寄り道ブログ
寄り道な人生をしています。読んだ小説や、見た映画・アニメの感想などを投稿していきます。
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プリパラクライマックス感想 ガァルマゲドン編
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三年目になって感想を書こうと何回かチャレンジしたのですが、のびのびになってこのようなタイミングに・・・。せっかくですし(?)一回でプリパラのすべてを語りつくせるとも思っていないですから、チーム毎にピックアップする形で書いていければと思います。というわけで、まずはガァルマゲドンから!

★チーム概要
season3でガァルルを加えてアロマゲドンからガァルマゲドンとなったこのチーム、メインターゲットである女児たちの間ではとびぬけて人気があるようです。プリチケグミのパッケージでは常にらぁらちゃんが必ずいたのですがvol.9で初めてガァルマゲドンが「単独」で表紙を飾ったり(vol.11でノンシュガー単独表紙もありますが)、内輪ネタのような会話のときにマネージャーたちがガァルマゲドンの女児人気を語るシーンがありました。

見ていても納得というか、らぁらちゃんのように「チームで一人だけ小学生」とかではなく、「三人全員が低年齢」というのが、ガァルマゲドンがより女児にとって身近な存在であるということかもしれません。あろまちゃんのような「中二病」チックなキャラクターは女児の間では一定数の人気がありそうですし、それと対になっているみかんちゃん、そこに違和感なく迎え入れられたガァルルのトリオは、その強すぎる個性もあって、女児だけでなく大きなお友達の間でも人気が高かったことでしょう。

あろまとみかんの仲睦まじさ、ガァルルを加えてからのさらにパワーアップした行動力と破天荒さ、ファルルのときを思い出すガァルル停止シーンなど、のんちゃんには悪いですが、らぁらちゃんがやったことをガァルマゲドンならではのアプローチでやっていく様子は「もう一人の主人公感」がありました(ドレシはどっちかというとライバル?)。

「もう一人の主人公感」

これは二年目の総括でも書いたことですが、ガァルマゲドンを語る上では外せない要素だと思っています。しかしそれは後回しにして、まずは他の部分をキーワードと共におさらいしていきましょう。

★キーワード・天使と悪魔と牙の使者
神アイドルグランプリの、そしてアーケードゲームの都合も関係しているでしょうが、天使と悪魔のコンビだったチームにガァルルが加わって、ガァルマゲドンとなりました。ガァルルが加わった経緯はメタ的には大人の事情が作用したように見えましたが、もともとガァルルは「怪獣アイドルになる」という宣言をしていましたし、その後一応ソロステージも行いました。そしていざチームを組むとなった場合、アロマゲドンはいい収まり場所だったのではないでしょうか。チームを組まない、という選択肢はもちろん誰しも持っていますが、3人1組というルールを無視したとしてもプリパラは「み~んなトモダチ」ですから、やはりチームを組むストーリーこそ進んで描くべきでしょう。ガァルルを出した時点でそこまで長期的なスケジューリングをしていたかは不明ですが、もしそうなら非常に根気ある、そして素晴らしい案だったと言えるでしょう。


★キーワード・いたずらっことおしおき
アロマゲドンの頃からあったことですが、この三人でもいたずら→おしおきというサイクルで成長表現されたりストーリーが作られることが多いです(というかほぼすべて?)。なので、見ようによっては不真面目なキャラクターに映ることもありますが、子供ならではの天真爛漫さの表現でもありますし、プリパラは「個性を伸ばす」方針ですから、彼女たちにとって「いたずらをやめる」ことが必ずしも「アイドルとして成長できる」わけではない、という部分が面白いところです。
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[図1:ドロシーをつるし上げるガァルマゲドン]

後述しますが、「いたずら」というのは見ようによってはネガティブな要素になりかねないですし、それを武器というか個性にしていたガァルマゲドンは、その武器故にここまでこれましたが、その武器故に負けてしまった、という結末になりました。これまでのガァルマゲドンを否定はできませんし、その武器を否定することもできません。ならば、さらに努力してその個性で勝利を勝ち取れるようになることこそガァルマゲドンの現状精一杯の「らしさ」ですし、ならば神グラでの奮戦は、まさに彼女たちにとって現時点での最高のライブだったといえるでしょう。


★キーワード・ラブデビ
あろまのデビルナー・・・もとい、デザイナーとしての側面が描かれた回でしたが、同時に新ブランドの誕生、そしてガァルマゲドンの絆を深めたという意味でも重要なポイントです。今までのように単純に「新ブランド誕生!」としてもよかったはずですが、新ブランドが誕生するときは、いつもなんだかんだ大きな理由が伴うことがありました(ふわりのときはわざわざ新ブランドを1から作る、ひびきのときは着こなせる人がなかなかいない、という風に)。ふわりのときの例外措置はあれど、なかなか新ブランドがポンとできるものではないようですし、その名誉あるコンテストにあろまが応募する、というのは、何かを作って応募する人には身に覚えのある経験ではないでしょうか。かくいうわたしも、あのときのあろまと自分をちょっぴり重ねましたし、その辛さと、しかし応募するという決心で努力していたあろまの姿に泣けます。

デザイナーとしての夢もあったでしょうが、その動機が「みかんに着せてやりたい」という友情方面だったことで、「あろまの話」ではなくしっかり「ガァルマゲドンの話」になっていたのがうまいです。みかんやガァルルもあろまのために途中で応援したり追いかけたりしており、決してあろまだけでなく他の二人もちゃんと描かれていたのがこの回のキモでした。ガァルル停止シーンのときもそうですが、しっかり三人が(そしてネコ姉さんも)、それぞれ思ったことを口に出したり行動に移したりするので、より「仲良し感」や「友情の強さ」というのを感じるチームかもしれませんね。


★キーワード・♪アメイジング・キャッスル
ガァルルを加えて新生ガァルマゲドンとして再スタートをきった三人(ガァルマゲドンにはなっていても新曲がずっとなかったので)。ガァルル演じる真田アサミさんは歌が上手で(真田さんに限った話ではないですが)、ラブweek-oldのときも上手さを隠したかのような「ヘタウマ」感がすごかったです(ガァルルは歌やダンスが苦手な設定ですからね)。そんなガァルルを加えたわけですが、よくよく考えればあろま、みかんも声が相当特徴的で、いわゆる変な声(イイ意味)なのですが、そこにこれまた強烈なガァルル声が混ざったのに決して喧嘩することなく、新たなハーモニーを放ち始めたのが驚きでした。天使、悪魔、牙合体が声からも感じ取れるといいますか。この三人くらい個性な声質を持ったキャラと言えば、みれぃ、シオン、ドロシー、あじみ、ひびき・・・けっこういましたね(笑

天使、悪魔、怪獣、そしていたずらっこという彼女たちの特徴からか、曲調はステージはハロウィンなテイストでしたが、それがまた彼女たちにピッタリ。ラブデビという新ブランドをもらい、声や個性はトゲトゲとしたカオスなのに、コスチュームは統一感があるというのがなんだか可愛いくて面白い絵面です。それでもカラーリングが違うのでやっぱり各々個性がありますし、ラブデビは他ブランドと比べて、色が変わるだけで印象がかなり変わる気がします。着ている人たちの個性が強いから、そちらに引っ張られるかのように印象が違って見えるんですよね。

怪獣のように手を構える動きが多かったり、アロマゲドンのとき同様に女児が真似しやすいようにという配慮なのかダンスがちょっと簡単だったり、歌詞にもあるマカロンをつかったメイキングドラマだったり、ガァルマゲドンのライブは最初から最後まで「ガァルマゲ」感がたっぷりです。スーパーサイリウムを獲得してからはサイリウムチェンジもSCRコーデになりますが、このデザインがまた秀逸です。今までファルルのおさがりのようだったガァルルのサイリウムもSCRになると特別なものに変わり、やっとアイドルとして一人前になれたかのようで嬉しくなりますね。おどろおどろしいようで、幼く、妖しく、楽しく、元気をもらえるような曲だといえるでしょう。
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[図2:メイキングドラマを披露するガァルマゲドン]

★キーワード・神アイドルグランプリファイナル
本編中では(恐らく)最後のライブシーンとなった神グラファイナル。シード権は獲得しましたが対戦相手はドレシというオッズ的にもメタ的にも強敵が相手で、ガァルマゲファンは悲しい展開だったでしょう。ドレシの勝利はソラミの勝敗のように「わかりきった感」が出てしまうのが出来レース感になってもったいないですね。しかしこういう対決展開は、ただ意表を突けばそれでよい、というものでもありませんし、勝敗が順当でも敗北が既定路線でも、成長を描けないわけではありません。

ガァルマゲドンが多少不真面目に見えてしまいましたが、いたずら命なのは今までもそうでしたから、彼女たちは己のスタンスを曲げずに挑んだといえるでしょう。その結果負けはしましたが、まだまだ諦めている感はなかったですし、その不屈の心があればきっと次は神アイドルになれるでしょう。そもそもチャンスがないかもしれないという不吉な予感を無視すれば、諦めない天才ガァルルもいますし、夕日にリベンジを誓ったシーンの方がガァルマゲドン「らしい」と思いましたね。
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[図3:夕日にリベンジを誓う尊いガァルマゲドン]

いたずらなどに磨きをかけるのは「天使と悪魔と怪獣アイドル」という面では素晴らしい努力なのですが、いわばそれは「イロモノアイドル」のようなポジションですし、ことライブに関しては、やはり歌唱やダンス、メイキングドラマ、そして会場を巻き込む力などが必要になってくるでしょう。その点に関しては、ガァルマゲドンはおろそかにしていたようにも思えます。ガァルルは歌やダンスが下手という設定ですし、結成も最近ですから既存ファン数などではドレシに敵わないでしょうしね。決して新参が下剋上してはいけない、というわけではないですが、ライブシーンから感じられる説得力は別として(人によって感じ方は違いますし)、設定的には順当な勝敗になっていたのではないでしょうか。

対戦相手が違えば結果は違った可能性はもちろんありますが、グランプリファイナルは新曲が禁じられている以上、ガァルマゲドンが最大出力を発揮できるのはアメイジング・キャッスルでしょうし、それを二回、もしくは三回使用してトーナメントを勝ち抜くのは、やっぱり無謀な気がします。結成が最近なぶん活動期間の短さ、曲数の少なさはこのトーナメントでは致命的でしょう。それに、ソラミのときに書くつもりですが、ソラミの対戦相手ノンシュガー・トリコロール・ドレシがかなり最適な布陣に思えたので、その都合上、ガァルマゲはドレシと戦うサダメだったと思います。神グラファイナルにおいて、ガァルマゲは最善の位置でいい相手と戦い、敗北しましたがいい経験をさせてもらえたのではないでしょうか。ただ、これを機にメイキングドラマ後出し問題も出てくるわけですが、それはまた別の機会に・・・。


★ガァルマゲドン総括・もう一人の主人公
あろまとみかんから数えれば2nd seasonから登場していた彼女たち。当初はあろまの声がもっと低かったり、みかんは「悪魔が振りまいた呪いを浄化していく」なんて設定じゃなかったっけ? と思うこともしばしばですが、それはもう遠い昔。むしろ今の方がガァルルを加えてより「尊い」存在に昇華した気がします。

彼女たちの「リベンジ」の場が今後あるのか、そもそも神アイドルは今後のストーリーの焦点にあるのかなど、気になってしまう部分は多々ですし、今見えている新シリーズの情報からそれほどガァルマゲの(他チームもそうですけど)出番は期待できないですが、今後一切の出番がなくなるとしても、この神アイドルグランプリと劇場版のキラリンスターライブ、これらがガァルマゲドンの魅力を最後に描き切ってくれたでしょう。・・・いや、今後一切出番がないのはやっぱり寂しいですね。ですが何事も諸行無常、シリーズは絶対に節目を迎えてしまいますし、逢いたければ今までのガァルマゲ回を見れば問題ありません。

それよりもシリーズが終わってしまう方がわたしは悲しいですし、長く続けばガァルマゲ再登場なんて奇跡だって起こせる可能性はあります。タカラトミーアーツもプリパラを「プリティーシリーズ」として長期化していく認識を持ってくれているようですし、次の「アイドルタイムプリパラ」でも旧キャラは多少出そうですから、今は現シリーズを惜しみつつ、次シリーズへの期待を高めておくとしましょう。

各チームを何らかのポジションで表現したとき、ドレシはライバル、うっちゃりは色物ギャグ枠(オイ)、トリコロールは強豪ポジション、ノンシュガーは下剋上後輩(かつ姉妹対決)という感じなのですが、ガァルマゲドンだけは、ギャグでも賑やかしでもなくやっぱり「もう一人の主人公」に思えてなりません(ノンシュガーもその兆候がありましたが、ちょっと違う感触でした)。それは2nd seasonでドリームシアターに一番ノリしたこともそうですし、アロマゲドンの二人がドリームチーム入りしたこともそうです。一年目を象徴するようならぁらとファルルの感動的エピソードを、ガァルルと共にガァルマゲドンらしいアプローチで描いたりと、何かと「特別」な感じがしたのが主人公感の正体かもしれません。

もちろん、各チームには各チームなりの「らしさ」、「特別感」はあるのですが、ガァルマゲドンが放つ「それ」は、なんとなく主人公が持っているもののように思えてなりません。らぁらちゃんたちは主人公であるがゆえに、敗北する展開が難しい(させてもらえない)立場ですが(一年目の対ファルルや二年目の対セレパラなど敗北必須な展開を除き)、こういう超土壇場で敗北する(できる)というのは、一種のアドバンテージとも言えます。だからこそ「次こそは!」という展開が描けるわけですし、改めて勝利を誓ったガァルマゲドンを描いてもらえたのは、これまた彼女たちだけの「特別」になったのではないでしょうか。

というわけで、クライマックス感想ガァルマゲドン編でした!

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[図4:ライブ前口上で会場を盛り上げるガァルマゲドン]
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