寄り道ブログ
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TVアニメ Go!プリンセスプリキュア #01 「私がプリンセス?キュアフローラ誕生!!」 感想
プリプリ01-03

 プリキュア新シリーズが始まりましたけど、お覚悟はよろしくて?
 遅ればせながら、新シリーズ通称プリプリの感想を、簡単にですけど書いていこうかと思います。今後どうなっていくかは別として、1話特有のワクワク感みたいなものはさすがプリキュアシリーズといったところですね。

【あらすじ】
 はるかはプリンセスになりたい女の子。昔、褐色男子から謎のアイテムをもらっていて、それをもらったからかどうかはわかりませんが、「お姫様」に憧れた彼女がノーブル学園に入学するというのが本作の大まかなあらすじです(大雑把すぎる)。
 プリンセスを目指してノーブル学園で作法や礼儀などを学ぶのが目的でしょう。そこにあらわれた謎の敵と、謎の妖精たち。そして伝説の「プリンセスプリキュア」という存在。要素自体は今までのプリキュアを踏襲するようなものですが、プリキュアよりむしろ「プリンセス」を強く推している点や、はるかが親元から離れているところなど、歴代シリーズとは違った味付けがなかなか楽しませてくれそうです。

【「プリキュア」という観点から見て】
 監督かプロデューサーか関係者の誰かが言っていたようですが(時期的にはハピネスチャージ放送中?)、「次回作は色んな意味でプリキュアらしくない作品になる」とのことでした。期待感を煽るために、宣伝担当やプロデューサーはしばしばこういうことを言ったりしますので、話半分くらいに頭に留めていましたが、蓋を開けてみれば、いやいや、実にプリキュアらしい内容だったのではないかと思います。
 今までのプリキュアと違う点があるとすれば、主人公の家が「洋食店」や「お花屋さん」みたいな夢のある職業ではなく、特に何もなさそうな家庭だということです。前作の主人公めぐみもそうでしたが、未就学女児が見ているためか、メインメンバーたちは特殊な職業の家であることが多かったです。ブティックやら弁当屋やら。「そうではない」というだけで、プリキュア・シリーズからすればけっこう珍しいことですからね。本作に関しては、家庭環境が深く描かれていないから不確定なだけで、実際はどうだかわかりませんけどね。

 さらに特殊な点としては、ミッション系の学校が主人公の通う学校というのは今までもほとんどそうでしたが(普通の学校の方が少なそう?)、そこが全寮制になっていて、親元を離れて完全に学校で寝泊まりする、というのは初めてですね。どのシリーズも家から通っていましたし、そうすることで家族の絆を描いたり、ある種の「安定感」のようなものがあったと思います。家を出ているということで、その足場がなんだかグラグラしてしまう感じはありますし、もしはるかがホームシックになろうものなら、その感情は視聴者にも伝播するでしょうからね。
 こういう状況でしか描けないこともあるでしょうし、あえて「全寮制」にしただけのモノを、見せて欲しいところですね。

 プリキュアといえば、「決め台詞」も欠かせないところではありますが、それもシリーズによって様々で、キャラの「口癖」と変身時の「名乗り」、そして必殺技のときの「技名コール」くらいはだいたいのシリーズが備えていますが、それ以上の「決め台詞」が用意されている場合もあります。
 例えば前作ハピネスチャージの主人公めぐみであれば、「世界に広がるビッグな愛」という名乗り、「幸せハピネスだね」という口癖、「あなたにハッピー、お届けデリバリー」といった攻撃時の台詞などがありましたが、意外とそれくらいのもので、他に定型として決まった台詞はありませんでした(強いてあげるならチーム名乗りがあるくらい?)。
 しかし、前々作のドキプリ主人公マナの場合、「みなぎる愛!」という名乗り(チーム名乗り含む)、「キュンキュンだよ」という口癖、「あなたに届け、マイスイートハート!」という必殺技コールの他にも、「愛をなくした悲しい○○さん!」という、言わば「開戦合図」の決め台詞もありました。これがかなりケレン味のある、「ドキプリらしさ」に繋がっていたなぁと思いますし、決め台詞というのはそういう効果があると言えるでしょう。スーパー戦隊でいう「荒れるぜ、止めてみな!」や「勝利のイマジネーション!」のようなものと言えばいいでしょうか。

 本作プリプリにおいてもそれはかなり顕著で、「咲き誇る花のプリンセス!」という名乗りや、「満開」という口癖、その他にも「ごきげんよう」という戦闘終了台詞に、「お覚悟はよろしくて?」という戦闘開始宣言、囚われた人を助け出す「開け夢への扉」など、いちいち決め台詞がカッコよく、これこそが「プリンセスプリキュアらしさ」になっていると言えます。そういう意味では、他シリーズより「決め台詞が多め」と言えるでしょうね。
 個人的には、モードチェンジ時にパフュームの一部分を動かす「エクスチェンジ」も、決め台詞っぽくてカッコいいです。アイテムを使用するときの掛け声は、「くるりんミラーチェンジ」みたいなもので、必殺技台詞の一貫といえばそうなんですが、およそ女児向けアニメらしくない単語なのがカッコいい理由でしょうか。モードチェンジとエクスチェンジをかけているかのような語感のよさも素晴らしいです。動かす部分がエックスの向きになるのも、台詞と動きが一致していて気持ちいいですね。
 このスッと胸に入ってくる気持ちいい台詞たちが聞いていて爽快で、単純なカッコよさだけでなく「聞いて気持ちいい」というのは本当、特撮やこういったアニメでは素晴らしい効果を発揮してくれます。文章などではわからない語感の良さってありますからね。文字媒体の作品が映像化したときに微妙な感じになったり、そっちの分野の人が映像作品に関わったとき思いの外テンポが悪く感じられたりするのは、すべてこういう「音」や「語感」に関することでしょうし、そこまで気を配って考えられている感がヒシヒシと伝わってきますね。

【作画・キャラクターデザイン】
 当初キービジュアル等が解禁されたとき、「初代の稲上さん?」なんて言われるくらい無印テイストの強いデザインが話題でしたが、毎年恒例の「微妙」ムードはもともと少なかった感じで、つまり最初から好印象ではありました。蓋を開けてみれば、キャラデの中谷さんは色んな作品に参加されているもののキャラクターデザインは初挑戦のようで、「初代っぽく」という要請でこういうデザインに落ち着いたのかな、なんて思います。
 初代っぽいちょっと古臭くて、少し男勝りな感じのあるデザインが特徴的ですが、可愛さは折り紙つきですし、主人公のキュアフローラはキュアダイヤモンドのように足が大きく露出しているのも特徴ですね。主人公はだいたい男勝りというイメージからか、ブーツっぽいデザインであることが多いので、足が露わになったデザインは珍しいですし、その足が時には肉感的に、時にはデフォルメチックに描かれたりと、意外と表現にも幅を持たせてあるのが面白い。その時々によってシーンに応じた描き方ができるのは強みですよね。

 監督の田中さんは、演出家として数々の神回をプリキュアにもたらしてくれたスタッフさんですが、その田中さんが監督しているだけあって、そして一話というもともと他の回以上に注力して作られる回だったからか、作画の良さ、演出の素晴らしさは他のシリーズの一話に負けないほどでした。
 特に、本作特有の表現として「花びらが舞う」表現が変身バンクや戦闘シーンで描かれましたが、これがまたすごかった。唖然とするほどというか、開いた口が塞がらないというか、それくらいの圧倒される映像でした。よく、花が舞うシーンなどは見かけますが、今まで見てきたそれらのシーンを凌駕するほどの量というか質というか、前が見えないほどの花びらは、凄まじすぎてもうどうにかなっちゃいそうな感動がありました。こと「花が舞う」というポイントについては、それが作画によるアニメーションであれCGを使ったものであれ、「他の追随を許さない」意気込みを感じましたし、実際わたしが記憶する限りでは、最高の「花が舞う」シーンでした。

プリプリ01-01
 作画というか演出の話になるのかもしれませんが、細かいところで言えばOPのスタッフ・テロップにいちいち王冠(ティアラ?)がついていたり、サブタイトル映像がちょっと長めで凝っていたり、レースのような模様が画面に表示されたりと、細かい配慮というか雰囲気づくりがたまりません。それらが積み重なることで、本作らしい「ミッション系」のムードや、「お嬢様」らしい気品、「プリンセス」らしい高貴さなどが感じられます。
 もちろん本編内容でも感じられるのですが、曲や、画面効果によってそれらを感じられるというのは、本作特有の要素としてわかりやすく目につきますし、プリキュアシリーズだけでなく、他アニメたちと比較しても、その個性を遺憾なく発揮しているのではないでしょうか。
 ある意味で、こういうアニメ玄人(苦笑)好みの画面効果って、プリキュアはむしろ避けてきたような印象があるので(あくまで女児向けにわかりやすくするため)、それらを贅沢に使用しているのは嬉しい反面、その冒険にはちょっと心配しますね。といっても、もっと癖のある演出をやる人はいますし(ハピネスチャージでゅぅゃ回を担当した山内さんとか)、プリンセスらしさはあれど、それが難解な表現になっているわけじゃないので、単純に「豪華」という意味でも、見ていて楽しいですね。女児たちもきっと楽しく見れているでしょうし、これくらいでとやかく心配するのは杞憂でしょう。

【音楽】
 音楽担当は、ドキプリ、ハピプリに続いて高木さんということで、今までの二人と同じように複数作品を担当するというパターンは依然継続中といったところでしょうか。スイートプリキュアで高梨さんがその実力を十二分に発揮していたように、プリプリはわかりやすくエレガントな曲調が求められているようで、そういった舞踏会みたいな曲が多く、それが本作特有の要素にして、前述した「プリンセス」らしさの表現に一役買っていますね。
 今思えば、ドキプリ、ハピプリも特徴的でイイBGMは多かったですけど、それらを簡単に上回ってしまうほど、本作のBGMはさらに個性が強いです。一言で言えば「ありがち」で「よく聞く感じ」でもあるのですが、そういうお決まりのフレーズはやっぱり耳に残ります。「ストーリー」でも王道というものはありますし、それらは大抵素晴らしいものです。ロックであれジャズであれ、わかりやすくカッコイイフレーズ、わかりやすく可愛らしいフレーズというものは存在するはずで、本作で言えば、わかりやすく「エレガント」なフレーズが多用されている、という感じでしょうか。

 音楽に近い分野だとは思いますが、キャスティングに関しても、特に違和感のないいつも通りの絶妙な配役でした。個人的にはプリキュア側がマーメイドの浅野さん以外あまり馴染みがなかったり、敵キャラも名前を見たくらいではパッと経歴が浮かばないくらい馴染みのない人たちなのですが(立花さんや日野さん、真殿さんくらい?)、だからといって不安感はありませんし、そういう人たちほど「キャラに馴染む」感じがわたしの感覚にはあるので、むしろ他の強烈なイメージを持たない人たち、というキャスティングかな、という感想です。
 プリキュア内に大御所枠があるのもドキプリ以来かな、という感じで、むしろドキプリで主人公が生田目さんだったことはすごく驚きましたが、その分、浅野さんがサイドを固めているのは安定感がありますね。ハピネスチャージは若い人たちばかりだったので、あれはあれで異質なキャスティングが鮮烈でしたが、こういう大御所さんが一人いてくれるときの安心感もいいですね。どちらがイイとかいうのではなく、どちらも演技の空気に個性が出る感じがしますし、その空気感の違いが面白いです。交互にローテーションしている気がするので、気の早い話ですが、次回作になったら若い子ばかりな布陣になるのかな、なんて思っています。

【バンクシーン】
プリプリ01-02
 プリキュアといえばバンクシーン、というくらい、切っても切り離せない要素ですが、本作でも当然健在で、変身シーン、戦闘開始シーン、必殺技シーンなどでそれぞれ使用されていました。
 変身シーンはパフュームを使って変身していくので、どうしても同系統アイテムだった「ハートキャッチプリキュア」っぽさが出てしまいますが、変身し終わって顔を上げるときに三面鏡っぽい映像になったり、お辞儀によって花が舞って空間が変化したりと、ちゃんとプリンセスプリキュアらしさが出ていたのはさすがです。フローラの変身バンクは恐らく志田さんのようで(スマプリのレインボーバーストやドキプリのラブリーストレートフラッシュあたりを描いていたはずです)、そのヌルヌルさですぐに気付けましたが、そのせいか、フローラの名乗りポーズはちょっとメリハリがない感じだったのだけは残念でした。ひとつひとつの動作がビシッ、ビシッと決まって欲しいのですが、それはちょっと難しかったようですね。というより、今さらですが毎回ポーズ考案するのもタイヘンだろうな・・・。

プリプリ01-03
 戦闘開始の「お覚悟は、よろしくて?」は、プリンセスプリキュアらしさを一番表現している台詞・映像だと言えるでしょう。ある意味で他のバンクシーンをすべてなくしても、このバンクさえあればプリプリとして成立するんじゃないかというほどの強烈な個性を発しています。それに、「○○プリキュア!」みたいなチーム名乗りはあっても、戦闘開始台詞ってあんまりなかった印象がありますからね。これがあるだけでも雰囲気が全然変わります。
 初代には「とっととお家に帰りなさい」があって、ドキプリでは「愛をなくした悲しい○○さん」がありましたけど、他には初代リスペクトっぽい台詞がSSにあったくらいで、「戦闘開始」バンクってかなり珍しく、それでいて「なんで定着しないんだろう」と疑問になるくらい、あったらあったで作品が引き締まる気がしているんですけどね。その部分は主人公の口癖とか「絶対許さない」や「絶対諦めない」系のシーンになることが多く、なかなか採用されてこなかったようです。今回は雰囲気ともすごくマッチしていて、いい感じに作品に個性を与えてくれたのではないでしょうか。

 個性と言えば、トドメの浄化技(必殺技)を放つシーンで、プリンセスプリキュアは二段変身します。モードエレガントという、戦闘には向かないロングスカートのモードなのですが、多段変身(フォームチェンジ)を売りにしていたハピネスチャージとは違い、完全に「必殺技用」みたいに割り切られた使い方は素晴らしいですね。フォームチェンジというと、やはり「状況に応じて」というのを想像してしまいますし、そうじゃなかったハピネスチャージはちょっと残念でしたが、本作は浄化技を放つためにそのモードになっているようなので、そこに「必然性」を感じられます。
 物事はいかに「必然性」を表現できるかですからね。表現しきれないとそこに違和感を覚えますし、実際ハピプリのフォームチェンジでは違和感があり、逆にプリプリのモードチェンジには違和感がなかったです。フォームチェンジに「適時使い分け」という印象があるのに対し(ほとんど仮面ライダーからの影響?)、モードチェンジは「専用モード」みたいなニュアンスに感じられるのも原因でしょうか。字面と実態が一致していれば、それほど違和感は生まれないということでしょう。視聴者側の勝手な受け取り方かもしれませんが、ハピプリ放送時の感想などを見ていると、大多数が抱いた印象でもあるようなので、こういう「視聴者の思考」を想定するのも、作る側としては大切な部分でしょう。
 ホラーやミステリーでは特に大事な部分ですし、むしろ、視聴者の思考を思ったところへ誘導することも作り手側としては大事なスキルと言えます。フォームチェンジという言葉にどういう印象を抱くかは人それぞれですし、未就学児童ならばなおさらその知識は少ないはずなので、それほど多くを想定する必要もないでしょうけど、わたしのような人間だと(二十代後半で、仮面ライダーから続けて見ている層)まっさきに「適時使い分け」と想像してしまうので、そういう人には「フォームチェンジじゃないやん!」みたいに思われることもあるでしょう。ならば視聴者の想像に近づけるか(ちゃんと適時使い分けする)、フォームチェンジという言葉を変えて抱かれる印象そのものを変えることもできるはずですが(フィニッシュモードみたいな?)、フォームチェンジはハピプリとして大事な要素で、その言葉すら変えることはできなかったのでしょうね。
 図らずもハピプリ批判っぽくなってしまいましたが(他意はありません)、何にせよ、名称と内容が一致しているというのはやはり心地が良いです。小さな違和感はできるだけなくしてくれた方がいいですし、それが見え隠れしてしまうと、「スポンサーから指示が?」「スタッフ間の連携がうまくいってない?」など変に邪推してしまうので、安心して見られるというだけでも、これらの配慮は素晴らしいものがあります。ドキプリのときにも思いましたが、細かい描写に一切の隙がないところに好感が持てますね。アニメですから、あまりかっちり作り過ぎるのもよくないとは思いますが、メチャクチャに見えるアニメにも実はしっかりした芯があったりしますし(某プリパラしかり)、台詞や設定が矛盾なく描かれているのは、それだけ本気具合や真剣味を感じます。

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 変身後にフローラを映したシーンもそうでしたが、この必殺技シーンはCGで描かれていました。ハピネスチャージではフォームチェンジをCGで描いていましたし、その発展とは言いませんが、同じような使い方といえばまだ理解はできます。しかし、ちょっとキャラクターの造形が気持ち悪かったかな。それに花びらというのは、舞わせる分には便利なんですが、放つ前に手の中でグルグルしているところなどは「CGっぽさ」が顕著に出てしまって、あまり綺麗さもエレガントさもカッコよさも感じられなかったのが残念。
 花びらを放つ際にフローラが手を前に出しますが、そのときもパースを無視してちょっと過剰に手を大きく見せていました。アニメ的手法をCGでやるのはプリキュアでは珍しくないですし、他アニメなどでも導入されているもはや普通の手法と言えますが、このときの手のアップもちょっと微妙な感じで、大きくさせる向きやサイズが中途半端なのか、ただ「手が大きくなっただけ」に見えてしまったのがこれまた残念でした。もうちょっと手のサイズを大きくするとか、向きを正面よりにしてフローラ本体を隠すような向きにするといった工夫があれば、いわゆる「アニメ的」表現をもうちょっとうまくできたのではないかなぁと思います。
 EDでも昨今のシリーズ同様CGダンスが使用されましたが、ダンスの振り付けなどはいいとして、演出面では本編より地味だったように見えましたし、フローラのアップだと目がちょっと怖かったりして、なんだか微妙な感じだったところもこれまた残念でした。モードチェンジするところはプリプリらしいですが、ハピネスチャージの前半EDのように色んなフォームを見せるわけでも、コミカルな演出があるわけでもなく、それでいてステージも変わったりしないので、地味なのは仕方ないんですけどね。これはEDディレクターの特色や、方針にもよるのかなぁ。一応、舞踏会を意識してるっぽいですし、「舞踏会らしさ」は出ているんですけどね。その字面通り地味な印象だったというしかないかもしれません。今年の映画が「春のカーニバル」ということでCG班がかなり動員されていて、プリプリ本編やEDにちょっと影響が出ているのかな、なんて邪推してしまいます。
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【新たな試み】
 基本的に「プリンセスらしさ」と称したところは、すべて新たな試みとして行われていた部分だとは思いますが、他にも拾っていくならば、OP最初に「強く、優しく、美しく」といったナレーションが入るところは、今まであまり見なかった要素ですね。「恐竜プラス人間」というナレーションが入ったキョウリュウジャーや、「その手で宇宙をつかめ!」というナレーションが入った仮面ライダーフォーゼみたいな、いわゆる「特撮ノリ」を感じましたし、本編シーンが終わるときにドレスアップキーを映して終わるところは、仮面ライダー鎧武みたいな映像でした。多数の決め台詞等々も全体的に「特撮ノリ」っぽく、でもそれは少年らしさや野蛮さが出ているわけじゃなく、あくまで「雰囲気づくり」や「カッコよさ」に繋がっているのが素晴らしい按配です。

【総括】
 全体的に高水準というのは、わたしが言うまでもないでしょうし、見た人ならば素直な感想として自然に出てくるのではないでしょうか。さらに言えば、「偶数作プリキュア」っぽい感じが強く出ていて(妖精のパフやアロマは動物っぽかったり、「ダンス」や「音楽」みたいな感じで「プリンセス」という要素に特化していたり)、この突き抜けっぷりがプリキュアらしいんじゃないでしょうか。プリキュアらしさという定義には議論の余地があるかもしれませんし、それこそ「奇数作プリキュア」のような王道感こそがプリキュアらしさだと論じる人もいるでしょうけど、わたしは個人的な好みからも、「偶数作プリキュア」を好きになる可能性が高いですし、そちらの方がプリキュアらしさを強く感じている気がします。
 仮面ライダーしかり、ある程度の要素さえ押さえていれば、その他の部分はどんどん挑戦していっていいと思いますし、奇数作プリキュアは、そういうチャレンジ精神が旺盛な気がするんですよね。もちろん、それがセールスなどにどういった影響を与えているかはわかりませんが、そのチャレンジ精神が、キャラクターにも宿る気がしますし、情熱的で挑戦的で、なんだか「アツい」作品になることが多いなぁという感想です。
 だからといって、奇数作プリキュアの存在も否定できませんし、そちらが好きで、そちらこそプリキュアだと定義付ける人もいるでしょう。こちらの方が安定したセールスが見込めそうですし、偶数作で挑戦できるのは、奇数作で安定した結果を出せるから、ということもあるかもしれません。
 いや、そもそも奇数とか偶数とか、そういう観点からプリキュアを区別している人はいないかもしれませんし、わたしもあまりこういう区別方法は好みませんが(この場ではわかりやすさを優先しました)、本作プリンセスプリキュアは12作目。法則からすると王道というより「挑戦的」になるシリーズですし、すでにその予感はムンムンしていますが、これからもどういったストーリーやアニメーションで、そのアツいチャレンジを見せてくれるのかとても楽しみです。まさに東映さんがこれから「プリンセスへの扉」を開くことはできるのか、という感じですね。

 というわけで、プリンセスプリキュア感想でした。

 どうしてもわたしみたいな長く付き合ってきた人間は、シリーズ通して比較・検証したような感想になってしまうのですが、偶数・奇数の概念はけっこう当たっているんじゃないかという認識はあります。スーパー戦隊でも感じることですが、王道と挑戦作を交互にやるのは商業としても安全策な気がしますし、それによって長年のファンを飽きさせないこともでき、子供たちには王道も挑戦作もどちらも見てもらえますからね。いくら恐竜モチーフや忍者モチーフがダブっているからといって、かつての戦隊を子供たちは知らないわけですから、初めて見るそれらが子供たちにはとても新鮮で刺激的に映ることでしょう。ライダーはもうずっと挑戦し続けていて、もはや誰も予想ができない進化を遂げていきそうですが(苦笑)。
 オールスター映画も楽しみではありますが、リアル事情や、あとは今までのDXやNSほどの求心力がないということから、今回は円盤が出るまで見送ることになるかもしれません。ハピネスチャージメンバーが先輩になった図を見てみたくもありますが、スイート→スマイルのときのNSではそういった絡みがもう薄れていましたし、あまり期待できそうにないですからね。あと「CGシーンマシマシ」は、個人的にはあまり歓迎できない要素でもあるので、そこがちょっと二の足を踏んでしまう理由になっています。
 だからこそ(気になるので)見に行く、という判断もアリっちゃあアリなんですけど、それほど余裕がないのが痛いところでして・・・(遠い目)。


 マイ・フェイバリットデザイナー高橋さんのお仕事!


 久しぶりに発売のプリキュアぴあ!


 今年も発売! 裏設定とか出せなかった部分が多そうなので期待。
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