寄り道ブログ
寄り道な人生をしています。読んだ小説や、見た映画・アニメの感想などを投稿していきます。
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TVアニメ Go!プリンセスプリキュア #06 「レッスンスタート!めざせグランプリンセス!」 感想
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 夢を咲かせてみせる!
 ミス・シャムール登場回と思いきや、カナタ王子から王国の危機を知らされ、新たな目標に進み始めた彼女たち。ホープキングダムの平和とグランプリンセスを目指して、Go!プリンセスプリキュア!

【あらすじ】
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グランプリンセスという究極のプリンセスを目指すため、レッスンパッドというものが登場しました。そのパッドからは妖精ミスシャムールが出てきます。彼女(?)にレッスンしてもらいながらグランプリンセスを目指すことにするはるはるたちですが、今度は映像でカナタ王子が登場。録画映像ではなく通信できる状態で、王国の現状や、カナタ王子の孤軍奮闘、ドレスアップキーの重要性などが語られます。キーを集める使命を与えられ、はるはるたちは奮起します。グランプリンセスとキー集めという二大目標が提示されました。

そんな中、ディスダークからは新たな刺客ロックがやってきて、プリンセスプリキュアと初戦闘。フローラをバカにしますが、反論しつつプリキュアが撃退。これから立ち向かっていく新たな目標にはずみをつけた三人でした。

【新アイテム・レッスンパッドとミス・シャムール】
今回登場したレッスンパッドとミス・シャムールですが、まずそのアイテム自体は、「いつもの大きめタイプのグッズかぁ」という第一印象。パッド型アイテムといえばドキドキプリキュアのマジカルラブリーパッドを彷彿としますが、あちらが後半の武器アイテムだったのに対して、こちらはかなり初期の登場。しかも戦闘や変身には直接役に立たないことを考えると、スマイルプリキュアでいうデコルケース、ハピネスチャージでいうキュアラインのような、その他の補助的アイテムと言えますね。当然、武器枠や後半の箱物枠も残っているわけで、このパッドはどれくらい使用されていくのか気になるところです。ミス・シャムールの住処という位置づけもできましたから、レッスンしなくてもその都度登場しそうですし、いおなちゃんがキュアラインで占いをしていたように、ちょくちょくそういう描写をしていきそう。

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ミス・シャムールは今回で初登場。その声に度肝を抜かれた人も少なくないかもしれません。すでに他アニメで聞いたことのあったわたしでさえ、やはり新谷真弓さんの声は強烈なインパクトを受けます。でもこのタイプの声質は次第に馴染んでいって、最終的には「この声以外ありえない」というほどのシンクロ率を見せてくれるのが好きですし、プリキュアはどこか手堅いキャスティングが多く感じたので、えりか役の水沢さん、ひめ役の藩さん並に面白くて挑戦的なキャラクターが出てきたなという印象です。この両者が珍獣っぽさを出しているのに対して(笑)、ミス・シャムールは強烈な個性とエレガントさを出しているので、その二人とはまた違った個性が光りそうです。

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レッスン内容は、アフタヌーンティーの作法のみでしたが、今後もちょくちょくレッスンをしていきそうですね。ちょっとしたトリビアを加えつつ、できる二人とできないはるはるを描写していくのは、はるはるの成長を描く上ではいい手法ですが、みなみん、きららちゃんができすぎちゃうのも問題かもしれません。ある分野ではこの二人が苦戦して、はるはるがうまくできる、なんて手法もいけますから、それも今後のレッスン内容次第でしょうけどね。冒頭のアバンで「大輪のそばにあるつぼみ」なんて表現されたはるはるですし、基本はダメダメっ子ということになるでしょう。それでも、カナタ王子の言葉やこれまでの行いを見ていても、彼女にしかないプリンセス足り得る資質があるように思いますけどね。勇気や信念、「強く優しく美しく」でいうところの「優しく」が、一番ハマッているキャラではないでしょうか(あえて振り分けるなら、みなみんが「強く」で、きららちゃんが「美しく」でしょうか。その逆?)。

【カナタ王子の登場と王国の現状】
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レッスンが一段落したあたりで、今度はパッドからカナタ王子が登場。といってもシャムールのように実体が出てくるのではなく、映像が投影されるのみでした。それでもカナタ王子とリアルタイムでやりとりできるのは非常に便利で、今までやらなかったことを考えると、カナタ王子側にそれなりの理由があったようですね。レッスンパッド的なものが調達できなかったか、通信できないくらい危機的状況だったと考えられますね。とりあえず、このタイミングでは敵の脅威は止んでいたっぽいです。敵に脅されて通信していたとかならかなりヤバイですが、後のディスダークの状況も見るに、その心配はなさそうです。

カナタ王子にどれだけ戦闘力があるかはわかりませんが、もともと若くてエネルギーには満ち溢れてそうですし、ブルーのような虚弱な印象もなければ、ジョー岡田のように軟弱そうな印象もないので、浄化ができないだけでフツーに戦闘能力はありそうです。それでも敵の手に落ちた王国で孤軍奮闘というのは心もとなさ過ぎますし、一刻も早くプリキュアには助けてもらいたいところでしょうね。

そこで、話は先代プリンセスプリキュアのことに。本作も例に漏れず「伝説の戦士プリキュア」という肩書があるので、先代が存在しても不思議じゃないですが、シルエットや誰かの言葉で明確に表現されたのはやっぱり珍しいですね。あ、でもハートキャッチではフラワーやムーンライト、それに銅像などで登場しましたし、ドキドキプリキュアやハートキャッチプリキュアも先代(というか昔の)プリキュアが描かれたことを考えると、最近は先代を描くことが多くなってきたのかもしれません。こういう部分は、案外監督というよりプロデューサーの価値観が大きく影響してそうです。

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先代プリキュアを描くと同時に、まだ現存しているらしい残り9個のドレスアップキーを集めて欲しいというカナタ王子。それがディスダークへの反逆、ひいてはホープキングダム再興へと繋がるということのようです。それだけ、ドレスアップキーには強い力が秘められているということでしょう。力を引き出すためのパフュームも重要なようですがね。そして、ドレスアップキーがはるはるを選び、最初に花のプリンセスとして誕生(復活?)したはるはるには、他の人には持っていない何かがある、というカナタ王子のフォロー(?)が入ります。このことは、やっぱり主人公がはるはるで、はるはるは見た目も作法もなってなくたって(オイ)、プリンセスには不可欠なものを持っているといういい表現になっていました。実際、はるはるの存在があってこそ、みなみんもきららちゃんもプリキュアとして覚醒できたところがありますし、その不思議な魅力・・・人をひきつける引力みたいなものは、なんとなく感じられますからね。この言葉に言い表しにくい感情を表現しているあたり、実に巧みな手法ですが、今までのプリキュアではよく見た表現のようにも思いますし、すでに東映さんの十八番と化した手法かもしれませんけどね。いや、こういうタイプの主人公を表現する上では、むしろ不可欠な描写なのかもしれません。

【ディスダークの三銃士】
幹部の呼び方といえば、三幹部、他にも四天王や五稜郭とか六芒均衡とか(意味不明)あるわけですが、三銃士というのは、けっこうシャープでかっこいい名称ですよね。今までのプリキュアシリーズでも、だいたい「幹部」「三幹部」なんて名前がぴったりでしたが、「三銃士」が似合う敵なんて、トリオ・ザ・マイナーくらいじゃないでしょうか。あれ、あの三人はそもそも三銃士だったっけ? とにかく、マジョリーナやノーザさんみたいに、敵幹部には女性が混じることもありましたし、そもそも野郎ばかりじゃないと「三銃士」と呼びにくいので、そういう構成の敵幹部自体が珍しいかもしれません。

この時点ではまだ未判明でしたが、OPにもいることですし、本作はディスダーク側のトワイライトさんがいるので、そこが女性要素になっているお陰で、「三銃士」という構成の幹部が用意できたところがありますね。トワイライトさんは本作の特徴のひとつでもありますし、同様に、その恩恵のように誕生した「三銃士」もまた、珍しい展開が期待できそうです。

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クローズ、シャットときてロックという名前は、やはり全員「閉じる」「封じる」に関連した名前になっていること、それが「○○・ユア・ドリーム」の決め台詞にピッタリなことが気持ちいいですね。台詞ごとにビシッ、ビシッと決まっている感じが作品全体からカッコよさを漂わせているように思います。しかし、語尾の「~だね」というのは、クローズの「~だぜ」、シャットの「~のみ」と同じような感覚で使われながらも、シャットのときみたいなウザさを感じます。いわゆる「生意気な少年」というキャラ付けなんでしょうけど、やたらとウザく感じるのは、シャットの「~のみ」のように、文脈によっては無理矢理感が出るからでしょうか。クローズの「~だぜ」はどんな文脈でもかなり自然になることが多く、そこがなぜかストレスフリーになっているのは個人的に不思議ながら面白い発見でした。一番悪っぽい彼の言葉遣いが、一番心地いい(というかマシ)なのは皮肉ですし、それが今後の彼の顛末を暗示していた・・・なんてわけはないでしょうけどね(笑)。

ちなみに、シャットやロックも失態続きではありますが、ディスピア様的には、プリンセスプリキュアの誕生に関与していたという意味で、クローズに一番厳しく当たっていたんでしょうかね。失態という意味ではどれも同じに思えるのですが、クローズにだけ当たりが強かったのは、やっぱり「誕生を防げなかった」というところが大きいのかも。シャット、ロックに同様の当たりを見せないということは、プリンセスプリキュアの存在は危惧していて、三銃士程度では太刀打ちできないと認識していたんでしょうかね。

【作画・戦闘シーンなど】
今回は作画監督が河野さんということで、河野さん恒例の「河野顔」かなと思っていましたが、本編はほとんどいつも通り。河野さんとキャラクターデザインの相性がいいのかな、なんて思っていましたが、シャムールとのレッスン時、はるはるがお茶っ葉をまき散らしたシーンは河野顔だったので、ほぼ全編に修正を入れていたんじゃないかと思えました。映画もやるのにけっこうな作業量だなぁと思いましたが、昨今、河野さん回でも河野顔になるのはほんの一部で、ほぼ全編がいい顔だったりしたこともありましたし、単にそのシーンを担当した人の違いなのでしょうね。それに、お茶っ葉をまき散らすシーンはシャムールが画面右に描かれたまま、後方のはるはるがわちゃわちゃするというけっこう長回しなシーン。しかも動きに関しては折り紙つきのいい動きをしていたので、こういう挑戦的な構図で、なおかついい動きが見れたのは僥倖でした。河野さんが今回で一番心血を注いだのはその部分じゃないかと思うほどです。

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戦闘の前に変身シーンを語るべきですが、三人同時の初変身、さらに「強く、優しく、美しく!」からのチーム名乗りもあって、ついに本作が動き始めた感がありました。三人が同じ空間に違和感なく同居していて、三面鏡のようなシーンを三人に振り分けたり、お辞儀シーンが順番ずつじゃなくて三人同時だったりするところがイイですね。名乗りバンクも戦隊らしさがあって個人的には非常にグッド。その後、フローラがロックにけなされるシーンがありましたが、そこに反論するような形でフローラが主人公らしさを見せつけるところも、チーム始動という感じがあっていいですね。車のパーツが揃い、やっとエンジンがイグニションしたといいますか。

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フローラ役の嶋村さんは、これまで目立った役があまりなく、ほぼ新人のような感覚で見ていて、喋りも基本的にふわふわした感じがずっとありましたが(そこが魅力でもありますけど)、ゼツボーグをプリキュア恒例の構図で受け止め、上空に投げるシーンのシャウトは、今までのピンクプリキュアを彷彿とするいい絶叫でした。聞いているだけでスカッとするような今までにない最高のシャウトでしたし、あれがまたいつか聞けるというだけで視聴理由になりうるほどです。ほんと、普段の喋りはふわふわした不定形な感じなんですけどね(笑)。

戦闘自体はあっさり目でしたが、ゼツボーグがやたらとアクティブで、とんだり跳ねたり追いかけたり飛び上がったりするところは、やっぱりスピーディかつ爽快感がありますね。学園周囲が林ということもあって、木より高く飛び上がったりすると非常に「絵」になります。スピード感も周囲の木の背動などで表現できますし、町中や公園という場所より戦闘に適していて、作画的にも楽というのは絶妙ですよね。戦闘演出しやすく、しかも少ない労力で済む林が主人公たちの周囲に配置されている、というのは、いかにも演出家らしい設定なのかもしれません。

【総括】
レッスンパッド販促回かと思いきや、それはAパートの半分くらいの尺しかなく、その後はチーム結成に向けて、そして大きな目標に向かって歩き出すプリキュアたちのことが描かれました。ホープキングダムの現状も語られて、やっと物語が動き始めていく感がありますが、遅すぎるという感じはないですし、むしろちょうどいいタイミングの内容だったと言えます。いつ、どのタイミングでどのような話を持ってくるべきか把握されているのは非常に安定感がありますし、見ていて安心しますね。

同時に、フローラことはるはるのサゲがちょっとあったのもうまかったです。単なる「ポンコツ主人公」の表現といえばそれまでなのですが、カナタ王子の言葉のように、はるはるには不思議な魅力がありますし、みなみん、きららちゃんもそのことを知覚していました。そして、やってきたロックの言葉に反論するような構図だったのは、形は違えど、ドキドキプリキュアで一度敵地に乗り込んで、「王国奪還を誓う」話に通じるものがありました。相手はロックでしたが、それはすなわちディスダーク相手に、「やってやるぞ」という意思表示をしたという感じです。新キャラ登場だけでなく、目標の提示、彼女たちの決意などがいいバランスでうまく全部描かれた、非常に秀逸な回だったのではないでしょうか。

というわけで、プリンセスプリキュア感想でした。

物語というのは、主人公たちが普段の拠点から大きく移動するだけで、その物理的距離に応じて大きく動かすことができます。前述したように、ドキドキプリキュアではマナたちが一度トランプ王国に出向き、「大きく移動した」ことによって、その分だけ話を大きく動かすことができました。しかし、本作は「ノーブル学園」という他シリーズにはないくらいどっしりと構えられた拠点があり、そこから動くことがほとんどないのですが、そんな状況でも話を大きく動かせたのは素晴らしいです。レッスンパッドを使うことでカナタ王子を登場させられたので、重要人物による情報によって話を大きく動かした、ということになりますね。もちろん、ノーブル学園から出ることは、今までの話を見てもそれほど難しくなさそうですし、それによって色々と描けるでしょうけど、今回の話がその方法を使わずに行われた、というのも大きいです。逆に言うと、今後また大きく話を動かす際は、彼女たちがノーブル学園から物理的に離れているパターンを使用しそうですね。
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