寄り道ブログ
寄り道な人生をしています。読んだ小説や、見た映画・アニメの感想などを投稿していきます。
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TVアニメ プリパラ #33~#38 1st seasonクライマックス(ファルル編)一挙感想
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 たまりにたまってしまったこともあり、やむなく数話まとめての感想となりますが、よければどうぞ。一回の記事としては膨大な量になってしまったような・・・(汗
 というか、もう半年以上も遅れてしまっているのか・・・(呆れ

【#33 らぁらのこと、おしえて あらすじ】
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打倒ファルルちゃんに向けてスキルアップしていくソラミスマイルとドレッシングパフェ。対抗策が見えないままレッスンを続けていましたが、そんなとき、おつかいを思い出したらぁらちゃんはレッスンを切り上げます。帰る途中にファンからサインをねだられファンサービスをしていると、そこではファルルちゃんもファンサービス中。ぐにゃぐにゃサインのらぁらちゃんと違って、コピーのような正確さでサインしていくファルルちゃんは超人的ではあるものの、そこには人間らしさが欠如していて、直筆という「特別感」が薄れているのはらぁらちゃんとの対比になっていました。

そこからファルルちゃんはらぁらちゃんへの質問地獄を開始。年齢的にも、そして学習していくボーカルドール的にも正しい行動でしたが、豊富な答えを持ちあわせていないらぁらちゃんには彼女の対応はなかなか難しかったようです。しかし、そんな難問もらぁらちゃんらしい抽象的で直感的な表現で何とか答えていきます。らぁらちゃんは主に今までの振り返るように語っていきますが、閉園時間になってファルルちゃんが外に出たことがないと知ったらぁらちゃんは、プリパスを通じて外の世界を教えてあげると約束。対抗策を練るみれぃちゃんたち、正体を探ろうとするめが兄ぃたちと、三者三様の対応が印象的になった回でした。


【#34 ファルルのトモダチ あらすじ】
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約束どおりプリパスで外を見せてあげようとするらぁらちゃんですが、幸先悪く鬼コーチのユニコンに見つかってしまい、ファルルちゃんのプリパスが取り上げられてしまいました。しかし、ファルルちゃんは「自分の意志」でユニコンの言いつけを破り、プリパスを持ち出します。ずっと呼びかけていたらぁらちゃんに応答し、無事にプリパスによる外界案内を再開。なおちゃんや高橋くん、パプリカ学園の中を案内して回ります。授業中にも繋ぎっぱなしで、しかも頭(アクセ?)に差してあったのには笑いました。どこぞのセレクターの姿を連想したのは、わたしがセレクターだからでしょうかね。

案内中にはドレッシングパフェとも遭遇。各チーム、新曲を用意することでファルルちゃんに対抗しようと考えています。同時刻、ユニコンはファルルちゃんの行動に気づき急いで飛び出していました。そんな状況とはつゆ知らず、らぁらちゃんは学園案内を続けます。そこでらぁらちゃんの妹のんちゃんが出てきて、本物のファルルちゃんに大喜び。しかしファルルちゃんは「お人形さん?」とズレた反応を見せます。そこがまた彼女らしいのですが、らぁらちゃんはちゃんと訂正し、妹という概念をファルルちゃんに教えます。のんちゃんは張り切っていて、生物係のことを教えるため温室に案内。アネモネの花を姉に託し、ファルルちゃんへプレゼントすることにしました。

アネモネの花を持ってファルル邸へと向かうソラミスマイル。その間に新曲の歌詞を発表しあったりしますが、到着した先でファルルちゃんは、ブリキの人形に「ファルルののん」と名付けていました。そこにアネモネの花を持たせ(そなえ?)歩かせたりすると、なんとなく可愛く見えてきたりこなかったり。素直に「かわいー!」と反応する彼女たちの感覚にはちょっと困惑しましたが、わからなくはない絶妙なデザインでしたし、この「ファルルののん」に徐々に愛着が沸いてくるようになっていたその後の展開は、うまい配分と計算によって描写されていましたね。ドレッシングパフェがやってきたあたりでユニコンも戻ってきて、ファルルちゃんを発見。宣言どおりツノろうとしますが、シオンちゃんの碁石などでユニコンを足止め、一同は一時退却。しかし、その先で逃げ出す際の混乱で「ファルルののん」が壊れてしまいました。

壊れた「ファルルののん」を直す過程で、ファルルちゃんはみんなに「トモダチとは?」を問います。みんなが思い思いの答えを言っていき、最後に「ファルルののん」を直してもらったことで、ファルルちゃんもトモダチの温かさを知ります。そのぬくもりを持って挑んだファルルちゃんのライブでは、新しいメイキングドラマが披露され、ファルルちゃんに温かい人間味、自我のようなものが芽生えたとわかりますが、しかしそれはユニコンにとっては胸騒ぎとなる出来事でした。みれぃちゃんとシオンちゃんの参謀同士は先ほどファルルちゃんに質問されたときの各々の答えがいいワードになっていたことに気づき、それを曲の歌詞にしようと提案。ワード数の関係もあったのか、6人で1つの曲を作ることになり、結果的にソラミドレッシング再結成の流れとなりました。めが兄ぃにワードを託し、いよいよ最後のバトルが始まろうとしています。


【#35 最後のステージバトル! あらすじ】
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一日千秋! 待ち焦がれていた新曲が届き、対ファルルちゃんに向けて再始動するソラミドレッシング。一方、ファルル陣営では「ファルルののん」を着飾ったりらぁらちゃんと楽しそうに会話するファルルちゃんに対して不安感をツノら・・・募らせるユニコン。プリパス禁止の指示を破ったときくらいから彼女(彼女?)の不安感は増していますが、そんな描写が丁寧に積み重ねられているのが絶妙でした。

最終決戦の舞台となるアイドルグランプリでは予選合格者が出なかったという理由で、ソラミドレッシングVSファルルちゃんの舞台が着々と用意されていました。なんとかその対決構造を作るため苦心したのが伺えますが、その割にはうまく理由付けしたなぁという印象。「パラプラファイナリスト」となれば、ソラミドレッシング再動も不自然じゃないですからね。パプリカ学園では、そんなソラミドレッシングの出陣祝いのような会が開かれ、校長を含めた全生徒たちから頼もしいエールが送られます。色んな人たちが再登場し、テレビ画面を前に、もしくは会場に直接来て応援してくれる中、まずはソラミドレッシングの出番となりました。各々の歌詞が織り込まれた新曲「Love friend style」が披露されます。続いてファルルちゃんの出番ですが、その前に、ステージの袖ではユニコンに自分の気持ちを伝えるシーンがありました。そんなファルルちゃんに強い態度には出ず、涙をこらえるユニコンが印象的でしたが、そんな中、こちらも手強くなってきたファルルちゃんのライブ。メイキングドラマは前回のパワーアップ・バージョンという感じでしたが、会場のファンいわく「咲ききらない」というなかなか冷静かつ的確な評価。それが結果にもあらわれ、「出番が先」という負けフラグもへし折って、見事ソラミドレッシングが勝利。しかし、ファルル陣営のライブ前の様子を見ていると、なんだかすっきりしないというか、勝ったというのに不穏な空気は残ったままでした。

同時刻、めが兄ぃは宣言どおり調査を進めていて、何だか重要な事実にたどり着いたようですが、状況的にどう見ても手遅れそうな感じ。当のファルルちゃんは、らぁらちゃんとの約束を果たすため、トモチケをパキろうとしていました。その様子を見かけたユニコンは焦りますが、その焦りは届かず、ファルルちゃんは自分のプリチケをパキってしまいます。結果、ファルルちゃんはらぁらちゃんの手を取ることなく倒れてしまいました。


【#36 ファルル、目覚めるでちゅーっ!! あらすじ】
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ファルルちゃんが倒れてしまったことで取り乱すユニコン。なんとなく予想はしていたようで、確信まではなかったようですが、ユニコンには、パキってしまうとこうなることがわかっていたようでした。だからこそ今までファルルちゃんにはパキらせなかったり、必要以上に誰かと仲良くすることをやめさせようとしていたのでしょうね。その予感はズバリ的中、ファルルちゃんは機能停止してしまい、ギリギリ間に合わなかっためが兄ぃの調査によれば、ファルルちゃんは神アイドルを目指す宿命であったために、「パキる」という神アイドルのためには無意味な行為が、そのまま存在意義の否定→自殺行為となってしまったのでした。

自分のした行為がファルルちゃんの機能停止に繋がってしまったと考え、落ち込み、自分を責めるらぁらちゃん。はたから見ればそういう捉え方もできますが(ユニコンもそういう考え)、パキろうとしたのはファルルちゃん自身の考えだとめが兄ぃもフォローを入れます。そこで、彼女を起こすために思いついたのがプリズムボイスの存在。マスコットはプリズムボイスを聞き分けられるという新設定が出ましたが、そもそも1話の時点でその様子は描かれていましたし、後付けというよりはこのとき初めて明かした設定だったと言えるでしょう。最近では唯一の持ち主であるらぁらちゃんは、ライブを頑張り、ファルルちゃんに届けられるだけのプリズムの輝きを高めていく決意をします。

失意のユニコンは、まるで事故で麻痺になった娘を見るような喪失感があり、そこには非常に胸を打たれました。そんな喪失感からか、らぁらちゃんに「100万年早い」と言い放ちます。実際それは感情論抜きにしても事実だったかもしれませんが、しかし、プリズムボイスを持っていること自体がすでに奇跡でしたし、らぁらちゃんの想いはそれくらいでは揺らぎませんでした。ユニコンとらぁらちゃん、どちらも希望は捨てていませんでしたが、若干自暴自棄傾向なユニコンと現実的な考えでやっているらぁらちゃんでは実に対照的な行動の差がありましたね。珍妙な行動ばかりとってしまっているユニコンと、着々と力をつけていくらぁらちゃんは、ウサギとカメとは言いませんが、事実の認識や、それに対する姿勢が違いました。ユニコンもユニコンで、一番身近な、そして大切な人が倒れて、しかも自分にプリズムボイスがないわけですから、ああいう行動に出てしまうのも無理はないでしょうけどね。

らぁらちゃんのソロライブも披露され、ファルルカムバックに期待がかかりますが、うってかわってスカウトたちは苦笑いだったりと芳しくない反応。プリズムボイスを聞き分けられるが故に、「これくらいの輝きでは・・・」という予想がなんとなくついちゃったのでしょう。アイドルたちは意気込み十分な雰囲気に水を差す流れでしたが、それでこそ「無理難題の壁」が立ちはだかっている感が出ますし、だからこそ「越えがい」もあるというものでしょう。


【#37 奇跡よ起これ!ミラクルライブ あらすじ】
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しっかりライブを重ねて実力をつけたソラミドレッシング。満を持してファルルカムバックライブに向かいますが、ファルルちゃんのファンやユニコンなどに後押しされ、徐々に空気が高揚していきます。ユニコンも、ダメ元というか一縷の望みというか、前回の引きからもそこまで期待していない感はありますが、それでもらぁらちゃんに頼るしかないという「仕方ない」感が絶妙ににじみ出ています。無理とわかっていながらも、どうせ試すのなら期待しよう、そういう切ない感情の表現がリアルでした。

大人気アイドルのファルルちゃんを復活させるということもあって、思わぬ大舞台になってしまったカムバックライブ。その舞台に上がり、らぁらちゃんは約1年ぶりにステージ上でビビってしまいましたが、これまでのプリパラライフでたくさんの友達を手に入れたらぁらちゃんには、「手刀!」や「ビンタ!」「リラックス」で元気付けてくれる友達がいました。空気を読み取って「みんなの欲しいもの言ってぷり!」と流れを作ってくれる友達もいました。「勝つ」とクールに決めてくれる友達もいて、そんな仲間たちの存在もあり、ライブでは震えながらも果敢に挑戦するらぁらちゃんの演出が1話ぶりに入りました。1話の再現はせっかく作成したCGの減価償却なのかわかりませんが、1話からこれまでの成長という対比にもなりますし、「み~んなトモダチ」というキャッチフレーズに相応しい対比・成長を描けたのではないでしょうか。

1話の対比ということもあったからか、いや、「プリパラといえばこれだろう」という選曲でもあるのか、はたまたこういう儀式的で大規模なライブ時にはこの選曲がベターなのか、「Make it!」できたのは意外でした。しかし、だからこそ燃えるものがありますし、この曲はプリパラアイドルたちにとって、並々ならぬ存在感やパワーを感じるところがあるのでしょう。i☆Risバージョンではないソラミドレッシングバージョンで披露された「Make it!」ですが、サイリウムチェンジは見事に成功。パラダイスコーデの伝説にして、ファルルちゃんですら到達不可能だった「光らせる」という奇跡は成功しました。

しかし、サイリウムチェンジはしたもののファルルちゃんが起きる気配は皆無。みれぃちゃんたちにも動揺が見え隠れする中、曲も終わってしまい、なんとも気まずい空気が周囲に立ち込めます。らぁらちゃんたちの、信じられないような目を見開いた表情だったり、愕然とした表情だったりが、劇画タッチではない簡素なキャラクターデザインながら実に絶妙で、そのときのショックのようなものが、映像や曲からの落差もあってとても際立っていました。シンプルなのに表情や空気から絶望感が如実に伝わってくるのが、今更ながら絵やアニメのパワーを感じましたね。

そんな絶望の只中にあり、ついには責任を感じて謝罪のようなことを言うらぁらちゃん。しかし、みんなはそんなことを気にしていませんでしたし、なんと栄子ちゃんに関しては歌い出してしまう始末。けれどこれがとてもよかった! 続いてみんなが歌い始め、そのことによってパラダイスコーデが真の覚醒を果たします。このときの人々の思いが溢れたような光の奔流によってファルルちゃんも目覚め、メイキングドラマを経て「目覚めのファルル」へと変化。Make it!をファルルちゃんも加えたオリジナルバージョンで歌い上げ、カムバックライブは見事に大成功。全員にパラダイスコーデが配られるという大インフレ&大盤振る舞いで、しかしそれが「み~んなアイドル」という部分や、「誰しもがプリズムボイスを出せる」という部分に繋がっていました。ゲーム的都合で言えば、どんなキャラでもクライマックスでプリズムボイスが出せていることへの回答でしょうね。最後に、約束どおりトモチケをパキるらぁらちゃんとファルルちゃんですが、ユニコンの心配をよそに無事トモチケ交換も成功。大団円でカムバックライブは幕をおろしました。


【#38 み~んなトモダチ、かしこま! あらすじ】
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パプリカ学園は春休みに突入。明日にファルルちゃんの誕生日を控え、みんなウキウキな気分でした。ファルルちゃんのところも、ユニコンがデレデレになっていたり、ファルルちゃんも人間らしい生活を送っていたりして、いわゆる「大団円のその後」を描く、プリティーリズムに近い手法が取られていたことが非常に嬉しかったです。ファルルちゃんの普段着もサイリウムコーデになっていて、音階メンバーたちで統一が取られているのもイイ。

ファルルちゃんの誕生日パーティーが始まり、色んなキャラクターがお祝いします。のんちゃんからのプレゼントをファルルののんにつけたりとオトボケっぷりを発揮する新生ファルルちゃんですが、中でもモノマネがまったく下手になってしまっていたり、五感などの感覚がメチャクチャになっていたのは驚きで、めが兄ぃからの補足により人として目覚めたということがわかりました。感覚がまだ未発達なのに「熱い」や「冷たい」の知識があるから、それがうまく結びついていないまま言ってしまっているようですね。見た目と違って中身がまだまだ子供というのは以前のファルルちゃんもそうですが、子供同然の知識量だった未覚醒状態と違い、知識があるのに体感が伴っていないというのは、これはこれで厄介そうです。それもまぁ、ユニコンの学習でどうにかなっていきそうですけどね。

しかし、プレゼントを渡していく過程で、ユニコンもライラックの花をプレゼント。そのときまるで名残惜しむような言葉を残しますが、その変な雰囲気は予感となり、やがてユニコンが会場からいなくなることで確信へと変わります。ユニコンは自分をマネージャー失格と決め、ただの馬に戻ると宣言。ツノ折りの儀式なんか始めちゃいますが、それはまぁただツノを外すだけで一安心。ですがユニコンが「ファルルちゃんのもとから離れる」という決意は変わらず、プリパラTV屋上のヘリポートから出発しようとするので、らぁらちゃんたちは追いかけます。

ファルルちゃんは飛び立とうとするヘリにしがみつきますが、そのせいでビルから落下しそうに。ユニコンも焦り、そのとき光となってファルルちゃんを助けます。その姿はマスコット然とした姿から一変、正統派なユニコーン・・・というよりはペガサスになっていましたが、それだけ、ユニコンの心も実はファルルちゃんと離れたくなかったということでしょう。ファルルちゃんは、そのままユニコンに乗って別のプリパラ・・・プリパリへと行ってしまいました。急で突然の別れではありましたが、二人の絆の強さが伝わってきましたし、永遠の別れではないのでまた会えるという希望もあり、決して悲しい別れではなかったのがよかったですね。まるで電車を追いかける青春映画のような爽快感もありました。

そんな大団円と新たな旅路で幕を閉じようとした1stシーズンですが、めが兄ぃにチーム解散の宣告を受けたところで強烈なヒキ。それらしいひと区切りをつけるタイプではなく、そのまま話数なども引き継いで2ndシーズンへと続きます。ファルルちゃんだけでなく、らぁらちゃんたちも新たな環境へと身を投じていくのでしょう。


【ボーカルドール】
ファルル編を一言で要約するなら、彼女の人間としての覚醒が一番の要点なのでしょうけど、それを描くためにパラダイスコーデやプリズムボイス、機能停止、らぁらちゃんの成長なども一緒に描かれていて、ぶっちゃけ「何が一番大事なのか」と言われると、それはもしかすると「人それぞれ」なのかもしれません。どの部分を一番大事に感じるのかは、見た人に委ねられているところもあるでしょう。それくらい、この後半には「大事なこと」が詰め込まれていたと言えます。

わたしも結論は最後にしますが、まずは肝心要の人物・ファルルちゃんの「ボーカルドール」について、考察していきたいと思います。考察というほど大層なものではないですし、ぶっちゃけアニメで描かれたことが全てといえば全てですが、おさらい・整理し、自分でもしっかり理解するための自分勝手な作業なので、よければこの暇人(そんなに暇じゃないけど・・・)にお付き合い下さい。

まず、ボーカルドールを出自などから生態的に捉えてみると(これはユニコンの発言から補完が可能ですが)、ファルルちゃんは少女たちの「アイドルになりたい」という思いが結実して「持ち主のないプリチケ」として誕生し、それをスキャンすることであらわれる存在だということです。「アイドルになりたい」という思いから誕生したのですから、色んな知識や経験を吸収していくコピーロボット然としていたのも納得ですし、頂点は孤独というのもプリティーリズムで時々描かれた要素でした。なので友達もいらず、ただひたすらに上を目指す彼女の振る舞いは非常に合理的で、ボーカルドールとしての存在意義に恥じない行動をしていたと言えます。しかし、ドロシーちゃんが反発していたように、その方法ではファンが増えるだけでなく一部から反感を買うのも事実。

そういう側面があるのもボーカルドールの行動原理の弱点であり、それらをしっかり描くことで、「ボーカルドールの何たるか」をちゃんと妥協なく描いていたのは、設定を忠実に、そして深く理解し、それをどのように、どれくらい表現すれば視聴者にわかってもらえるかを理解しつくした人たちがアニメを作っていたんだと感心させられますね。作り手はたびたび横柄・傲慢になり、描く内容のバランスを見誤ることがあります。そうしてしまうことで「超展開」だと非難されたり、「説明不足」だと批判されたりするわけですね。子供向けということもあるからかもしれませんが、それらの描写バランスがプリパラは特に素晴らしく、違和感なくスルスルと内容が飲み込めていくのは、作品のいいリズム・テンポにもなっていますし、まったくいいバランスの上になりたっているとつくづく感嘆させられます(しつこい)。

話をボーカルドールに戻しますが、ユニコンはそばで見ていたこともあって、友達ができて楽しそうにするファルルちゃんに不安を抱いていました。普通なら喜ばしいところでしょうけど、ことファルルちゃんに関しては、「ボーカルドール」という事実があった以上、「パキる」行為についてはいつまでも拭い去れない不安があったのでしょう。「アイドルになりたい」想いが集まってできた特別なプリチケから誕生したわけですから、そのプリチケは魂も同然、それを物理的に「パキる」というところですら誰しも不安になるでしょうし、友達を増やしていくことで、むしろ「神アイドルを目指す」行為から離れていっているように見えたでしょうから、ともすると友達を作る決定的な行為である「パキる」ことが、ボーカルドールの否定&機能停止に繋がるのは、ユニコンでなくても近くにいれば案外察せられることかもしれません。もともと研究者気質なユニコンだからこそ、その不安は漠然としながらも確信に近い感覚があったのでしょうね。そういったユニコンの心情の所作を、アニメでは繊細に描ききっていたのも非常に好感触でした。

本来であれば、ボーカルドールにとっての完遂は、ユニコンが思うように「友達を作ることなく、コピーなどを駆使して神アイドルになる」ことなのでしょう。言わばらぁらちゃんたちの存在とファルルちゃんの反応は完全にイレギュラーだったと言えますし、機能停止から復活が見込めない非常に危険なパターンでした。しかし、その危険を乗り越え復活を遂げることで、ファルルちゃんは真に覚醒し、人間としての体を手にいれました。人間の体・・・といっても、このあたりはデジタルな存在なのか、それともリアルなボディがあるのかは曖昧な表現でごまかされていますが、現状プリパラ内でのみ活動できるデジタルな存在と言えそうです。もちろんらぁらちゃんたちは触れ合うことができますが、それもプリパラ内限定。ファルルちゃんが外に出る描写があれば人間的なボディが実在すると言えますが、そうでない以上は、プリパラ内の物質やマスコット同様、プログラムの一種と考えるしかなさそうです、夢がないですけどね。もちろん、プログラムかリアルかは些細な問題で、プリパラ内にしか存在できないからといって、その感情や心、体のぬくもりや実体が失われるわけではありません。ボーカルドールとして危険な道でしたが、それを乗り越えて覚醒した少女は確かに存在するのですから。

ファルルちゃんたちによって描かれた「ボーカルドール」ですが、その要点、つまりメッセージとしては、何より「自分のやりたいことをする」というところではないでしょうか。ボーカルドールという決められたレールから逸れ、それが機能停止(死)の危険すらあることであろうとも、自分が信じたことをする。それがファルルちゃんの決めたことであり、ユニコンが優しく見守り、らぁらちゃんたちが手を引いて導いた世界なのでした。その健気で切なく、それでいて尊い決心こそが、ファルルちゃんたちを通じて伝えたかったことであり、ファルルちゃんたちが選んだことなのです。


【プリズムボイス】
ファルルちゃん同様、1話からワードだけは登場していたプリズムボイス。プリティーリズム・シリーズのプリズムジャンプやプリズムアクト、プリズムライブよりはいまいち影が薄く、再登場は唐突なように思えましたが、ファルルちゃんがたびたび発言してくれたこともあって、存在を完全に忘れる、なんてことはありませんでした。ゲームもプレイしていれば、ライブのクライマックスではサイリウムチェンジ後に「プリズムボーイス!」というセリフが入ったり、画面上部の獲得ポイントのところにボーダーラインとプリズムボイスの単語があるので、そうそう忘れることもありませんが、いやはや、アニメではとてもご無沙汰な登場でした。

プリズムボイスの要点といえば、なかなかその声の持ち主がいないこと、しかしその割合でいえば100人に一人前後、ここ最近ではらぁらちゃんとファルルちゃんくらいだったというのがまず最初の触れ込みでした。ライブなどを頑張ることでその輝きは高まり、より「人の心に届く」声になっていくとのことでしたが、そんなことより(オイ)、大事なのはカムバックライブの最後で、「会場のみんながプリズムボイスで歌った」ということでしょう。プリズムボイスとは、「思いを伝えたい」という気持ちがあれば誰でも出せるということです。

誰でも出せる、というのが大事で、ファルルちゃんというアイドルが機能停止してしまって、ソラミドレッシングですら起こすことができなかった状況だからこそ、応援の意味も込めた歌がプリズムボイスになった・・・大事なのは「気持ち」ということがわかりました。そして、そのプリズムボイスが「誰もが」出せていたというのも重要で、これはプリズムボイスの希少さが失われ、普遍的な存在となったことによる落胆に近い現象も起きましたが、それは決してハードルが下がったわけではなく、プリズムボイスというものは、決して選ばれし人間にだけ授けられるのではなく、「誰しもが立てるステージ」だったと言えます。そしてそれは、本作のキャッチフレーズでもある「み~んなアイドル」に通じるのではないでしょうか。

アイドルというと、やはりどこか敷居が高いと感じてしまうところがありますし、なおちゃんのように物怖じしてしまうこともあるでしょう。プリパラを見ている女児の中には、予算的なことを抜きにしても、引っ込み思案な子もいるでしょうし、デパートにあるゲーム機でプレイするのは気が引ける、ということもあるかもしれません。そふぃさんのように体力面で自信がない子は、アイドルになろうとする気持ちを自分の中に押し込めてしまうことでしょう。しかし、そんな不安を払拭してあげようという気概すら感じるこの展開は、「み~んなアイドル」というフレーズを如実に、そして実に感動的な展開で描いていました。

プリズムボイスで歌ったこと、そして付随的な行動ですがみんながトモチケを投げたことが、パラダイスコーデの真の覚醒と、ファルルちゃん復活のきっかけになっていました。みんなのプリズムボイスと大量のトモチケ、どちらが直接的な要因かはわかりませんでしたが、原理的な意味でなら、パラダイスコーデの覚醒は観客のプリズムボイスでしょう。トモチケの山は、ボーカルドールの方面、「みんなの思いがボーカルドールを生み出した」という出自に関わる演出で、「みんなが復活を願ったから」ファルルちゃんは目覚めたと言えます。もちろん、それだけでいいというわけではないでしょうが、その「みんなの願い」と、副産物的に発現した「みんなのプリズムボイス」、さらにその現象のパワーを決定付けるような「パラダイスコーデの真の覚醒」などが揃うことで、ファルルちゃんは見事に再起動&真の覚醒を果たしました。

状況が要素要素が複雑にからみ合っているので、どれが明確に効果があったとは言えませんが、きっと全てが発揮されるほどの奇跡的状況でなければ、ファルルちゃんの復活はなかったでしょうね。みんながプリズムボイスで歌うだけでも、トモチケを投げるだけでも、パラダイスコーデが覚醒するだけでもなく、その「全て」が揃ったからこそ、ファルルちゃんは目覚めたとしておく方が、それだけのことをやってのけたという達成感がりますし、「み~んなトモダチ、み~んなアイドル」というキャッチフレーズを全て満たせますからね。この事態とこの解決方法こそがプリパラで、プリパラのプリパラたりえる部分でしょう。このメインテーマを語るために作り上げた状況ではありますが、見事に、いや、想像以上に素晴らしく描き切っていたのではないでしょうか。


【ファルルとユニコン、その絆の積み重ね】
ボーカルドールやプリズムボイス、その設定面をうまく描写していったのは上記に書いたとおり感嘆に値します。設定というのはついつい語りすぎてしまいたくなるものですし、その結果「自分の能力をペラペラ喋る敵キャラ」が生まれたりするものですが、そこをちゃんとセーブし、明かすべき情報量をしっかり把握した上で、バランスよく描いていったのは見事です。こういうのって地味に難しいものなんですけどね。

しかし、そういった「設定」の描き方だけがクライマックスの素晴らしさの全てではありません。設定ばかりに注力してしまうと、登場人物が蔑ろになってしまうことがありますが、その点も手抜かりなく描かれていて、それらは「ファルルとユニコンの絆」の描写にあらわれていました。ファルルちゃんとユニコン、その初登場時は見たまんま「お母さんと子供」みたいな印象でした。その構図はほとんど変わってはいないんですが、ユニコンの研究者としての一面やコーチ、マネージャーとしての振る舞いが見えていくたびに、ファルルちゃんもただの赤子ではなく、娘だったりアイドルだったり人形という一面が見えていき、まるでプリズムの多面体のような鮮やかさに、二人のキャラクターとしての「深み」が増していきました。

ただの意地悪なライバルキャラが人間味を得ていくことで、わたしたちはそのどこかしらに「共感」していくようになっていて、敵なのに応援したくなる、という状況ができていました。もちろん、制作側としては敵というつもりはなかったでしょうけど、その鮮烈な登場と立ち位置的には、やっぱり「倒すべき相手」と認識するように作られていましたし、それは登場初期のドレッシングパフェもそうでした。しかし、本作には根っからの「敵」というのはそうそうおらず、蓋を開けてみれば、やっぱり「いいライバル」でしたし、そうなっていくように丁寧に作られていた、というべきでしょう。

色んな面が見えていくことで人間的な深みが出てくるのはむしろ当然ですが、その間でファルルちゃんとユニコンの、研究対象とも親子とも友達とも言えない奇妙な関係性が描かれていったのが素晴らしかった。ユニコンは最初こそ、ファルルちゃんというボーカルドールに出会い、パラダイスコーデを光らせるということに執心していましたが、一緒に生活していくうちに、実の娘のように感じる母性を獲得していたのではないでしょうか。いわゆる子供を拾ったり預けられたりした「育ての親」の感覚と言いますか。こういう「育てていく」系統の話ではありがちな展開ですが、最初のはじまりが「研究者と研究対象」というのがなかなかドライで、だからこそ、その関係性がそこから「親子」のように親しく温かくなっていく様子には感動モノでした。ラストが感動の展開になったのは、この二人の関係性がちゃんと初期のままではなく親子のように変化していたことも大事な要因でしょう。

メッセージ性を強めると説教臭くなってしまいますし、そこは要バランスですが、二人の関係性はストーリー上で重要というよりは、「当然起こるべき現象」であり、そこをしっかり描写していたところが好評価でした。要点を語る上で、状況や環境は変化していくでしょうし、「神は細部に宿る」じゃないですけど、その付随的な現象をしっかり描いているからこそ、そのことについても語れるだけの素晴らしい描写ができあがっていました。けっきょくのところ、ファルルちゃんのストーリーの要点としては、「命をかけても貫きたいことがある」ことであり、そのために必要だったボーカルドールやプリズムボイス、トモチケ交換、らぁらちゃんやユニコンとの絆などが必要条件とばかりに描かれましたが、一番大事なことは、そうまでして「トモチケをパキりたかった・友達が欲しかった」ということだと思います。それがファルルちゃんの獲得した自主性であり、その自主性によって実行したかったことなのです。その要点を語る上で大事な、「ユニコンとの関係性」も妥協なく描かれていたことが素晴らしいですし、それがより、メインテーマの重要性を際立たせてくれることになったのです。


【らぁらちゃんの決意とその声】
ファルルちゃん編ということもあって、ついついこちらサイドばかりに注目してしまいましたが、やっぱり主人公はらぁらちゃん。らぁらちゃんは主人公としてこのクライマックスでどのように振る舞ったのかを、ちょっぴりですが振り返ってみたいと思います。

やったことと言えば、全力でファルルちゃんとぶつかり、ライブ後にトモチケ交換、機能停止してしまったファルルちゃんを起こすためにさらにライブを頑張る、という極めて実直な内容でした。構図そのもので言えば、そふぃさんをウサギの手から解放したのと近いのではないでしょうか。あのときはらぁらちゃんの頑張りが色んな人を動かし、さらには「そふぃさんが自分で決める」という、彼女の自主性を引き出すのが最大の要点だったことが本件とは違う部分ですが、「ファルルちゃんに自主性が芽生えた」というのは、やはり近い構図と言えました。

さらに違う点として、らぁらちゃんが立ち向かうべき難関が「ボーカルドール」という都市伝説的存在、さらにはそのために「パラダイスコーデを光らせる」という奇跡、「プリズムボイス」のきらめきを高めるという、二重、三重の難問がありました。これはそふぃさんのときの「チーム結成を止めさせる」「自分のチームに入ってもらう」というのとは違った難易度であり、その難しさは1年目を締めくくるに相応しいものでした。もちろん、そふぃさんのときもたいがい「無理だろう・・・」と絶望するようなシチュエーションが用意されていましたが、あれはやっぱりマネージャーやらデビューやらチーム結成といった「芸能界」的な考えが根幹にあって、常識で考えて難しい状況というのが印象でした。

今回の難関は、プリパラと一年間付き合ってきてそれなりにプリパラの雰囲気や色々な按配、尺度などがわかった上での難関でしたし、作中でも色々と特別視されてきた「ボーカルドール」「パラダイスコーデ」「プリズムボイス」というのがうまく絡み合った困難だったので、その難しさは指折りで、さすがにまたもや「無理だろ・・・」と言いたくなってしまいたくなるところです。しかし、らぁらちゃんは希望があればそれに全力で向かっていきました。ユニコンは藁にもすがる思いで、というかもうやぶれかぶれ的に色んな儀式を試していましたが、それよりは現実的で、しかしやっぱり希望は薄かったです。でも、その立ち向かっているメンタルは、らぁらちゃんとユニコンで完全に正と負な関係になっているくらい違っていましたし、その差がファルルちゃんの復活に直接影響したようにも見えます。

基本的なことは小学生レベルのスペックしか持ちあわせていないはずのらぁらちゃんですが、アイドルへの情熱や愛、厚い友情、そして諦めないガッツなどは目を見張るものがありますし、やはりそこが飛び抜けていることろが主人公らしいところでしょうね。時折、先輩であるみれぃちゃんたち以上に頼もしく見えることがあるのも、やっぱりこの「主人公性」が、らぁらちゃんを高めているところがあります。しかし、最初はコンプレックスの塊であったことも考えると、やはりみれぃちゃんとの出会い、プリパラという体験を経たところが大きいですし、それに対する恩返し的な行為によってらぁらちゃんの今があるといえますね。自分の得たものをみんなにも与えたい、そういう奉仕に近い原動力こそが、実は本当の主人公性なのかもしれません。


【その他こまかいギャグなどの見どころ】
「ギャグ回」などではなく、作中にちょこっと出てくる「こまかいギャグ」をいちいち取り上げていたらキリがないですが、本来ならそれをやっていきたいのがわたしのスタンスでしたし、一応、思い出せる範囲で拾っていこうと思います。

まずは、ほぼ総集編だった「らぁらのこと、おしえて」回ですが、回想シーンがあったからか、本編映像がなかなか凝っていて、森脇監督渾身の絵コンテということもあって、ポーズや表情、動きなど見応えがありました(練習シーン後の休憩時間や、らぁらちゃんのくすぐり攻撃など)。ギャグらしいギャグはなかったですけどね。

続く「ファルルのトモダチ」では、やはり新ライブが見どころではありましたが、考えてきた歌詞を披露しあうそらみスマイルや、「ファルルののん」を修理するときの様子などが絶妙で、全員のダメダメっぷりや、ファルルちゃんの目から輝きが失われるところなどがバランスのよい笑いを生んでいました。

「最後のステージバトル」もギャグは控えめでしたが、それでも新曲完成時のめが兄ぃの様子などでこまかくギャグを挟み、あまりしんみりしないよう配慮されていた気がします。そういう意味では、むしろギャグ色がかなり強かった次回の「ファルル、目覚めるでちゅーっ!!」については、ここぞとばかりにギャグを押し出していたように思えますが、そうでもしないとユニコンは大切な人を失ったわけですし、かなり重く、暗い雰囲気になりそうでしたからね。プリパラのギャグはときどき「カオス」だの「ぶっとび過ぎ」だのと批判的な意見で見られてしまうことも多いですが、かなりバランスよく、その「1話」の空気のバランスを取るように配分されていると思うので、そこの舵取りはさすが森脇監督と思わせられます(もしくは他のスタッフがブレーキを?)。本当にカオスすぎるギャグだと、もはや白々しいというか、薄ら寒いというか、そういうヒドさに繋がってしまいますからね。36話でギャグが強めになっていたのは、そのあたりかなり考えられた内容になっていたと思います。

カムバックライブでは、もはや感動の嵐という雰囲気でしたが、感動で溶けるユニコンや観客に混ざる禎子さんなど、可能な限りギャグは入れてあって、それも鬱陶しくないレベルでさり気なく、それでいて「フフッ」と笑える程度でメインストーリーを邪魔しないようになっていたのがグッド。ギャグも設定披露などと同じで、やりすぎるとクドくなってしまいますし、そうならないようなバランス感覚やキレが見事です。ユニコンが溶けるところなんて、意味不明なようでいて「なんだか気持ちがわかる」ような表現だったのが素晴らしい。感動の涙で前が見えなくなる、というのはよくある表現ですが、もう全身の力が抜け、緊張の糸が切れたような軟体化は、的確かつ絶妙な、短時間で共感や笑いを生み出す面白い映像でした。

ギャグはつくづく難しいと実感する以上に、本作のギャグの素晴らしさには惚れ惚れしますし、他の媒体、ゲームやマンガ、小説などでは表現しにくいことができている、というところにアニメのメリットを感じますね。ある意味ギャグアニメというのは単なるギャグとは一線を画する新しい分野なのかもしれません。そして、そこに長けた人でないとギャグをアニメでうまく表現するのは難しいのかも。特に他の媒体からアニメ化したのもは、その弊害が大きいか、無事にアニメ化できていたとしても、「アニメの利点をいかした」ギャグにはなっていない可能性が高いです。そして、もちろんやりすぎもいけないため、森脇監督の作品でもいくつか「やりすぎた」作品が脳裏をよぎる中、プリパラはそのあたりのバランス感覚が素晴らしいの一言に尽きます。その分、他のスタッフさんではできそうにないバランスとも言えるため、今後のプリパラが心配でもありますが・・・(プリティーリズム→プリパラのようにスタッフを変える場合、森脇さんじゃなくなったらギャグがコレジャナイになりそうですからね)。


【各話ライブ】
物語の終盤ということもあって、それほど新ライブがポンポンと披露されたわけではありませんが、六人が紡いだ歌詞で誕生した「Love friend style」のそらみドレッシングバージョンとらぁらソロバージョン、あとはやっぱり圧巻のミラクルライブ「Make it!」でしょうね。

「Love friend style」については、某雑誌で「急遽制作が決定」などと言われていたように、急ごしらえで作った映像だったようにも見え、動きなど微細な箇所に、いわゆるモーションキャプチャーでない「手つけ」での動きっぽいものがあったりして、映画が近いタイミングでもありましたから、かなり作業的には厳しかったんじゃないかなぁと思いつつも、六人で円を描くように回るところや、各キャラの歌詞とその場面に合わせた振り付けなんかは見どころ満載でした。

らぁらソロバージョンというバリエーションがあったのはビックリで、六人→一人になったのでボリューム不足ではないかと懸念していましたが、らぁらちゃんのファルルちゃんへの思いがこれでもかと聞けましたし、歌詞が2番になっていたり振り付けが変わっていたり(違う部分を見せていた?)したので、同じ曲とはいえ、もはや別モノと言えるくらい印象が違ったのがすごかったです。その分、ミュージックコレクション等に「らぁらソロバージョン」の音源が収録されていないのは血涙ものですが(泣)。

ミラクルライブはもはや圧巻を通り越して絶句、そして落涙、ただそれだけに尽きます。ライブ演出の菱田さんも、この回には映画と同等くらいに注力したらしいですし、途中の合唱シーンを省いても約7分近くライブ映像があったのはすごすぎますね。「Make it!」が何回ループするんだろうというくらいの長い尺でしたが、その尺にも耐えられる、つまり繰り返し何度聞いても素晴らしい楽曲である「Make it!」のパワーもさることながら、ファルルちゃんの覚醒と同時にボーカル参加する特別バージョンが涙腺をビシバシと刺激します。このときのためにパート分けなどもやりなおし、そもそもそらみドレッシングに限っても「キャラボーカル」での「Make it!」はこの回だけの特別なものでしたから、そういった「特別バージョン」という部分が非常に嬉しい。それだけでも価値のある内容だったにもかかわらず、らぁらちゃんの1話を彷彿とさせる演出、パラダイスコーデのサイリウムチェンジ、コーデの光が消えるときの戸惑うような表情、真に光ったときの画面全体を覆う光の奔流、そして「目覚めのファルル」デザインに変わったファルルちゃんや、チックタックフラワーの完成バージョン、まさかの観客を巻き込んだ全員メイキングドラマの「ウィーアープリパラ!」など、どの部分を切り取っても「クライマックス」に相応しいクオリティが用意されていて、まさに1st seasonを締めくくるに相応しい内容でした。

最終話は見送りの餞とばかりに再度の「Love friend style」でしたが、ファルルちゃんに思いを届けるという意味ではピッタリですし、そらみドレッシング全員がライブできるという意味では、前の回の「Make it!」や「Realize」よりも適任ですからね。前者はミラクルライブがすごすぎましたし、後者はファルルちゃんへの挑戦という意味ではピッタリなんですが、見送りにはちょっと不向きな感があります。それに、せっかく作った新曲・新映像なのですから、どうせなら「Love friend style」流しておこう、という采配も悪くはないでしょう。ファルルちゃんの青春なお別れに爽やかさという彩りを与えてくれました。

【総括】
脚本、ライブ、ギャグ、演出、演技などなど、褒めちぎろうと思えばいくらでも褒めちぎってしまえるくらい素晴らしい展開だった1st seasonクライマックス。ですが、ここで肝心なのは「クライマックス」だから素晴らしかったのではなく、プリパラに関して言えば、常にこの状態が保たれているというということがまず素晴らしい。脚本の展開によって、多少雑さを感じる回もないではないですが、それはそれでまたバランスが取られていたりしますし、今まで列挙してきたような細かい配慮などは、どの回であろうと、どの展開であろうと感じられることができるので、そこが他のアニメにはない、そしてプリティーリズムなどでも感じることができた「ガチ」さ、なのではないでしょうか。

描きたいこと、語りたいことが根底の部分で一貫していれば、例えどんな展開であろうとも、二年目に突入して新キャラが増えようとも、「プリパラらしさ」を保ったまま素晴らしい内容が作れる、ということをこの1年(正確には3クール)で証明してくれました。しかし、やはりそれがどこまで通用するのかという疑問もありますし、長くなれば「中だるみ」という現象にも気をつけなければなりません。女児にとって、アニメに付き合っていける期間というのも限られているでしょうし、いつか一新するときがくるかと思うと恐怖ですが、それはプリティーリズムでも経験したことですし、とにかく、今はプリパラのプリパラらしさを楽しみながら、大事なこと、大切なことを目に焼き付けていきたいと思いますね。

・・・本来なら、各話各話をじっくり丁寧に語っていきたかったところですが、時間的余裕のため、このように大雑把な感想しかできなかったのは、我ながら不甲斐なくて憤るばかりです。しかし、そのスタイルを強行していたら、今になっても1st seasonすら完走できずにいたかもというと恐怖で震えますし、今回の形式には「仕方ない」と妥協しました。プリティーリズムでだってまだ語りたいことがありますし、何らかの形で補完できればいいんですけどね(遠い目

というわけで、プリパラ33~38話一挙感想でした。

せっかくこういう形式にしたので、早いところ追いついて、詳細な感想形式に戻したり、色んな感想を書いたりしたいものです。・・・言うだけならタダだからいいよね。


発売日が迫ってきた3DSゲームのプリパラ! 楽しみすぎてどうにかなりそうです・・・。


あの感動が我が家でいつでも見れる! やっぱりコスモさんのライブシーンとクライマックスがかなり涙腺にクる・・・。あろまちゃんは最初期はけっこう声が低いディレクションだったんですね~。


今度のソングコレクションはけっこう早めな発売。収録されている曲もさることながら、CGで作成されているらしいジャケットが素晴らしい。
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