっともでしたし、それで納得できましたが、その台詞を言ってくるりと反転し歩いて行く様子は、なんだか見送りを終えたリアルな場面っぽくて笑えました。久しぶりの帰省で戻ってきた子どもたちを見送った親みたいな。
●ラブリーは、誠司への思いを馳せながら惑星レッドへ向かいます。なんだか失恋したから誠司に乗り換えた、みたいに見えてしまうのは印象悪いですが、一応「大切な人」という表現に留めていますし、そこは間違いないでしょう。めぐみなら、この状況でも誠司を「愛している」とまでは言わなさそうですし、「友達として」という注釈が入りそうです。そもそも、めぐみは「失恋」しながらも前向きでいる、という、ミラージュ様や誠司とは違う表現をすることに意味があるので、「誰かに乗り換える」というのはないかもしれません。あくまで「失恋を乗り越える」ことが重要というか。

【#47 ありがとう誠司!愛から生まれる力!】
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●レッドの語りからスタート。このあたりから、「愛は一瞬、幻」というワードが頻発します。後半の展開からしても、「愛はずっと続く、愛は消えない」というのが物語のキーになるんでしょうけど、ちょっとテーマとして押すには唐突な登場でアレでしたね。作中ずっと語られていたならまだしも、レッドの語りによってやっと登場したくらいですから、「レッドのテーマ」としてはアリですが、本作全体のテーマとして語るには役不足感が否めません。でも終盤なので本作全体のテーマとして語っているんでしょうね・・・。
●二つの星が接近するシーンを背景に、レッドとブルーがにらみ合いますが、まるで運命の出会いでも果たしているかのようなロマンチックな映像に見えて、これはなかなかに気持ち悪い絵ヅラ(苦笑)。
●惑星を舞台に、改めて誠司と相対するプリキュア。やはり誠司は手ごわかったですが、ハニーがリボンで捕らえるシーンは頭を使っているようでカッコ良かった。大きく円を描くように、そして誠司に気づかれないように追い詰めていって、一気にギュッと絞るのがジョジョのジョセフみたいなシーンでした(小並感)。
●フォーチュンは、誠司が道場にやってきたときのことを語ります。過去回想を入れていくとは思いませんでしたが、前回も入っていましたし、フォーチュンだからこそ語れる内容でしたからね。めぐみを守ろうと決意した少年が、今こうやってめぐみたちを追い詰めているのが何とも皮肉というか、嘆かわしいです。その原因を彼に求めるかめぐみに求めるかで、本作全体の捉え方も変わってくるでしょうね。めぐみやブルーの視聴者好感度が低いので、必然的に誠司贔屓な人が多いようですが、個人的には、誠司もうちょっと頑張ってと言いたくなります。「憎しみに負けるな!」というのは、レッドの洗脳から逃れてくれという意味ですし、同時に、憎しみに染まっている現状はちょっと情けない。
●イノセントフォームの必殺技が揃い踏みしますが、誠司のバリアパワーが押し返してしまいます。今更ですが、フォーチュンのエメラルドイリュージョンが爪関係ないよなぁと思っていたところ、エメラルド→ネイルアートのデコストーンじゃないかと理解できました。今まで、「なぜエメラルド?」とずっと考えていたので。
●ここでラブリーがパワフルキッスをしなかったのは、三人がラブリーのために時間を稼いでいるのもありますが、「誠司にパワフルキッス」だとちょっとニュアンスが変わってきそうですからね。それを避けるための作戦でもあったのかな。単純に、「ラブリーのパンチングパンチが一番効果的」という作戦なんでしょうけど。
●パンチングパンチで大気圏突入し、惑星レッドに着弾。もし途中で結晶が割れたりしたら、誠司の体は持つんだろうかとちょっと心配でしたが、割れてなくて一安心(オイ)。神が作ったんだから割れない、という絶対の信頼性を置いているレッドですが、こういう煽りは割れる前振りにしか聞こえなくて、むしろどうやって割れるのか期待が高まりますよね。
●ラブリーは、誠司と二人っきりでの会話(物理)を楽しもうとします。誠司はまったくその気はないですが、この二人に足りなかったものは何かと考えると、確かに「会話」かもなぁと思うところはありますし(今まではいいとして、めぐみがプリキュアを始めてからは、会話が足りなくなってたかも)、今の誠司と会話するには、文字通り「拳」しかなさそうです。ラブリーが戦闘狂チックなキャラ付けをされていたからよかったものの、ちょっと展開としては唐突に感じましたし、めぐみがいおなちゃんみたいに空手に精通したキャラクターならなぁと思わなくもありません。いおなちゃんもポジションとして必要ではありますし、しかしそれだと空手キャラがとても多くなってしまいそうなので、このあたりのバランスは難しいところ。
●ラブリーの判断は、レッドの思惑を外すという意味でもいい対処だったようです。二人は彼の思い通りに戦っているのに、どこか清々しいのは、彼への苛立ちになっていましたからね。そこをブルーが後押しというか、これまた彼の十八番「いいとこどり」。ブルーはレッドとテレパシーでいつでも話せるから、地球に残ったのかもしれませんね。どこにいようと登場できる彼はまさに神出鬼没。
●誠司が放った憎しみの炎を吸収し、ピンキーラブシュートで返すラブリー。終盤に初期技というのは鉄板の演出ですが、炎を吸収する禍々しい構図から(オイ)、てっきり最強バージョンのラブリーブラスターがくると思ったので、そこは肩透かしを食らったようで残念でした。でもピンキーラブシュートが突進技に変化していて、初期技でありながら最終バージョンみたいなのは嬉しいバリエーションでした。そもそも炎吸収が突然すぎて、そんな技能あったのかと驚きましたが、こういうアドリブで色々やっちゃうのはハピネスチャージプリキュアっぽいですよね。
●誠司の説得に成功。誠司にプリフィケーションで浄化を行いますが、正気を取り戻したからといって、体を大に広げて「来い!」というシーンは、抱きつきを期待しているようでちょっと面白い。ミラージュ様にやったような特別バージョンのプリフィケーションだとヤバイ絵面になっていたかもしれませんが、いつものプリフィケーションで安心というか、誠司はカワイソウというか。
●憎しみより愛が勝ったことを認められないレッド。地球からテレパシー的にレッドを煽るブルーですが、このときの彼のポーズがいちいち笑えます。
●愛は無敵という、ラブリーらしい台詞に反論するレッド。彼は本当に愛が憎いようですね。そこまでねじ曲がるには理由があったはずで、次回以降は最終局面に突入しつつ、レッドの動機が打ち明けられていく内容となります。


【#48 憎しみをこえて!誕生!フォーエバーラブリー!】
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●河野さん作画監督で始まった48話。アバンでも長々と尺稼ぎがありましたが、基本的にこの回は尺稼ぎに執心していたような気がする内容でした。レッド優勢→プリキュアピンチ→ラブリー覚醒という流れを行うには、1話は長すぎたということかも。
●語り合う戦闘はプリキュアらしいですが、同時にガンダム監督の富野さんらしさがありますね。もともと尺稼ぎとして使われていた手法らしいですし、ここでは本来の使途で使われていたようにも思いますが、プリキュアの戦闘は「説得合戦」の意味合いもありますし、レッドの主張がまさればレッドが優勢になるのは、映像的にもわかりやすいですからね。「勇気」や「優しさ」といったワードを、対応するプリキュアのときに言ったりして、洒落た言い回しもよかったです。
●イノセントフォームにも圧倒し、エターナルゲージでラブリーを除く三人を封印。この技は本来レッドの技だったようですね。ファントムのあの姿や技はレッドの影響が強そうですし、ファントムはレッドの分身・分霊みたいな感じと言えるかもしれません。
●ラブリーへのエターナルゲージを身を挺して防いだ誠司たち。赤い結晶による洗脳が解けていても、コスチュームはそのままだったので、一度ゴッド化した悟空よろしく、誠司にも戦闘能力が宿っているかと思いましたが、そういうことはないようで、少年一人分くらいの力しかありませんでしたが、それでもラブリーを守ることはできます。やっと「めぐみを守る」ことができたと言えるんじゃないでしょうか。
●惑星レッドは、思っていたとおりレッドが守護していた惑星でした。愛を持って星を守っていても滅んでしまった・・・それが、彼が憎悪を募らせた原因だと判明。滅んだ理由も気になりますが、そもそも、彼は数百年前に、ブルーとキュアミラージュに封印されたはずなので、あのときの姿はなんだったんだろうという疑問があります。あの姿は、憎しみに狂ったレッドだったのかな?
●ラブリーは愛、レッドは憎しみで対立は平行線。そんなとき、世界のプリキュアたちから生まれた光がラブリーに力を与え、惑星レッドには緑が戻り、ラブリーはフォーエバーラブリーに。しかし、変身バンクも河野さんが描かれたからか、とても素晴らしいとは言いがたく、むしろ時折見える可愛い顔の方が嬉しいという感じの内容でした。
●愛と憎しみの対立はわかりますが、なぜ「フォーエバー」という単語が出てきたのか疑問でした。最終話でもちょっと触れられましたが、ようは、レッドの主張は「愛は一瞬、愛は儚い」というもので、ラブリーは「愛は永遠、愛は強固」だと主張し、そこで対立しているんですね。永遠というのは強靭や繁栄、栄華の象徴というイメージがありますし、そこからの「フォーエバーラブリー」はアリといえばアリですが、プリフィケーションしかり、キュア「テンダー」しかり、本作はパッと第一印象でわかりにくいワードが多いですね。それがのんびり路線にはいいアクセントになっているとは思いますが、それが効果的に使用されているかは疑問です。
●引き伸ばしが多かったですが、それはまぁドラゴンボールから伝統みたいなところがありますし(受け継がんでいい)、アバンなどでの世界プリキュアの静止画はけっこう可愛かっただけでも収穫でした。最終戦闘で次回タイマンだとするなら、もうちょっと固有技を登場させて欲しかったですけどね。CMに入るときにマイクがアップになってちょっぴりしんみりするシーンは、ハートキャッチでオーケストラをデューンに決め、タクトがアップしてEDに入る流れを思い出しました。

【#49 愛は永遠に輝く!みんな幸せハピネス!】
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●フォーエバーラブリーになったことで、誠司たちを鏡状態から解放できました。このあたり格上感がありますし、プリンセスがラブリーを見たとき、ラブリーは微笑み返しましたが、そのときの余裕っぷりが清々しい。しかし、レッドにはそれほど「強敵感」がなかったので、ラブリーが強化されたところで、「これで勝てる!」みたいな快感もあまりないのが悩みどころ。
●レッドが人間サイズなのはいいとして、世界中にサイアークを召喚したり、プリンセスたちを鏡化したり、ミラージュ様やファントムあたりもできそうなことをやっていたのがなんとも。世界のプリキュアも善戦していて、それほど苦境っぽくなかったのがクライマックス演出としては残念でした。むしろレッドの方が、自分の居城に乗り込まれ、誠司も解放され、ラブリーもフォーエバー化するなど追い詰められていたような。
●ラブリーを倒すことで憎しみの優位性を訴えようとする(?)レッド。この対立があるのでタイマンは納得なんですが、見守っているプリンセスたちがシュールというか、完全に観客化していたのも残念でした。ハートキャッチでは合体しつつもブロッサムの姿が色濃く出るなどうまくやったものですが、タイマンを張るには、ラブリーはちょっと役不足感が否めません。地球を背負うほどの格があるかと言われると疑問というか。まだブルーが物理的にタイマンした方が良さそうでしたが、彼は安全圏からテレパシーで煽ることしかしないから・・・(苦笑)。
●人間VS人間の戦闘として至高とも言える描写がすごかったです。格闘ゲームばりの動きが面白く、そして案外拮抗していたのも意外だったかな。最終戦闘が肉弾戦というのは、最近のシリーズだと新鮮でいいのですが、やっぱり敵は強大で巨大な方がいいかな、なんて思っちゃいます。巨大だと、わかりやすく「強敵感」や「絶望感」が表現できますし、そんな巨大な敵に対抗することで、プリキュアの強さ、プリキュアの想いの強さなどが表現できますからね。人間サイズでもいいんですが、それならそれで、「強敵感」や「絶望感」を表現しなくちゃいけませんが、レッドはそれができていたとは言いがたいですし、それなら巨大なサイズが・・・と思ってしまいます。人間戦闘はファントムあたりのときにしてくれていれば・・・(誠司にさせるのは酷ですし)。
●プリキュアフォーエバーハピネスシャワーでレッドどころか地球上まで浄化しつくすフォーエバーラブリー。攻撃の規模としてはかなり広いですよね。パルテノンモードのハートのマイスイートハートもそれなりでしたが、こちらは二つの星を浄化したところを見ると、やはり規模の広さは随一という感じ。
●レッドは無事に改心(?)。ブルーとミラージュさんもここで参戦し(遅い)、彼が自分の兄であることを告げます。ますますブルーの戦犯っぽさが増すというか、存在を失念しておくには重大過ぎる関係でしたが、まぁブルーだから仕方ない。彼が諸悪の根源と言ってしまえばそうですが、彼はひたすらに天然で、彼の周囲に恨み深い人が集まるような感じで、むしろブルーは災難の相でもあるんじゃないかというレベルです。神様でご利益ありそうな存在なのに災難とはこれいかに。神でもそういうところは疎いとか、そういうところは平凡とか、そーいうことなんでしょう。「神様は万能じゃない」が、本作のテーマの一つとしてあるように思えます。
●世界を巻き込んだ戦いが実は恋愛のこじれとか、家族との喧嘩とかいうのは作品のオチとしてはけっこうあることなので、それに関しては特にどーこーいうつもりはありません。ブルー・レッドという名前の共通点からも、近親者っぽさはありましたからね。すべてブルーが原因、とは言わないまでも、常にブルーが関係している、というのは彼が嫌われるポイントをさらに増やしたように思いますが(苦笑)。
●レッドが憎しみを抱いたのはもっともですが、単純にブルーを羨んだとも言えますし、シムアースで弟は順調に星を繁栄させているのに対し、自分の星は滅亡してしまって八つ当たりしたように思えなくもありません。神様という視点上、話がちょっとシミュレーションゲームっぽく感じてしまいました(笑)。
●心に鏡を持っている、とブルーがいいことを言ってまとめようとしましたが、その要素が本作は薄かったのは残念でした。おしゃれ、化粧、幸せというファクターはそれなりに拾えていた気がしますが、鏡というのだけはイマイチでしたね。ブルーとレッドが相似しているのは、彼らは鏡写しの存在という比喩で(二つの惑星からもそう考えられます)、天然(無垢?)なブルーに対してどういう感情を抱くかで、自分の内面がさらけ出される、ということなのかもしれません。彼に対して恨みを抱くなら、それは自分が憎しみを持っているからで、彼に対して好意を抱くなら、心には愛がある、ということなのかもしれません。
●ブルーに対して好意を抱け、というのは無理があるかもしれませんし、この仮説自体も曖昧なものですが、そうでもしないと「鏡」のファクターが拾えませんし、そもそもわたしはブルーにそこまで憎しみがありませんからね。争いは同レベルでしか起こらない、という有名なAAもありますし(元は漫画)、余裕のない人、常に苛立っている人ほどブルーに憎しみが募るとか、そういうリトマス紙になっていたのかな、なんて遠回しに自分の精神的優位性を立証するわたしです(オイ)。
●ブルーが地球を去り、惑星レッドを復活させる、というのはいい展開でした。ブルーという疫病神を厄介払いできる意味でも(オイ)、彼らの兄弟愛を惑星と一緒に育むという意味でも、行動を共にするのはけっこうアリではないでしょうか。日常の些細なことでブルーに憎しみを抱きそうなのがハラハラしますが(苦笑)。ミラージュさんも同行するようなので、弟夫婦を毎日見ることになる兄としては、それこそかなり複雑で、また数百年前の怪物にならないか心配です。そうなったらアクシアに封印されるかな(笑)。
●ファンファンがミラージュさんから離れたのは意外でしたが、新婚生活を邪魔しないといういい配慮だったかもしれません。そのあとゆうゆうのところに落ち着いたのもいい展開でしたが、こうなると、妖精なしはめぐみだけになるんですね。でも誠司がいますし、誠司の日頃のフォローっぷりは、妖精より役立つからいいかもしれません(オイ)。
●惑星レッド(ブルー)を見送ったラブリーの表情が秀逸でした。このとき、ラブリーは真に失恋したのでしょう。しかしミラージュ様や誠司、レッドのように憎しみは生みません。清々しい失恋から、新しい愛へ向かうのがめぐみらしさなのでしょう。女性だから切り替えが早いとか、めぐみは尻軽とか色々言われる原因かもしれませんが、まだ次の愛を模索している感じに描写されているので、そこはギリギリのラインじゃないでしょうか。誰かにがっつくようだと、そう思われても仕方ないですが、そんな風にはなってませんでしたからね。誠司救出編だとそんな風に見えちゃいましたが。
●めぐみのひっさしぶりに変な歌を聞きながら、三幹部たちの転生(?)が判明しました。警察官のオレスキー、保育士のホッシーワさん、サラリーマンのナマケルダさんなどみんなイメージぴったりですが、星先生があめ玉を独り占めしたのが印象的でした。流れ的に「みんなで食べる」のかと思いましたが、独り占めして、それでみんなが喜んでいたのがいいシーンだった。ちょっとしたペットみたいな扱いになってないだろうか(苦笑)。
●意外や驚きを通り越して、何がなんだか最初は理解できなかったのは、旧ナマケルダ(生瀬さん)へ増子さんがインタビューするシーン。増子さんの最後の出番か、なんて思ったり、プリキュアの正体はわからずとも三幹部のその後は突き止められるのか、と思ったり、言いたいことはたくさんありますが、何より思ったことは、「生瀬さんにナマケルダの記憶がある」ということです。いや、それはミラージュさんがミラージュ様だったように、利用されていたのが正気に戻ったということで説明がつきますが、だとすると、ブルースカイ王国しかり、ミラージュさんしかり、世間からのバッシングが酷いように思えてしまうのですが、彼らはこれからまともな日常生活を送れるんでしょうかね。まぁ、マスコミが過度に事実を捻じ曲げない限り、世界中の人々は彼らの事情を汲み取ってくれるでしょうし、愛を持った人々なら、彼らを迫害することもないでしょう。そういうところが本作の市民たちのいいところでもありますが、ちょっと不気味なところでもあります。人間味がないというか、もうちょっとリアルに描写してくれてもよかったんじゃないかと思います。理想の世界ですが、理想すぎて、不自然に見えてしまうというか。
●オレスキーが坂を登る最中に登場した女の子がつむぎちゃんだとは最初気付かなかったわたし自身に失望。あれだけ劇場版が好きだったのに、つむぎちゃんのことをまったく忘れてしまっていました(オイ)。というか、アニメに登場するとは毛ほども思っていませんでしたし、出てきたときも、「あれ? 今意味深に登場した子は一体・・・?」くらいの感覚でした。そうか、走ることができるようになったんだね・・・(;ω;)。
●ファンファンが追加された以外は、今まで通りに登校するめぐみたち。ナマケルダを見かけたときのひめの反応が素晴らしかった。お似合いの二人ですぞ。
●幻影帝国との戦いが終わり、話は当然、これからどうするかというものに。ファンファンは大盛りご飯で料理を作ったりしているようですが、人型にもなれるというのは妖精の中では大きなアドバンテージですよね。誠司じゃないですがプリキュアを守れるくらいの戦力ですし、もし違う危機が彼女たちを襲っても、先陣切って戦ってくれそうです。というかファントムとゆうゆうがお似合いすぎて辛い辛くない。彼女たち、もう両親公認のもと、このままゴールインしちゃいそうな勢いじゃないですかね・・・?
●ひめが国に帰ってしまうんじゃないかと心配するいおなちゃんがすごく可愛かった。ひめはいおなちゃんに懐いている感じがありましたが(というかみんなに?)、それと同じくらい、いおなちゃんもひめが好きだったんですね。懐かれているから好きになった、ということもありそうですが、一度、勘違いというか自分の身勝手でひめを責めすぎてしまった時期があるので、その贖罪みたいな感情が裏返しとなって(?)、好きに変わっているのかもしれません。これも、ひめへの「憎しみ」が消えて「愛」に変わっていると言えるのかも。何にせよ、ペットと飼い主みたいなひめとゆうゆうの関係も好きですが、この友達同士でじゃれあうようなひめといおなちゃんの関係も好きですね。
●ひめは、また誰かと友達になろうと、神様からもらった大事な愛の結晶を投げに行きます。友達作りには消極的だったはずで、最初も「利用できる人間」を手に入れようとしていたひめとは大違いで、これも彼女の成長表現になっていましたが、ひめだとなんとなくゲスっぽさが漂うというか、この「調子の良さ」だけはブレないのはさすがです。あくまで引っ込み思案や物怖じをしなくなっただけで、彼女の性格そのものが激変したわけじゃないんでしょうね。
●めぐみと誠司の会話でシメ。「大切な人」という二人の口から出てきた単語は、それぞれ相手のことを指しているように思えましたが、それが今この瞬間じゃないというのが、なんともビターというか、ラブコメ的先延ばしを感じて、ちょっとその後が気になります。でも、そこまで気にならないのは、もう円満な風景が目に見えているからか、それともあまり興味がないからか(オイ)。最後のワンカットで愛の結晶が寄り添っているシーンがありましたし、それで十二分に語っていたとも言えますしね。
●恒例のキャラデザ担当によるエンドカードで終わりかと思いきや、後続作品の主人公にバトンタッチがまさかのアニメ映像で! オールスターズでの共演は青山さんデザインで統一されるので、完全別デザインのプリキュアが同一空間にいるというのがすごく新鮮でした。ハピネスチャージするときのポーズがいい。
●そして、エンドカードで終わり。最後の登校風景やエンドカードを見ても思うのですが、本作のキャラクターたちは、日常を描いてこそ輝くような気がします。愛だの憎しみだのを語ってもあまり重みがないというか、似合わないんですよね。だからめぐみがレッドとタイマンしていたときも、「いつの間にそんな悟ったの」とめぐみのキャラが変わってしまったように見えました。つぼみのように成長してチェンジしたり、あまり変わらない響だったり、最初から悟っているマナと違い、めぐみは第一話と最終話でどう変わったのか、変化がわかりづらいので、フォーエバー化したときの台詞も説得力があまりなかったような。

 というわけで、簡単ですがハピネスチャージプリキュアの残り話の感想でした。これだけではさすがに味気ないので、全体の総括を別に書こうと思ってます。こっちはとりとめのない感想になりましたが、そっちの総括が、ハピネスチャージプリキュアの私的総まとめになりそうです。
  個人的には、散々書いちゃいましたけど、いつも通り最後には好きになれた作品だと思っています。

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