寄り道ブログ
寄り道な人生をしています。読んだ小説や、見た映画・アニメの感想などを投稿していきます。
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映画 劇場版プリパラ み~んなあつまれ!プリズム☆ツアーズ 感想その1
ツアーズ

 このタイミングで記事を書くと、ちょっと混乱しちゃいそうになりますが、3月9日に映画を見てきたので感想でも書こうかと思います・・・と、いつもの調子で書いていられないくらい、今回に関してはテンションがヤバいです。なぜヤバいかは超絶ネタバレに関わることでもあるので、よければつづきをどうぞ。
 ちなみに「その1」というのは、本作がルート分岐するスタイルの作品であり、わたしが見てきたのはルート1「ラブリードリームツアー」だからです。その2、その3も予定しているのでお楽しみに・・・(一番楽しみににしているのは自分)。

【あらすじ】
本作は見ているお客さんが「プリパラを案内するツアーに参加する」という形式の映画で、ほぼストーリーは皆無、一種のアトラクションのような体験ができるというのが売りで、それを知らずに見ちゃうと損をした気分になるかもしれませんが、まぁ最近は映画の事前情報をチェックするくらいは普通でしょうし(お金を払って見るわけですからね)、この映画を見る人は、入場者特典目当てか本当にプリパラやプリティーリズムが好きかの二者択一でしょうから、そこは心配することはなさそうです。

【前評判】
プリパラの映画発表については随分前から情報があったので、プリティーリズムも映画化したことを考えると、特に驚きはしませんでした。しかし、そこはやっぱりプリリズの系譜。「4ルート」というギミックで驚かせてくれましたし、この方式はちょっと波紋を呼びましたね。といっても、波を荒立てたのは部外者ばかりで、実際のプリパラファンたちはそれほど気にしてなかったんじゃないかなぁという印象です。むしろ「4パターンも見れて嬉しい!」という感想がほとんどだったのではないでしょうか。わたしだけ?

映画を見るためにかなり遠出しなくてはならない人たちには、「4回」というのは苦しいものがあるようですが、幸い、わたしは比較的近くで見ることができましたし、むしろプリティーリズムのときはやってくれなかった劇場が上映してくれることもあって、遠出しなくて済むようになったくらいでした。そういうパターンも考えられますから、だとするとずっと見やすくなっていることは間違いありません。

4ルートという方式も、ストーリー性が皆無だからこそ許される方式だと思いますし(平成ライダーと昭和ライダーのどちらかが勝つ、みたいなものではなく)、それこそアトラクション性も高まって、より「ツアーに参加している」臨場感も増すというものです。全部見るもヨシ、好きな1つだけを見るもヨシ、情報を仕入れずにサプライズを楽しむもヨシ・・・別にすべてのパターン鑑賞を強要するものでもないですし、むしろファンなら4つあることに感謝するレベルですからね。そもそもその時点で、ファンかそうでないかのリトマス紙になっていた気がします。

【ストーリー序盤・プリズムツアーズ】
いくらツアー参加型といっても、一応は劇場アニメということで、その体裁は守るかのようにそれなりの波乱のストーリーがありました。その点、プリティーリズムの音楽番組風よりは物語を組み込みやすかったと言えるでしょうね。

本編開始の際にもサプライズがあり、なんと最初のタイトルコールは「プリティーリズム・オールスターセレクション!」でした。プリティーリズムのときも「マジカルみおん」がサプライズで始まりましたけど、それにあえて似せたような構成が楽しい。しかも、またあのフラッシュアニメみたいなあいらたちを見れたのもすごく嬉しかったです。みあはオールスターセレクションでの銀幕デビューを目論んでいたようですが、そのあたりはみおん様に通じるものがありますね。けっきょく、オールスターセレクション部分は賑やかし程度の出番でしたが(そもそもそんなに尺を取るところではない)、何気に「オールスターセレクション」という作品の立ち位置や、そこにいたらぁらちゃんの記憶はどうなっているかなどを補完する内容にもなっていました。細かいところですし、そういう部分には気にしないスタイルなのかと思っていましたが、フォローが入ったら入ったで嬉しいところもありますね。ただ、その代わり「こうだ!」という答えを突きつけられてしまったようにも感じるので、ちょっと寂しいところもありますが。

めが姉ぇとめが兄ぃがガイドとなって、どっかで見たことあるトレインに乗り込んでライブツアーを楽しむアトラクションが開始。そこに運転手として山田さんがいたのは驚きでしたが、彼もマスコット疑惑がありますし、めが姉ぇたち同様システムと考えると、実はいても不思議じゃないんですよね。今まで本編に登場しなかったのも、「トレインの運転手だから」という回答になってますし、この登場のさせかたはウマいなぁと思いました。

今回の映画の監督にしてプリティーリズム・シリーズ監督の菱田さんはサンライズ出身ということもあって、現在はプリパラのライブ演出をしながらもガンダムに携わることが多いですが、その影響が出ているのか、トレインの内部は光が走っていてまるでユニコーンガンダムか何かと見間違えるほどの「近未来感」がありました。トレインが出発するシーンはプリパラのリボンのマークから宇宙へ飛び出すのですが、そこは作ったガンプラがバトルエリアへ飛び込むところに見えました。どちらにも携わっているわけですし、そもそも菱田さんはそっち方面の人なので「そういう演出」になるのは当然で、CGという同じ分野を扱っていると、なおさら似るということがありえそうです。実はわからないところで素材を使い回したりしてそうですしね。ハロウィンのオバケをラブライブにも登場させるみたいな。

ツアーが開始する前に注意事項などがありましたが、これもプリティーリズムの映画のときと似ていますね。プリキュアなどでも本編開始前の注意事項があったりしますが、こういうシーンはメタ的なものになってしまって、本編との乖離が気になったりするものですが、そもそも本作は「お客さんが参加する」という作品なので、そういう心配もありません。さらに「トモチケを交換するときは~」という注意や、「許されている場合は応援したりペンライトを使用してもOK」みたいな案内は、メタ的な注意であると共に、「熱唱上映会」を視野に入れた内容でした。正直なところ、何度も叫びたくなる欲求に駆られ、しかし平日夕方だったこともあってお客さんはまばら、しかも「許されていない」上映に属していたはずなので、うずうずしながら映画を見ていましたが、去年参加した熱唱上映会がいかにわたしの中に熱い思い出として残っているかを改めて実感しましたね。あれらのイベントがあったからこそ、今回の映画化の方針も決まったらしいですし。

説明シーンなどメタ的な内容のときに、スクリーンにはお客さんを再現したような客席と鑑賞しているお客さんが描かれましたが、そこにジュネ様のわかりやすい頭部&ツインロールを発見し、プリティーリズム映画時にも見ていたので「またか!」と思いつつ、さらに大神田校長の頭部まで発見したので、一人で笑いを堪えていました。さすがというか何というか。ここでジュネ様を出すだけではパンチが足りないことくらい、菱田さんも充分承知しているんでしょうね。だからこそ、前々から「何か似てる?」と言われていた校長の巨大ロールの存在感がたまりません。ぶっちゃけ、その三本のロールが客席の半分近くを占めていて、他に誰がいたのかよくわかりませんでした(笑)。ジュネ様は真ん中くらい、校長は後列に位置していたのですが、その後列はらぁらパパ、らぁらママのような人もいたように思え、「プリティーリズムのときの客席にプリパラの客席を追加した」ようなイメージで考えてもらえるとわかるでしょうか。というか、この内容だとプリティーリズムの映画を見ている前提の話になっちゃいますが、まぁだいたい見ているでしょうから気にしないでおきます(オイ

「ま~ぶるMake up」や「太陽のflare sherbet」、「PPP」、「NO D&D code」をやったあたりまでは一定のテンポで曲を紹介していく感じでしたが、めが兄ぃがサイリウムの色をいちいち指定してくれたり、クマとウサギの小競り合いがあったりと、合間合間も飽きさせない作りになっていました。そふぃさんの出番のときにウサギがピクッと反応したりするのは、これまたいい補完だったと思います。今はすでに遺恨もないかのように同じ空間にいることが多いですが、お互いそれなりのぶつかり合いをしてコンビ解消をした仲ですし、何かを思っていても不思議じゃないですからね。それが正の感情であれ負の感情であれ、何らかの感情はあるはずですし、それがウサギ側だけでも描かれたのはよかったです。そふぃさんもウサギに対して、今どういう気持ちを抱いているのか、ちょっとでもいいので描いてくれたらなぁと思うところ。

「HAPPYぱLUCKY」と「CHANGE! MY WORLD」のときになるとスクリーンにはソラミスマイルとドレッシングパフェが登場し、お客さんに挨拶をしてくれます。ここで、本作の最高の収穫の1つでもある「劇場アニメ作画によるらぁらちゃんたち」を見ることができました。絵柄のデザインがなんとなく違うというのもそうですが、枚数を要したような滑らかかつこだわりを感じる動きが見れてとても嬉しかったです。ドロシーちゃんの「テンションマーックス!」がジャンプしながら回転したりして、一番動いていたかな。クマとウサギの小競り合いも動きが賑やかで楽しく、相手の部位を引っ張り合うことが多かったのでそれがむしろ「痛そう」に見えるくらいでしたが、そういう「劇場アニメならでは」という感じのアニメーションが見れたのはやっぱり収穫でした。基本的にめが姉ぇたちはあまり動かないので、そういうところでアニメーションを楽しむことになりますからね。

その二曲のときにマネージャーが対立するものだから、「お客さんに決めてもらいましょう!」という対決ライブの流れになり、こういうときも「ウォォオオー!」と盛り上がりたかったのに盛り上がれないジレンマが非常にもどかしかったです。なんでも、熱唱上映会かどうかはわかりませんが、わたしが行った前日には「アイドルおうえん上映会」なる名目で上映があったらしく(日曜日限定?)、それがいわゆる熱唱上映会だったのかなぁと思うと、そちらに参加したかったという本音が血涙のようにダダ漏れますが、それはまぁいいとして、二曲の披露が終わり、さぁどっちのチームが勝つかというところで、映像が乱れバグのようなものが発生? そこにファルルちゃんが乱入し、ライブが始まるという展開に。ただライブを見せていくだけでなく、こういう緩急をつけていくのはツアーというより、本来の目的であろう「アトラクション」っぽいですし、それがストーリー性を持つから合理的ですよね。だいたいのテーマパークのアトラクションにもストーリーはありますからね。ライブ鑑賞をストーリーを追いながら楽しめる、というのは見ている側としても、すごく見やすい気配りだったように思えました。「楽しむぞ!」と気負うまでもなく、自然と楽しめちゃいますからね。

ファルルちゃんのライブが終わってもバグらしきものは止まらず、ステージが上昇し続け、ファルルちゃんはりんねちゃんと遭遇してしまいました。ETのように何かを通じ合わせたシーンは笑いましたが、あれも「トモダチ」としての意思疎通のようですし、ファルルちゃんとりんねちゃんなりのトモチケ交換だったのかもしれません。なぜりんねちゃんと出会えたのかは、世界の崩壊が影響しているのかもしれませんが、レインボーライブなどでもプリズムワールドが描かれるとき、かなり空が高く設定されているようですから、もしかするとプリパラの上空では虹の橋がたくさんかかっていて、色んなりんねちゃんが世界を行き来していたりするのかもしれませんね。プリパラもプリズムワールドの一環っぽいですし、もしそうでも不思議ではありません。でも、やっぱりりんねちゃんの登場や、プリパラキャラとの邂逅はグッとくるものがありますね。それがファルルちゃんだったから、なおさらなんとなく共通点を探してしまいます。ジュネ様と校長先生じゃないですが、ポジション的に似たものがあるんですよね、りんねちゃんとファルルちゃんって。

そういえば、ステージが上昇してりんねちゃんと出会えたわけですが、それがバグにしろバグじゃないにしろ、もしかすると神アイドルというのは、プリズムの使者になる、もしくはプリズムの女神になる=プリズムクイーンになる、という意味合いが含まれているのかもしれません。ステージが際限なく上昇する様子はまさに王者と言わんばかりでしたし、その先でりんねちゃんに出会ったのも意味深ですからね。神アイドルというのは、本当にとんでもないアイドルなのかもしれません。

【ストーリー中盤・プリズムショーの世界】
ツアーのシステムは謎のバグに襲われ、マスコットの地獄へ行き先を変更。OPの発車シーンもそうですが、各メイキングドラマの空間をスターライトエクスプレスが進んでいくのは、素材の有効活用なのかもしれませんが、ちょっと不思議で楽しい空間でした。そういう風に往来できる空間なんだ、と驚きも少しありましたけどね。というか、メイキングドラマはエフェクト的に「発生」しているもので、どこかに固有の空間として存在しているとは思っていませんでしたし、別にそうだと明言しているわけじゃないでしょうけど、それでも鳥籠のある空間やスイーツパークを眼下に電車が進むシーンは、プリパラ内の広がりを表現する意味でも、いいシーンだったと思います。

どんな緊急事態でも普段どおりなめが姉ぇと、左右から彼女に抱きつくソラミドレッシングの六人が可愛すぎました。しかし、そのまま地べたにへたり込んでいたところを見ると、めが姉ぇもめが姉ぇで、何気に内心では動揺したり怯えていたりしたのかもしれません。そう考えると人間味を感じてちょっと可愛く思えますが、その後のシーンでもずっと平静なままでしたし、多分「システムですから」内心という感情も持ちあわせてないのでしょうね。めが姉ぇに左右から抱きつく絵は、昨年のクリスマスライブのキービジュアルぽくもあって微笑ましいところでした。

そんな電車にコスモさんの声が聞こえてきました。プリパラのライブを総ざらいということなので、彼女が登場するのは当然といえば当然なんですが、このときみたいにすごくいい出番をもらっていることが嬉しくてたまりません。さらに、銀河の上で「君100%人生」をやってくれるのですが、ここでわたしの涙腺が第一の決壊を迎えました。プリティーリズムの3DSゲーム「きらきらマイ☆デザイン」をやった人ならわかると思うのですが、この場面は、ゲームのクライマックス「ギャラクシースターファイナル」の再現になっていたんです!! わたしとしては、コスモさんだけプリパラ勢ではライブが新しく作りなおされていたことももちろんですが、さらに「ギャラクシースターファイナル」を再現してくれたことに、もう涙涙でした。心の中で「あかん・・・これ、ギャラクシースターファイナルや・・・」と意味不明(?)な言葉を繰り返していたくらいです。さらにさらに! コスモさんはメイキングドラマではなくプリズムジャンプもしてくれました! その名も「かけぬける!コズミックドライブ!」という、これもゲームでコスモさんが跳んでいたジャンプで、この時点ですでに大満足。「見てよかった」という評価を下すところですが、こんなものではない感動がさらに待ち受けていて、ぶっちゃけストーリー性皆無の総集編的な映画で、ここまで感動できるとは思ってもいませんでした。それだけ、わたしの心の中にプリパラやプリティーリズムが染み込んでいるということなんでしょう。

電車はコスモさんの力なのか、無事(?)に銀河に不時着。コスモさんに「なぜここに?」と問いかけるらぁらちゃんたちですが、コスモさん自身も、なぜそこにいるかはわからないとのこと。さらに、コスモさんはらぁらちゃんたちのことがわからないようで、「誰だっけ?」と質問します。そふぃさんは「別人かー」と納得していましたが、このあたりの認識の違いは、うまい落とし所を模索した結果生まれた描写なのかもしれません。プリパラのコスモさんと、銀河にいたコスモさんは別人ということが確定したのですが、プリパラのコスモさんがプリパラ(アーケードゲーム版)のコスモさんと同一人物だと仮定した場合、プリズムのきらめきやプリズムジャンプ、異世界への移動といった記憶は持っている可能性があります。でも別人がいるということは、「色んな世界に自分の分身はいて、知識や記憶を共有することがある」という設定なのかもしれません。りんねちゃんのように「プリズムの使者」であれば世界間移動ができそうなので、「マイ☆デザイン」の主人公とコスモさん、他にもらぁらちゃんやめが姉ぇに関しては、「使者疑惑」を向けてもいいのかもしれませんね。世界を移動している節もありますし、移動してなくて記憶だけ共有している同位体なのかもしれませんが。あのとき主人公とコスモさんはレインボーライブ世界のきらめきを取り戻しましたし、使者と呼んでも差し支えない活躍をしたのは事実です。

コスモさんからはプリズムストーンを渡されました。するとコスモさんは消えてしまい、「プリズムショーの世界」への扉が出現します。このあたりの描写も、コスモさんが「プリズムの使者」っぽい感じを思わせるんですよねぇ。らぁらちゃんの目の高さくらいに、プリズムストーンを置くターンテーブル魔法陣が出現し、ストーンを置くことで扉が開放。中には四人のめが姉ぇがいました。ついにすべてのめが姉ぇが同じ空間に・・・! デザインの違いを見比べられるのが面白い場面でもありますが、意外とオーロラドリームとディアマイフューチャーの違いがわかりにくかったです。まぁその二作は世界観が同じものですし、めが姉ぇの変化も一番少ないですからね。さらに言えば、オーロラドリームはディアマイフューチャー以上にめが姉ぇの出番が少なかった記憶がありますから、意外とディアマイフューチャーのデザインの方が見慣れている、なんて現象も起こるほどでした。一番オシャレなのはレインボーライブ版で、今の事務的なシステムとはうってかわって、そこらへんのブティックに実在してそうなリアルさ、人間らしさがありますね。作中でもモモに怒ったりしてましたし、レインボーライブ版が一番好きという人もいそうです。プリパラの狂気をはらんだシステムっぽさも好きですけどね(笑)。

その空間で、らぁらちゃんたちはあいら、みあ、なるちゃんの三人と出会います。ここでの描写も、先述した同一人物が世界ごとに存在するという「同位体説」の裏付けになったんじゃないかと思えましたね。らぁらちゃんたちは、その三人のことを「どこかで見たことある」と称しました。見ているわたし的には、「オールスターセレクションのこと」を言っているのかなと思いましたが、どうやら彼女たちは「セインツに似ている」という意味で言ったようで、しかし彼女たちはセインツなんて知らぬ存ぜぬという感じ。しかしセインツの存在が嘘じゃないと仮定すると、ここで登場した三人は、それぞれプリティーリズム・シリーズで主人公を務めた三人で、セインツの三人というのはコスモさんのような「プリパラでのあいら、みあ、なるちゃん」なのかもしれません。もしかすると彼女たちは、プリズムクイーンになった記憶やグレイトフルシンフォニアを完成させた記憶、プリズムの使者との思い出のことを、まるで経験がないのに自分のことのように記憶している可能性もあります。ただ、そのためにはプリパラの作中で、消えたとされるセインツに会わないといけませんし、セインツそのものがファンへのファンサービス的な存在であることを考えると、そこまで描写してくれる未来はまずなさそうですね。現状でもすでにサービス満点な状態なので、これ以上セインツが描かれることも、あいら、みあ、なるちゃんが描かれることも、今回限りという空気を感じちゃいます。

【ルート1・ラブリードリームツアー】
プリズムショーのことを教えるため、三人はめが姉ぇに準備をお願いし、4つの扉が出現します。4番目の扉は異質かつ恐ろしいことこの上ないオーラを発していて、みれぃちゃんたちはその扉だけは選ばないことを決意しますが、唯一レオナちゃんだけが「えー」という感じの反応だったのが笑えました。というか細かい描写ですね。最初こそ「なんなんだろうあの扉」と思っていたわたしですが、そういえばこの映画がルート分岐するということ、そして4番目のルートはボーイズツアーであることを思い出し、ああそうか、だからあんな(失礼)扉になっていて、レオナちゃんだけああいう反応だったのかとあとになって得心がいきました。見ている最中はアトラクションさながらの驚きの展開&コスモさんのライブに感動していて、ちょっと細かいところまで拾い切れないでいましたからね。

らぁらちゃんが1番目の扉を選ぶことで、ラブリードリームツアーが開演。本作のルート仕様は、アトラクションっぽさを演出するという意味合いや、プリティーリズムのプリズムショーを網羅するという意味がありましたが、それ故にどういう振り分け方をするかはかなり頭を悩ませたようです。4番目の特異なルートを除くと、ちょうどシリーズ数と同じ3ルートになるので、「シリーズごとにわける」という判断もあったようですが、それだとファンがバラけてしまったりして、「何度も見て楽しめる」本作の意義が損なわれてしまう可能性も出てきます。なので、それこそディアマイフューチャーのシャッフルユニットよろしく、バラバラにしつつルートごとにテーマを決める今回の内容になったようです。

さて、そこでルート1のラブリードリームツアーですが、これは初心者入門編とでも言うべき内容で(ニコ生の芹澤さんの説明を引用)、あいら、みあ、なるちゃんたち三人の主人公をフィーチャーした内容になっていました。MARsの「めらめらハート」やPrizmmy☆の「Dear My Future」、なるちゃんの「ハ~トイロトリドリ~ム」など、主要なライブを見せていきますが、オーディオコメンタリーのようにショー中にキャラクターが喋るのが、意外とショーを邪魔しないイイ按配でした。むしろルート展開はちょっと唐突でもあるので、コメンタリーで流れている映像の説明をしてくれることで、唐突感を減らしてくれるのがうまいです。らぁらちゃんたちが「すごーい」とか反応してくれると、こちらも心置きなく楽しめますからね。「ハ~トイロトリドリ~ム」の映像が34話のチャリティーショーになっていて、もはや恒例となったなるちゃんの「みんな一緒に!」があり、さらには観客に混じってコスモさんがいたりして、この回のショーの汎用性がすごいです。劇場版プリティーリズムの熱唱上映会でも、内容とリンクしたようになるちゃんが会場を盛り上げてくれていたので、もはやファンの間では、一番「ノリやすい」曲になっているかもしれませんね。わたしも、普段何気なくこの曲を聞いているときも、サビに入る前に「一緒に!」と言われているような錯覚に陥ることがありますから。

各ルートがシリーズごとではなくテーマによって振り分けられたと言いましたが、ルート1の開幕がオーロラドリームのサブタイトルになっていて、あの印象的なイントロと広がるオーロラが特徴的でしたし、ルート1のラストを飾ったのがあいらのプリズムクイーンが決定した「Dream goes on」だったので、シリーズごとというテーマもうっすらと残っているようですね。やはり3ルートがあるわけですし、バラバラにしつつもシメは必要ですから、それぞれのシリーズのテイストを出すというのも間違いではありません。こういう発見があると、別ルートを見るときも、ただショーを楽しむだけでなく、選別の法則性や、演出の違いなどを楽しむことができますね。

ラストを飾ったあいらのショーは言うまでもなく素晴らしいもので、そりゃあみあがプリズムスタァを目指すのも納得です。フラッシュバックするように最初の大会(ティアラカップ)の決勝でのショーが映り、ちょっと変化がめまぐるしかったので「どっちかに固定して」と思いたくもなりましたが、見ているうちに「あいらの成長」が感じられるようになり、すごくグッとくる演出だと身を持って実感しました。たったあれだけの工夫で、オーロラドリームを総括しちゃったような説得力がありましたし、あいらのクイーンまでの道程を最低限で描き切ったように思えます。ああすることで「1クール目からラストまで」の内容が一気に脳内を駆け巡り、だからこそグッとくるのですが、あの演出でシリーズのほとんどが脳内フラッシュバックするのは重度のファンくらいでしょうし、他の人がどういう感想だったのかは気になるところでもありますね。わたしは自分もアブナイんじゃないかというくらいのファンだと自覚しているので、過度に称賛しちゃうきらいがあります。客観的な評判や、誠実で冷静かつやや否定的な意見というのも必要ですが、ただ攻撃したい「品評」とは名ばかりの暴言というのも存在しますから、そこらへんを逐一拾っていくのは危険な場合もありますけどね。

【ストーリー終盤・クライマックスライブ!】
ルートの扉から帰ってきて、「あー楽しかった」なんて和気あいあいとするらぁらちゃんたちですが、謎のバグが起こっていたことを忘れてはいけません。もしかすると、バグはバグではなく、ファルルちゃんとりんねちゃんの邂逅によって、らぁらちゃんたちをプリズムショーの世界へ導く必要があったのかもしれません。だとすると、ファルルちゃんも使者で、コスモさんも使者という仮説は有力になってきますね。

バグのせいというよりは、バグはらぁらちゃんたちをプリズムショーの世界へ導くためだったと仮定すると、その後はじまるプリズムショーの世界の崩壊は、もともと起こりつつあったものだと言えるでしょう。バグと世界崩壊は本質的には別モノで、世界を救うためにバグが起こったということかな。りんねちゃんが飛んでいたのは、また亀裂に巻き込まれてプリパラ世界へやってきたのか、それともそういうトラブル的な理由ではなく、アイドルを導くためにやってきていたとか? 崩壊していくシーンは、レインボーライブとも酷似した演出でしたが、めが姉ぇたちが至って平静だったこと、そしてあいらたちもまるで気にしてないような様子がちょっと怖かったです。彼女たちもめが姉ぇのようなシステムだったと解釈できなくもないくらい、崩壊する世界の中で平気そうなのは狂気じみていました。しかも、「もう踊れなくなっちゃった」という言葉などは、メタ的な捉え方をするなら「プリティーリズムが終わってしまった」ということを、彼女たち自身、そしてわたしたちに言い聞かせているシーンだったんじゃないかと思うと、とても悲しくなるシーンでした。「いつまでもプリティーリズムを追っているんじゃない」と言われているみたいで・・・。

しかし、世界の崩壊を止めるため、りんねちゃんがらぁらちゃんと接触します。そして、ここからが最高に熱い展開で、コスモさんのときから緩みっぱなしだった涙腺が、もはや完全破壊されたと言ってもいいでしょう。らぁらちゃんの手には、コスモさんにもらったプリズムストーンが。世界の崩壊を防ぐため、らぁらちゃんたちはバニーマジシャンコーデにチェンジしてライブを行いますが、このときのコーデチェンジバンクが、プリズムストーンを使用していることもあってか、オーロラドリーム・ディアマイフューチャー準拠のバンクになっていたのが感動でした! プリズムストーンを使用しているので、当然っちゃあ当然ですが、レインボーライブ時には新たなバンクになっていたので、それではない「下からのぼってくる光で着替える」あの映像が、あまりの懐かしさにウルッときましたね。しかも、まさかそういうギミックを引っ張りだしてくるとは思わず、いわゆるリメイク作品などに見られる「過去のキャラクターを現代の技術で」の逆バージョン、「今のキャラを昔のギミックで」やるというのが、ファンにとってはかなり嬉しいサービスでした。もちろん、これも「オーロラドリーム・ディアマイフューチャーのときの着替えバンク」を知っていないと、反応できないところではありますけどね。

崩壊しかけた空間で、ソラミドレッシングは「Realize!」を熱演! そういえばツアーのときにこの曲には触れられていなかったなと思いだし、この絶好の場面まで取っていたんだと気づくと、その用意周到さには恐れ入ります。すっかり存在を忘れてしまっていたわたしにも問題があるかもしれませんが(苦笑)。制作側の術中にハマるいいお客さんだということにしておきましょう。バニーマジシャンコーデは、先日発売したフェブリの表紙などでも描かれていましたが、まさか「入場者特典」に収まらず、ちゃんと作中でもここ一番の場面で使用する印象的な出番があるとは思いませんでした。入場者特典は本の付録か何かみたいなチャチいものが多い中で、内容とちゃんとリンクしているのは意外とないんじゃないかと思います。セブンスコーデやパラダイスコーデみたいな、意味のある(ありそうな)コーデとして登場してくれましたね。

宇宙で、しかも崩壊しかけた遺跡のようなステージ(グレイトフルシンフォニア時の遺跡ステージを減価償却!?)での「Realize!」は、散々言われていた「熱血モノ、ヒーローモノっぽい」感じがこれ以上ないくらいに出ていて、実際、世界崩壊を防ぐためのライブというのはかなり熱い展開だと言えるので、曲の熱さも相まって、ここでは「アツさ」でどうにかなっちゃいそうな感動がありました。懐かしさや切なさ、嬉しさでアツくなることはまだわかりますが、こういう方向性でアツくなれるとは思わず、意図せずして盛り上がってしまいました。そりゃあクライマックスですし、プリパラ屈指の熱血ソング「Realize!」がかかるわけですから、熱くならない方が嘘ですが、そのための舞台やお膳立て、シチュエーションの構築がまったくもって素晴らしかったと言えます。

しかも、らぁらちゃんたちは「プリズムショーをします」と言って、「Realize!」に挑みました。はて、プリズムショーとは? なんて思っていると、スケート靴が出現し、ソラミドレッシングの六人が滑走を始めるではありませんか! え? え? え? なんて混乱しているわたしをヨソに、らぁらちゃんたちは跳躍! プリズムジャンプは心の飛躍! プリズムアクトはハートの革命! ソラミとドレパの六人が、二人ずつに別れて、オーロラジャンプ、グレイトフルジャンプ、レインボージャンプを跳んでいくんです。しかも、シリーズを象徴するような台詞を発していき、さらに最後のオーロラ、大樹、虹が一堂に会するシーンでは、3シリーズがソラミドレッシングの手によってその場に復活したかのような感動がありました。オールスター映画だからできる暴挙(?)なのかもしれませんが、シリーズの象徴が同じ空間にあらわれるのはもう言葉を失うほどに壮観で、ディアマイフューチャーのグレイトフルシンフォニア時に感じた壮大さを軽く凌駕しちゃっていました。それぞれを単体で見ても幻想的で神秘的なのに、それを一緒にしちゃうというのは、考えてみれば安直なアイディアなのかもしれませんが、わたしがこれだけ感動したということは、それだけ効果的かつ、ファンには嬉しい映像だったということなのでしょうね。しかもジャンプ名が「プリティーリズム・パラダイス!」なのがこれまた嬉しい。ぶっちゃけ、この文を書いているだけで映像が思い出され、涙ぐみながら書いている始末です・・・。

プリパラという名前は「プロミス、リズム、パラダイス、ライブ」の略称だったり、PPPの「プリティープリズムパラダイス」の略称だったりするのではと色んな予想を立てていて、ぶっちゃけどれが正解とか不正解とかはないとは思いますが、その候補の中に「プリティーリズム・パラダイス」が正式に仲間入りした瞬間だと思えました。プリズムボイスしかり、「プリズム」という単語はプリパラでも大事にされていますし、この単語がある限り、プリティーリズムのスピリットは、脈々と受け継がれていると考えてもいいでしょうね。どうしてもプリパラになったことで、そこのスピリットに齟齬がないか不安になっちゃいますが、こういう映画で、これでもかと熱い展開を見せられると、プリパラにも受け継がれていることを信じるしかありません。プリティーリズムは踏み台でも足枷でもなく、ちゃあんとプリパラの師匠であり、先生であり、先輩なんだなぁと思えますね。

見事ライブを成功させ、あいらたちがお礼を言います。このときもちょっと台詞が機械的というか事務的で、「本当にシステムじゃないの?」と疑ってしまいますが、ひとまずそこは置いておいて、彼女たちもバニーマジシャンコーデに着替えて登場したところが疑問でした。一体なにがはじまるんです? と某ドンパチ映画に登場しそうな台詞を思い出していると、同時に先日購入したアニメージュのピンナップで、歴代主人公四人がバニーマジシャンコーデに身を包んでいたことを思い出しました。「ああ、あれの再現かーorあのピンナップはこのことだったのかー」くらいに思っていましたが、次の瞬間、彼女たちはとんでもないことを言い出しました。「わたしたちのライブも見て」って。
・・・は?
・・・・・・・・・は?
・・・・・・・・・・・・・・・は?

ななななな、なんとぉぉぉ!(某シーブック風)
あいら、みあ、なるちゃんの三人がバニーマジシャンコーデのまま、先ほどのプリズムジャンプで出したオーロラ、大樹、虹があるステージにCGで登場したではありませんか! さらに、曲は「Make it!」が流れてきて、プリパラ冒頭のセインツが、まったく違う状況、まったく違うシチュエーションで再現されました。「Realize!」同様、こちらもさりげなくスルーされていた曲なので、ここでの登場はまさにテーマソングの面目躍如といったところですが、ここまで来ても、まだこれらは重要ではありません。ぶっちゃけあり得ない話ではなかったですし(そもそもプリパラ冒頭でやっているわけなので)、CGは現存しているはずなので、それにバニマジコーデ(略)を着せて登場させるくらい何でもないのです。大事なのは、その第一声。このときわたしは耳に全神経を集中させていたのを今でも覚えています。あの特徴的で楽しいイントロが流れ、「おしゃれなあの子」という歌い始めになりますが、その声が春音あいらを演じたアスミスこと阿澄さんの声だとわかったときの感動と言ったら、もう文章ではあらわせないレベルでした。今年も三ヶ月が経過して、ラブ○イブのライブで感動したりもした本年ですが、このときの集中っぷりと、歌唱があいらの声だったときの嬉しさというのは、どう表現していいかわからない、しかし確実に「嬉しい」というポジティブな感想だったことは間違いありません。

別にi☆Risバージョンが好きとか嫌いとか、そういう「次元の低い」話をしているのではありません。もともと「Make it!」はセインツの歌ということでプリパラ作中では登場していましたが、やはり声はi☆Risのもので、それはそういうディレクションである以上仕方ないですし、当然だとも思っていました。プリパラ冒頭のセインツがチラ見せ登場したときも、バージョンはi☆Risさんのものでしたし、そもそも「バージョン」とか、そういう概念が当てはまる楽曲ではないという認識でした。どういう経緯で登場しようと、どういう設定が盛り込まれていようと、「Make it!」はi☆Risさんが歌っているあのバージョン、というのが固定観念として存在したんですね。そこは動くところではなく、動かすべきではないとさえ思っていたかもしれません。しかし、今回の劇場版という舞台、揃わないはずのセインツ(らしき三人)が揃い、世界を救ってくれたお礼ということで見せてくれるライブはまさに最高の舞台、ここで「歴代主人公バージョンのMake it!」が流れるというのは、本当の本当に、思っても見なかったサプライズでした。

改めて思えば、コスモさんの新ライブやゲーム版の補完、らぁらちゃんたちのプリズムショーというのは、今回の映画テーマを考えれば、「まだあり得る」範疇でしたし、予想できないわけでもありません。しかし、プリパラアイドルがプリズムショーをしたということは、プリズムスタァがプリパラライブをしても不思議ではなく、そしてセインツではありませんが、スタァの三人がライブをするというのは、もう本当、予想をはるかに越えた映像でした。サビの部分でソラミドレッシングが登場したのは盛り上がりもあってよかったですが、盛り上がり以上に、メイキングドラマパートへの繋ぎを意識したものでしょうね。便宜上、あいらたち三人をセインツと呼びますが、その三人の「かしこまっ!」が見れたのも眼福どころじゃない最高の映像でした。

メイキングドラマも、個人的には一番大好きだと豪語しちゃってもいいレベルの「レッツゴープリパラ!」。次回予告のお決まりコールにもなっていますし、最初に数回しか見れなかったということで希少性もあるんですよね。その「ダンス」「ランウェイ」「歌」と、三枚写真を取るシーンがありますが、そこが二人ずつではなく三人ずつになっていて、ソラミドレッシングに加わっているあいら、みあ、なるちゃんを見ると、もう娘が結婚するような(経験はありませんが)、らぁらちゃんたちに混じっている図がすっっっごく嬉しいです。混ぜてもらえた喜びというわけではなく、それこそオールスターモノにありがちな「新旧の両雄が並び立つ」と言えばいいんでしょうか。ありえないはずの映像が目の前で流れることが、これほどまでの感動と驚愕と歓喜の感情を沸き上がらせてくれるんだというのを思い知りましたね。

そして、映像作品全般に言えることかもしれませんが、お客さんをそういう感情で楽しませてくれるのであれば、ぶっちゃけストーリーなどは皆無でもよいのでしょうね。ミュージカル風のCGアニメ(アナ雪など)、ロボットオタクが好きであろうロボット映画(TFやパシリム)、カンフーアクションが大好きな人、銃撃戦が好きな人、アメコミヒーローが好きな人など、お客さんは多種多様です。そして、そのお客さんたちを感動させるため、わたしはストーリーは不可欠だと考えていましたが、今回の映画を見て考えを改めさせられました。感動するのであれば、もはやその手段は何でもいいということです。もちろん、映画を見てガッカリしたという意見も時折耳にしますし、そういう後悔をさせない作品を作り上げたのであれば、それは素晴らしいモノであり、そしてそういった作品はストーリーの良し悪しだけでは計れないところもある、と言えるでしょうね。

メイキングドラマが終われば、次にあるのはサイリウムチェンジ! 当然、ここもしっかり描いてくれました。そもそもサイリウムコーデのない三人はどんなチェンジをするんだろうと思いましたが、(記憶が正しければ)あいらはウェディングコーデ、みあはシンフォニアコーデ、なるちゃんはセブンスコーデのように見えました。これがサイリウム仕様となってキラキラと輝く様子は、なんだかよくわからない新鮮さがありましたね。今までサイリウムコーデは、サイリウム用の衣装とでも呼ぶべきものへと変化していました。らぁらちゃんたちが普段着に使うように、サイリウムしてない状態もありましたが、サイリウム時を知っているからこそ、その変化みたいなのは「ああ、オンとオフね」くらいに思えます。しかしセインツのサイリウムコーデは、「光らないはずのコーデ」が光るという、これまた「思っても見なかった映像」で、それが見れたことが嬉しいというか楽しいというか、よくわからない感動がありました。

アップル社で人気製品を数多く生んだ、かの有名なスティーブ・ジョブズは、「人は、欲しいものを実際に形にして出されるまでわからない」と言ったそうです。「あれが欲しい、これが欲しい」というユーザーの要望ではなく、「これが欲しいんだろ!?」と自信満々に、そしてユーザーさえ思いつかなかったようなものを世に送り出し、しかしそれがユーザーの「欲しかったもの」なのです。まさにそういう感じを味わったというか、「楽しめる映像を見られたらいい」というモチベーションで望んだわたしに、これでもかと「楽しい、素晴らしい映像」を、しかし「全く予想してなかったもの」なのに出してくれたのです。このことの凄さというのは、わたし自身が一番身に染みてわかりました。というか、プリティーリズム・シリーズでは常にこれを実践されているのですが、わたしも懲りないというか、いっつも驚かされて、楽しまされています。もう、わたしみたいな視聴者のことは手に取るようにわかっているんだろうなぁという気さえしてきますが、それによって楽しませてくれるのであれば、もうわたしはどうなっちゃっても構いません(オイ)。むしろ、「どこまで楽しませてくれるか見せてもらおう」という意気込みですらいます。そもそもわたしは作品にはあまり肩入れせず、もともとそういうスタンスだったはずなんですけどね・・・。そんなわたしみたいな人のことは、すでにお見通しとばかりに楽しませてくれるこのツアーは、もう最高のツアーでした。

しかし、ひとつ懸念するならば、プリティーリズムの映画もこのプリパラ映画も、ある意味でオールスターなところを売りにしていて、プリティーリズムの比重もかなり大きいです。3DSゲームも出ることですし、プリティーリズムが依然として表に出ることに、ファンとしては嬉しいところですが、その反面、オールスターモノは本来のターゲット(プリパラなら女児とか)に受け入れられているのかという心配も出てきます。視聴者のわたしが心配するところではないのでしょうけど、やはりプリパラというコンテンツには元気で、ますます躍進していってほしいところですし、となるとそういう方針の面で、正しい道を進んでいるのかは気になってしまうんですよね。受け入れられているならそれでヨシ、そうでないなら方針転換ということもありえるでしょうし、もしそうなった場合、「プリティーリズムに頼らない映画」というのは、プリパラ最初の壁になるかもしれません。そもそも方針転換しないかもしれませんし、プリティーリズムが関係ない映画でも普通に面白いものを出してくるかもしれませんが、とにかく、今後のプリパラや、気が早いですが次の映画などもあれば、その方針が気になるところですね。プリティーリズムに頼らない、と書きましたけど、今回の映画を見てプリパラもプリティーリズム・シリーズの一環なんだということを改めて強く思いましたし、先輩後輩、先生と生徒、師匠と弟子の関係である以上、そこまで排他的に扱う必要もないでしょうからね。といってもプリズムストーンは市場から消えつつありますし(店舗じゃなくて石の方)、3DSゲームが出た後、今後プリティーリズムが表に出る機会があるのかという疑問はありますが・・・(プリシェイをしているわたしからすれば、まだまだプリティーリズム熱も冷めやらぬですけどね)。

【ツアー終了・エンディング】
無事ツアーが終わり、めが姉ぇにお土産としてバニマジコーデをもらう六人。ここでらぁらちゃんが「他の扉も試したかった」ということでツアーのチケットをもう一枚買うシーンがありますが、ここはさすがに「販促抜かりない」と思うシーンでしたね(苦笑)。といっても、わたしはらぁらちゃんと同意見だったので、むしろ「うんうん」と賛同しちゃうシーンでもありました。

その後コスモさんがやってきますが、彼女の発言によって、ツアー中にあらわれた彼女とコスモさんが別人であることが完全に確定。でもコスモさんの言葉はまだ煮え切らないところがありましたし、プリパラの実機ゲームの発言を鑑みると、やはり意識や記憶の一部は共有しているのか、それとも夢か何かでそういう部分が一時的に繋がったりするのかな、なんて思います。デジャブというのは「見たことないのに見たことあるように感じる」感覚のことですが、それは「別世界の自分の体験」だったり「夢でのこと」だったり、色んな説があるそうです。プリパラ世界のコスモさんは、別に異世界を旅したわけでも、原宿でおしゃれ番長対決をしたわけでもなさそうですが、別世界の彼女とは奇妙な一致があったり、そういう感覚の共有が時々起こって、デジャブや夢みたいな認識でプリティーリズム世界のことは体験してそうです。ただ、それがコスモさんだけに起こりうることなのか(プリズムの使者説があるので)、それとも世界の誰しも起こりうることなのかはわかりません。前者でも後者でも、さらなる面白い考察ができそうですけどね。

世界崩壊のいざこざでクマとウサギとはぐれてしまっていた六人。やっと最後で思い出しますが、クマたちはマスコットの地獄にいました。墓場というのはクマとみれぃちゃんの過去回で登場しましたけど、地獄というのはさらに過酷な環境のようで、そこには見慣れた緑のペンギンもいました。声からしてまさしく彼(彼女?)であることは間違いなく、時々流れる悪魔の声のような「チア~チアッチア~!」の声の主もいたりして、ファンサービスといえばファンサービスなんですが、理不尽に地獄に落とされたクマたちがカワイソウでもあったり(苦笑)。ツアー中の喧嘩が冗談になってないくらい過激だったので、山田さんの喧嘩両成敗の結果こうなったというところでしょうか。

めが姉ぇのアナウンスによってシメ・・・と思っていましたが、そういえば、先日行われたi☆Risによるニコ生で、意味深なことを言っていたなぁと思い出します。プリティーリズムの映画ではらぁらちゃんが登場し、「先んじてお披露目」ということにもなっていましたが、この時期の映画ということもあって、最後の最後に新シリーズのキャラクター、あろまちゃんとみかんちゃんが登場! らぁらちゃんのときとは違って、完全に本筋には関わらない方式でしたが、「トモチケ交換しようぞ・・・」という感じの登場は、いい感じに印象的で、まさに二人のキャラクターのファーストインプレッションとしてはバッチリでした。あろま役の牧野さんは、「重厚感」を出したとのことでしたが、台詞がかなーり重厚的で、これはアニメで毎週聞く分には大丈夫なのか・・・? とちょっと心配になるほどでした。ぷりやぷしゅー、イゴに慣れちゃうほどですから、これも案外大丈夫なんでしょうけどね。継続して担当されるであろう音響監督の長崎さんの手腕にお任せしましょう。あと、最後に「デビデビデビル!」「ジェルジェルエ~ンジェル!」という二人の決め台詞で終わりましたが、このときのあろまちゃんの高まりっぷりがちょっと怖いくらいでした。同じくニコ生のコーナーで、「新キャラの設定を勝手に考えよう(予想しよう)」というコーナーがあり、芹澤さんは「ダーク!」という口グセなんじゃないかということを発表していましたが、図らずも似てしまったというか、わたしとしては「あれはほぼ正解だったのでは・・・」というくらいのシンクロを感じました。二人の台詞の流れが実に良かったので、現在の次回予告ラストにある「レッツゴープリパラ!」が、新シリーズでは「デビデビデビル! ジェルジェルエ~ンジェル!」になるんじゃないかと思ったり。

新キャラのお披露目も終わり、やっとエンディングに入りましたが、ここでもまさかの選曲にサプライズ! プリティーリズムのコンプリートCDBOXに入っている、めが兄ぃとめが姉ぇによるデュエットソング「Welcome! Girls!」でした。コンプリートBOXのみだと確かに寂しいですし、ここで流すために作ったと考えると、なかなかの出番と言えるのではないでしょうか。こんな素晴らしい映画のエンディングを飾るわけですし、映画本編で色んな曲が流れることを考えると、この選曲が妥当かつ最善でしょうね。まさにプリズムの世界へ「Welcome! Girls!」という感じですし、ツアーのガイド役の二人が歌っているところがまた違った味に感じられます。そのままでもじゅうぶん「少女を導き、見守り、見届ける」感じは出ていましたが、今回のツアー内容と映画のエンディングということで、この曲にもまた新たな側面ができたような気がします。映像も、コンテストかランキング上位か詳しいことはわかりませんが、プレイヤーのマイキャラちゃんたちが順番に登場していて、往年のファンだけでなくプレイヤー女児たちへのサービスも徹底。プリティーリズム映画のエンディングでも思いましたが、ゲームとの連動が肝なところもあって、こういう部分の配慮・連携はさすがですね。特にプリパラはプリティーリズム以上に連携には力を入れているようなので(メイキングドラマをアニメ主導で決めたり、会議をアニメとゲーム一緒にやったり)、連携が心地よく決まると、いち視聴者なのになぜだかガッツポーズしちゃうこともありますね(コスモさんがゲームに登場するタイミングや、映画公開→オーロラドリームのBDBOX発売など)。最後にゲーム版のらぁらちゃんたちがポージングしてシメでしたが、ここもゲームとの連動・コラボレーションがうまく決まったところではないでしょうか。アニメからもゲームからも出演できたというのが、コンテンツ同士の仲の良さ、連携のうまさ、そしてそれを大事だと把握している認識力を物語っていますね。

【ライブ体験としての工夫・注目ポイント】
ほぼ全ての内容を語り終えてしまい、もう何も語ることはないんじゃないかというくらいなんですが、ちょっとした工夫というところで、少し書いておきたいことをここで付け加えておきます。といってもそんなにないのですが(すでに記載しているところもあるので)、あらためておさらいするなら、やはりアトラクション形式になっていて、めが姉ぇたちガイドがお客さん(わたしたち)に向かって話しかけてくれるということがまず挙げられるでしょう。途中でらぁらちゃんたちが登場したときもそんな触れ合いがありましたし、幼稚な仕掛けかもしれませんが、これがなかなか楽しい(オイ)。それに、めが姉ぇが紹介していくライブ映像のときは当然ながらランウェイもあるんですが、このとき「ワーワー」とか「ピューイ!(口笛)」というガヤが騒がしく、しかしそれが盛り上がりに一役買っていました。アメリカかどこかの検証で、バラエティ番組で「これは合成です」と前置きをしたにも関わらず、観客の笑い声を入れるのと入れないのでは、入れた方が視聴者の満足度が高かったという結果があったそうです。そういう感覚を実感することって日常でままありますし、このときのライブ特有のガヤも、気分をすごい高めてくれて、テレビの前で見ているのとは違う臨場感のようなものがありました。恐らく映像全般も、「大きな会場、スクリーン」で映えるように、全体的に見直されていて微調整されているとは思いますが、さすがにそこまでは初見ではわかりませんでした。二回目以降の鑑賞でわかればいいんですけどね。

他にも見どころ、聞きどころとして、まずはそふぃさんのメイキングドラマが挙げられますね。そふぃさんのソロが流れるところでは(あれ、「PPP」のときだったかな?)、メイキングドラマ「解放乙女ヴァルキュリア」が流れますが、失敗バージョン→成功バージョンという風に連続で流れるようになっていて、話を隔てて流された本編とはまた違う印象になっていました。連続で流して意味が通じるのか心配でしたが、実際に見てみると、「もともと1つの映像だったんじゃないか」というくらいしっくりきて、「解放乙女ヴァルキュリア」の真の完成形を見たようでしたね。

ソラミスマイルの「PPP」のときには、メイキングドラマは「ハロウィンナイト」になって、「なぜこの選択?」なんて思っていましたが、解放乙女ヴァルキュリアがそふぃソロに使用されるということと、ルート1であればMARsの「ハロウィンナイト」が見れますから、そういう意味もあって「ハロウィンの元ネタはこれだよ」みたいにするために、らぁらちゃんもハロウィンナイトをしたんじゃないかと思えますね。減価償却!

コスモさんの「君100%人生」のときに思ったことは、光源が足元になっていてコスモさんのハイライトが変わっていたりするところもそうですが、やはり本編時の「校長とらぁらママのコーラス」が入るのかどうか、という部分です。当然、あそこにいたコスモさんは校長たちとも面識はないでしょうし、銀河のステージで映像モニターなんてあらわれるわけはないですが、校長たちの声だけは聞こえたような気がして、この曲にはコーラスとして二人が参加しているのかな、なんて思いました。この曲も入ったCDが届いているので、早く聞いて真相を確かめたいところですね。

【総括】
ここまでダラダラと無駄に長く書いてしまったので端的にまとめますが、「ファンは最高に楽しめる」の一言に尽きると思います。そして、この「ファン」というのは、別に「往年の」というわけじゃないですし、その長さ(ファン歴)を競うつもりもありません。ファンというのは、プリティーリズム、そしてプリパラを「好き」であるかどうかということです。

映画というのは、基本的に好きで、好意的な感情があるから見に行くというのが主ですが、時には「話題だから」とか「付き合いで」とか、奇特な人であれば「嫌いだけど」なんて人もいるでしょう。そして当然ながら、そういう人たちが満足に楽しめたとは思えません。「万人受けする」という意味では、いわゆるデキのいい洋画の方が、そういう人たちでさえ虜にする力があるでしょうけど、本作はそういうスタンス・方針ではありませんし、ファンであればあるほど楽しめるという意味では、本当「ファン向け」に特化した内容だと言えます。

ひとまず、低めに見積もっても個人的には「最高」だったという感想しか出てこず、他のルートも追々制覇しようという気持ちですが、唯一気になっているのは、ボーイズルートを見れるのかということです。ボーイズルートは「金曜日の最終上映」ということなのですが、金曜日が休みじゃない以上、個人的には見るのが不可能じゃないかと懸念しています。金曜日の上映が一本だった場合、その一本がボーイズルートになるのかなど気になりますし、さらに言えば、映画公開から「一週目、二週目、三週目」までは「ルート1、ルート2、ルート3」と決まっているようなのですが、その後になると上映されるルートがランダムになるらしく、コンプリートするには険しい道のりになってしまいそうということです。どれが見れるかというサプライズ感は増しますが、コンプリートしたい人は早めのコンプが安全でしょうね。個人的には、全ルートを制覇した上で、さらにもう一回見る、くらいの心意気でも全然問題ないですが(笑)。


映画のことも載っていて、プリティーリズム・シリーズも復習できる便利ムック本!


みれぃちゃんも予約開始! そろそろそふぃさんの予約だったかな・・・?


君100%人生も収録! 当然買ってます。
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第3パートを見てきました。

レインボーライブを中心に編集された話でした。最後のりんねちゃん復活の踊りに新しい映像が挿入されていて、劇的で良かったです。

コスモ姐さんはもしかしたらプリズムワールド関係者で、ソフィ意の実の姉というわけではないかもしれませんね。なんだか不思議なセリフを連発していました。コスモ姐さんが複数存在することをにおわしていましたね。

4つ目の扉も見たいんだけれど、もう無理なのでしょうか。
2015/03/28(土) 00:05:50 | URL | セラフィー #oWGK8OJE [ 編集 ]
Re: タイトルなし
コメントありがとうございます! セラフィーさんはルート3を見たんですね! わたしも見ているので、早く感想を書こうと思っているところでした(他のルートも見たのでしょうか?)。

1回、2回の視聴でスタッフロールに「gift」があったのを確認していたので、ルート3のクライマックスがりんねちゃんの「gift」になるのは想像できましたが、セブンスジャンプの総まとめがあったり、というかもはやルート3全体がMAD的な内容になっていて、終始感動しっぱなしでした。むしろ、セラフィーさんに先に書かれちゃったなぁという感じです(笑)。

ルート4については、映画公開から何週間か経とうとしていますが、「金曜日の最終上映」という条件だけは変わっていないんじゃないかなと予想しています。わたしは金曜の仕事(バイト)が休日にならない限り見るのは難しいかなと思っているんですが(最終上映の時間帯が昼だったり夕方だったりするため)、もし金曜の上映が一回&朝ということであれば、それが最終上映と言えるでしょうし、仕事前に見ることもできるかな、なんてイメージをしています。一番は映画館に問い合わせることなんでしょーけど、やっぱり面倒ですし、この「金曜日に一回の上映」であれば、映画館の上映スケジュールなどが「ルート4」と記載されそうですし、そこで確認もできそうな気がしています。ルート4の評判も色々と耳にしていますし、このまま見れずに円盤待ちというのは非常にやきもきしちゃうので、なんとかして見られればなぁと思っています。
2015/03/30(月) 02:57:00 | URL | itimonji #- [ 編集 ]
itimonjiさん、おはようございます

そうですか、giftはルート1とルート2にはなかったのですか。
じゃあそっちはそっちで別の新映像があるのでしょうね。今週がラストチャンスだろうから頑張って見に行ってみようかな。近所に放映館がないので遠征しなければいけないので(^^;>

劇場版公式サイトを調べたところ、金曜日に一回しか放映がない映画館ではルート4は放映されないそうです。最終週で複数回放映されている映画館はかなり限られてくるので、ルート4の難易度は高そうです。

ご覧になったら感想を聞かせてください。
2015/03/30(月) 08:00:46 | URL | セラフィー #oWGK8OJE [ 編集 ]
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