寄り道ブログ
寄り道な人生をしています。読んだ小説や、見た映画・アニメの感想などを投稿していきます。
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プリパラクライマックス感想 ノンシュガー編
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3rd seasonにてチーム単位ならば一番色濃く描かれたであろうノンシュガー。登場、結成、変化、成長・・・彼女たちの魅力はどこなのか? 彼女たちはこの1年弱で何を得たのか? それを突き詰めてみます。



★チーム概要
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[図1:サイリウムチェンジしたトライアングル]
トライアングルというプリパラ史上類を見ない戦法で挑んだのんちゃんですが、ソラミ&ドレシには完敗。トライアングル戦法に限界を感じ、ちゃんと3人1組のチームを揃えてリベンジを狙います。そんな中、豹変娘ちりちゃんや、サパンナ出身の野獣ペッパーが登場。ウサチャのひらめきでノンシュガーの形が見えてきますが、他のチーム同様そう簡単には結成とならず、絆を育んだり衝突したり和解したりを繰り返して結成にこぎつける流れは、尺の多さや描写の濃さもあってなかなかに感動ものです。

ガァルマゲドン、トリコロールなどはもともと登場していたキャラの新チームということで、結成のエピソードとその前後くらいが描写された感じですが、ノンシュガーはのんちゃん、ちりちゃん、ペッパーの三人がほぼ新キャラのような扱いであり・・・のんちゃんはトライアングル時代も含めればかなり多めに描写されたチームと言えるでしょう・・・そういう意味では他キャラより優遇されていると言えますし、3年目の主人公と言っても過言ではありません。新キャラというのは描写の少なさで不遇になりがちですし、のんちゃん、ちりちゃん、ペッパーで描写量に差が出て誰かだけ贔屓になったりワンマンになったりチームとしてのアンバランスさが目立ってしまったりという目もあてられない状況に陥る可能性があったので、そうならないよう三人ともしっかり描写してくれたのが嬉しいです。
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[図2:嬉しくてペッパーに抱き着くちりちゃん]

ただ、やっぱり3年目の新キャラということ、3年目は神アイドルやジュルルというテーマも描かなければならないこと、ひびきやガァルルもやっと見たい部分が描けてもらえたということからも、ノンシュガーにはもの足りない感もありますし、ここまで描いてもらって欲張りですけど、もっともっと彼女たちを見ていたいというのが本音です。新シリーズで登場してくれるかは不明ですけど、やはりタイトルがぷちリニューアルしていますし、今までと方針が多少変わる気がしますから、ノンシュガー欠乏症にならないか心配です。


★キーワード・のんちゃんのアイドル活動
のんちゃんを語る上ではまずトライアングルを語る必要がありますが、長々となってしまいそうなので適度に割愛しつつ要点を書いていきます。のんちゃんのトライアングル戦法は、まさしくのんちゃんのようなアイドルマニアであり、かつ3タイプのアイドルを演じ切る演技力や体力なども重要で、しかも獲得いいねなどは分散するであろうことを考えるとランクアップなどは難しくなるでしょうし、かなり根気も必要な手段だと思われます。フツーならその身ひとつで勝負するでしょうし、逆に「こういうアイドルになりたい」というアイドル像を複数思い描く人はそうそういないでしょうから、「3人になりたい!」というのんちゃんがよほど奇特なのだと言えます。仮に3人になりたい、と思い描いたとしても、それに伴う発想、努力、根性などが必要なので、それを兼ね備えたのんちゃんだからこそできた戦法、と言えますね。

現実のプリパラでも複数アイドルを作ることは可能なので、そういう複数アイドル所持のユーザーみたいなことをしたという意味では筐体ゲーム販促的な行動でもありましたね。ですが、そのためにじゅのん、ぴのん、かのんの3キャラを用意したり(ゲーム・アニメの両方で必要)、そのための楽曲、田中美海さんの演じ分けなど、非常に多くのリソースを割いた展開でした。トライアングルというネーミングも、トライアングル(楽器)が本来一本の金属の棒でできているなど、なかなかウェットに富んでいて好きなのですが、そこまでやってトライアングルを押し出した割には、敗北してからは意外とドライにその戦法を止めたのが驚きでした。あくまで販促用展開という感じがして残念でしたが、3人に分身するより3人1組の方が強い、という結論を示し、のんちゃんがそれを目指す、というのは成長を感じられて良いですね。ただ、1クール近く使ったトライアングル展開がこれで終了したというのは、それに伴って生まれたトライアングルファンには同時に辛い展開だったと思います。

じゅのんでもぴのんでもかのんでもない、通称:真のんちゃんとしてプリパラにやってきてからは、仲間集め・ノンシュガー展開へと入っていきますが、このときも新たなデザインで登場したのが驚きでした。都合4キャラ分のデザインがあるわけで、のんちゃんに用意された尺、ストーリー分量、CGなどはかなり多いですし、のんちゃんファンにはいい1年だったかもしれませんが、「トライアングル」が好きだったり、その中で特定の個人、例えば「ぴのん」が好きだったりすると、結果的に描写が分散して個々のボリュームは希薄になった感が否めませんし、最終的には「3年目の主人公」にはなりきれてない感があったので、そういう点でやはりファンが欠乏症に陥りやすいチームかもしれません。トライアングルは4クール目OPや映画、クライマックスのメドレー時にノンシュガーの背景に出てきたりしたので、そういうところで不足分は補うしかなさそうです。

主人公はらぁらちゃんですし、無理に「3年目の~」と当てはめる必要もないかもしれませんが、例えば2年目はらぁらちゃんやひびき、セレパラの話をしながらも、年間通じてアロマゲドンの出番もある、アロマゲドンのストーリーにも感じられました。今回はシリーズの総決算も含めてあったのでそれが難しかったかもしれませんが、ノンシュガーも同じように、ソラミドレッシングや他チーム、神アイドルグランプリ、シリーズ集大成をこなしつつも年間通して描いて欲しかったというのが理想です。難しいことを求めすぎかもしれませんし、ノンシュガー販促期間が終わっても出番が皆無というわけじゃないですが、ジャニスとちょっと会話する程度だったのは悲しいです。もっともっと出番が欲しかった・・・!

★キーワード・ちりちりちりちゃん!
3ed season最初に登場した新キャラクターちりちゃん。seasonの最初は初心者への説明を込める意味で、ちりちゃんのような「初めてプリパラをする娘」を登場させるのは常套手段ではありますが、ちりちゃんはモブキャラとしてはデザインが作りこまれていて、登場当時から「なにもの?」という声が多かったです。わたしもその一人でしたが、トライアングル展開中の1クール目に出番があることはなく、プリパラは蘭たんやモブイケメンといった変なところに力を入れる傾向もあったので、そういう子の一人というくらいで認識していました。そんな娘がまさか再登場するとは・・・! 真のんちゃんがメンバー集めを始めるところでなんとなく察してはいましたが、完全な新キャラというより「再登場」という形で登場させられるので、それはうまいやり方だなぁと感心しましたね。

そんな再登場したちりちゃんは、プリパラチェンジすると高飛車なモードに豹変してしまう娘になってしまっていました。これはなってしまったというより、それが原因で最近来ていなかった、という再登場しなかった説明にもなっていて、なおかつプリパラ拒絶状態になっていたことで、「それを克服させる」という流れにスムーズに持っていったのがうまい話運びでした。リアルの姿とプリパラチェンジ後の姿ががっつり違うのもプリパラでは珍しく(主要キャラはらぁら、みれぃ、のんちゃんくらい?)、そのギャップは良くも悪くも波紋を呼びました。性格もかなりキツめですから、「可愛いちりちゃんを返して」なんて視聴者の声も聞こえましたが、高飛車ちりちゃんも描かれていくことで成長しましたし、描かれている時間も外ちりちゃん以上に長いですから、いつしか馴染んでいって好きになっていくのはプリパラのうまい描写法のひとつですよね。

ドロシー、まほちゃん、アロマゲドン、ジャニスなど、悪い印象を与えてから印象を変えていく方法は前々から、それこそプリリズ時代から見られた手法ではありましたが、案外他のアニメで見ることないのが意外です。短期アニメではあまり使えないということや、「第一印象が大事」という業界の不文律があったりなかったりという空気の中で第一印象を悪く描く、というのは実はなかなか挑戦的なのかもしれません。エンタメが充実した昨今、アニメをまた次回も見てもらえる保証もないですし、そんな悠長なことはしていられないのもわかりますが、アニメを好きになっていれば1キャラくらいで視聴継続をやめることはないわたしは、その悪印象が良印象へと反転する前フリの可能性もありますから、そういう変化を楽しめるという意味ではこの手法は大好きです。
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[図3:もののけからペッパーを守るちりちゃん]

厳密には悪印象というより、そのキャラクターの個性のひとつなのですが、それが悪い面で描かれる、というのが正しいかもしれません。しかしその姿勢を貫く姿はときに健気に映ったり、真面目に映ったり、尊く映ったりします。その個性を貫くところがプリパラのキャラクター描写論でもあり、ちりちゃんも例にもれずそういう良い描かれ方をしてもらえました。さらに、ちりちゃんは再登場の際に豹変という要素に加えて、女神ジャニスと一緒にいた、という要素もあわせ持っているのですが、それについてはジャニスの項にて後述します。

高飛車お嬢様に豹変というだけでなく、潔癖症という性質が、ペッパーとの関係性を描いていく上で非常にうまく作用しましたし、この二人の関係性がよくなっていくこと=ノンシュガーの結束に繋がっていたことからも、ちりちゃんとペッパーがいかにノンシュガーとして大事で、なおかつ中核だったかわかります。といってものんちゃんがいなければ始まりませんでしたし、チームリーダーっぽいのんちゃんがドレシでいうレオナみたいな立ち位置、というのがわかりやすいでしょうか。お嬢様、という設定から違和感のない潔癖症持ちという設定のつけ方が絶妙です。そしてサバイバルで野獣ペッパーが本領発揮するということから、123話の「ノンシュガー漂流記」はノンシュガーを語る上では外せない回と言っていいでしょう。
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[図4:ペロピタに思わず後ずさりする潔癖症ちりちゃん]

★キーワード・サパンナの野獣ペッパー
ガァルマゲドンが優勝して神アイドルグランプリも2回目が終わったころ、らぁらちゃんたちはSOSのボトルメールを受け取ってサパンナへ向かいます。そこはなぜか寂れてしまっていて、そこにいたはななちゃんのそっくりさん、パナナちゃんの助けを聞いてあげるプリパラアイドルたち。アミヤちゃんというどこかの男の子に似た子もいたりとキャラデザイン節約を感じさせますが、変に凝られるよりスッと入ってきますし、ギャグをしつつもすぐ話に集中できるのでこの手法は嫌いじゃありません。

そしてこのサパンナ、色々と登場する各国のめが兄ぃの中にサパンナのめが兄ぃがいなかったりという伏線の説明になっていましたし(サパンナはシステムがまともに機能していない)、神アイドルグランプリがかつて行われたらしい痕跡である謎の像をドロシーが発見したり、ここでペッパーがひっそりと初登場したりと、今後の展開を予想させる伏線がとても多く、この回はミステリアスでありながら人助けの温かさがある優秀な回でした。

サパンナでは大自然担当とばかりにふわりのライブが大々的に流れ、それを見たペッパーが同族意識か尊敬か対抗心か崇拝か・・・とにかく何かを感じた場面がありました。けっきょくふわりとペッパーの絡みは、その後最終話までほぼなかったのですが、太陽ペッパーというおおらか(?)な名前にふさわしく、小さいことを気にしない大雑把な感じが癒されるキャラクターでしたね。ただ一番過酷な生活を送っていたからか、精神面でも体力面でもすでに完成しきっていて、これ以上発展しようがない、させようがないという感じがしてしまって、スタッフ陣も同じ気持ちだったのか、あまりペッパーの話がなかったのは残念です。仙人というか人生の師というか、何をするにも謎の説得力があったり、野蛮そうでありながら達観しているように見えるのがペッパーの魅力でしたが、同時に成長性や発展性はあまりない感じだったかもしれません。
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[図5:雨乞いに成功して水分を得たペッパーと動物たち]


★キーワード・女神の妹ジャニス
女神ジュリィの化身ジュルルという存在がいるとわかっている状態でちりちゃんが再登場しますが、そんなちりちゃんは誰かと話しているような意味深シーンがたびたび見受けられました。登場していなかった母親? 誰かに脅されているのか? など色んな憶測を呼びましたが、その正体は色違いロゼットパクトに入ったジュリィの妹ジャニスでした。名前は字幕とかEDのキャスト欄、ちりちゃんが呼んだりしたのでわかっていましたが、その姿はわからないままでした。赤ちゃん化したジュリィ(ジュルル)と違ってはっきりと喋っているので少なくとも幼児以上? など思いましたが、その初登場はジュリィが女神姿でライブをしたときでした。ジュリィと色違いの恰好をしていたので、その時点で「あ、これ色変えるだけでジャニスもCGでライブできるな」と思ったのは秘密・・・。

ジャニスはジュリィに引きずられていることもあって、女神姿で出現できたりするのもジュリィ次第なところは動機付けとしてウマイなぁと思いました。このトラブルに巻き込まれて、ジャニスとしては姉ジュリィをなんとかしたいと思っていたところなのに堂々と出てきたりせず、姿を潜めていた(潜めざるを得なかった)というのも納得できます。そして、ジャニスはジュリィを女神の座から降ろし、自分が女神になろうと目論む下剋上キャラでした。
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[図6:偉そうに腕を組むジャニス]

その振る舞いや言動、野望から一見悪役キャラクターのように見えますが、セレパラ時のまほちゃん同様、見方によっては「ジャニスの方が正しいのでは?」という理論を掲げていたのが絶妙なキャラ設定でした。というか、この頃はジュリィの本心が描かれていなかったこともあるので全面的にジャニスが正しいように見えていて、しかしながら「タクトを奪う」とか「ちり、言うことをききなさい」など、手段がなかなかに強引・狡猾で、その手段選択の時点で悪役に見えてしまう原理でした。

ジャニスの存在が3rd seasonの中盤のいいエッセンスになったのは間違いありません。妹ということからのんちゃんと意気投合したり、ムチャする姉と苦労人の妹という構図が重なるところもイイですし、ちりちゃんはノンシュガーを結成して悪印象も消えつつあったので、このあたりでまたちょっぴり毒気のあるキャラクターが登場するのはいいスパイスでした。ジャニスの野望は一緒に行動するノンシュガーですら付き合いきれないレベルでしたが、そこでジャニスが孤立したり、ノンシュガーに母性愛のようなものを感じたりというジャニスの描き方が、ジャニスの成長などを感じ取れてグッときましたね。らぁらちゃんがジュルルに母性を感じ始めたときのように、ジャニスにそういう心が宿ってくれたことが1視聴者としてとても嬉しかったです。この気持ちもある意味親心なのかな、なんて思ったりしますね(キャラクターが成長するのを嬉しく思う気持ち)。
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[図7:ノンシュガーと抱擁するジャニス]

この一連の流れでミソなのは、ジャニスがすぐ改心するのではなく、一度ノンシュガーと離れさせる、他のチームに声をかけていく、といったことを「ちゃんと」させたところです。ラブコメで盛り上げる手法として、メインの男女を「近づけたり」「離したり」という方法があります。何かイベントで距離が縮まったかと思いきや、部活動や班分けの妙で離れてしまう・・・といった感じです。そういうときにモヤモヤした心情や、恋しい気持ちに気づいたりするわけですが、このときのジャニスもまさにそうでした。ノンシュガーから離れようとしたときにのんやちりに呼び止められ、そこですぐ改心していたら、本編のようなジャニスは描けませんでしたし、だからこそジャニスに「アイドルを愛する心」が芽生えていくことに感動できるのです。キャラクターの第一印象を悪い方向から描く・・・という手法と似通っていますが、その「心情の変化」をしっかり描いていくことも、キャラクターの魅力を伝える素晴らしい手法ですね。むしろこれはプリリズ、プリパラで行われてきたキャラクター描写方法の「第二段階」と言ってもいいでしょう。

ジャニスはジュリィの真意(アイドルを好きになってもらったあと女神の座を譲る)を知り愕然とします。その事実はらぁらちゃんたちだけでなく視聴者すら驚愕させましたが、ジュリィがそれをもう確定事項として受け入れてしまっているのが余計に周囲を悲しませます。ジャニスも悲しそうでしたが、ちょっと立場が違うからかすぐにその事実を受け入れて、次の女神として職務を全うしようというらぁらちゃんたちとは違う反応でした。クライマックスを見ると、女神になった瞬間システムに反逆するつもりだったようですが、この時点ではジュリィ同様事実をそのまま受け入れたように見えていたので、だからこそシステムに反逆し、神アイドル・ソラミスマイルにタクトを託すシーンはジャニスの変化を一番象徴する名シーンと言えるのではないでしょうか(ノンシュガー関連でもいいシーンはたくさんありますが)。ジャニスの性格が明確に変わった・・・いえ、ジャニスが成長し、その最高の見せ場があそこだったと考えると、これがキャラクター描写方法の「最終段階」でしょう。心から自分の信じる行いをする・・・しかも健気で尊く、誰から見られても「素晴らしい」と思ってもらえる行いをする・・・定義するなら、それがプリパラ・キャラ描写の最終段階ですね。
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[図8:さらわれるジュリィにくらいつくジャニス]

★キーワード・姉妹対決、その決着
神アイドルグランプリファイナルで、ノンシュガーは優勝候補筆頭ソラミスマイルと激突します。のんちゃんとしては姉妹対決ができて、ちりちゃんもらぁらちゃんとは先輩後輩として対決してみたかったようですし絶好のカードだと言えますが、同時にノンシュガーとしては優勝が難しくなってしまうのも事実でした。なにせオッズ的には敗北濃厚な対戦カードですからね。もちろんノンシュガーは負ける気などさらさらありませんでしたが、仮に勝利してもトリコロール、ドレシとの対決ですし、そうでなくても違うチームとあたっていて、そこで負けてしまったらソラミとの対決はできませんでしたから(周りも強豪ぞろいです)、そういう意味ではまっさきにぶつかれたのは不幸中の幸いといったところでしょうか。

ずいぶんとノンシュガーに対しては辛辣になってしまったかもしれませんが、ガァルマゲドン同様、一応神ファイナル出場できたとはいっても、活動期間も短めですし曲も少なく、ファン数やランク的に格下だったのは間違いないでしょう。それを覆してこそ下剋上ですが、彼女たちもここで下剋上するよりは、負けても腐らないところに魅力がありましたし、「泣いてしまった」というのがきっとこれからの強みになると思いますから、そういう意味ではとてもいい結末だったと思っています。勝って笑って欲しかったところもありますが、負けたからといってノンシュガーの魅力が減るわけでも、わたしがノンシュガーに抱いている尊い気持ちは変わりませんからね。

ただ、明確に好きなキャラに差があって、「ノンシュガーが一番好き、それ以外はへなちょこアイドル共」というユニコンみたいな考えの人は、やっぱりノンシュガーが負けると悲しくて、悲しさだけしかないかもしれません。そこは各々の楽しみ方の範疇でもあるので強制も矯正もできませんが、ノンシュガーが勝っても次の対トリコロール、対ドレシのときに劇的なストーリーが描ける気はしないので、申し訳ないですけどソラミとすぐに当たって姉妹対決できただけでも及第点、とわたしは思っています。このあたりの対戦カードの妙についてはソラミ総括のときに書ければ、と思っています。

クライマックス展開でひとついうことがあるとすれば、最終決戦で女神戦があったので、その場にノンシュガーがまったく絡めなかったのが残念でしたね。向こうはやっとジャニスがライブしたり、ソラミ対ジュリィの親子(?)対決な感じにはなっていて、ジュリィの補佐としてジャニスはいたわけですが、そこにノンシュガーもいる図が見たかった、というのが本音です。神アイドルだからこそ女神と戦う権利を得たわけですし、そこに混ざれないのは他のチームもそうなんですけど・・・ジャニスとは関係が深いというのに、他のチームと大差ないくらいしか立場が変わらないことの方が辛かったです。単純に絵面的な意味で、ノンシュガーとジャニスが並んで欲しかったですね。要所要所でジャニスと話すシーンなどはあったのですが・・・。


★キーワード・♪シュガーレス×フレンズ
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[図:甘くなるのはこれからなノンシュガー]
やっとノンシュガー結成にこぎつけ、披露された新曲「シュガーレス×フレンズ」。新曲が流れるとき、ガァルマゲドンの「アメイジング・キャッスル」やトリコロールの「モンシュシュ」のようにスッと一気にその曲の世界観に引き込まれることもあれば、ドレシの「ランforジャンピン」のように何度か聞いてその曲の聞きどころがわかるようになる、というのがわたしのだいたいのパターンなのですが、「シュガーレス×フレンズ」は後者のタイプで、その曲の「ノンシュガーっぽさ」がどこにあるのか、最初は耳で探してしまいました。

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[図9,10:ダンスするペッパーとのんちゃん]
のん!ちり!ペッパー!という掛け声が入っていたり、チームのテーマでもあるグーチョキパーが出てきたりと、甘くないというように甘々ではないですけど、元気いっぱいで少女らしさに溢れた曲だなぁと思いました。腰を振ってセクシーさを見せたと思いきや足を広げたダンスはチェンジマイワールドのような元気さも感じますし、グーチョキパーでムテキというチームのイメージそのままに全方位に隙のない曲となっているかもしれません。ただ、ある感想で「ぱぴぷぺポリス」に似ていると見て、誤解を恐れず簡潔に伝えるならソレだな、とも思いました(笑)。

「悪いやつは誰だ~」と「甘くなるのは~」の部分など、共通する曲展開が多く、恐らくこういうジャンルというか曲の形式なのだとは思います。それに、似ていると強く意識してもステージ演出やダンス、そもそも歌っているアイドルの声質なども違いますから、それで全然差別化・・・というか差別化するまでもなく別曲だと認識できるのですが、逆に「この曲とこの曲って似てるなぁ」というときって、こういう現象で人は「似ている」と感じるんだなぁと実感しましたね。わたしはこの二つの曲の違いはわかりますが、例えば外国人の顔の区別がつかない、アニメのキャラが全員同じに見えるというように、聞く人によってはこの2曲は「似ている」判定されるのかもしれない、と思いました。

年齢層がガァルマゲドンに近いことからも、ノンシュガーのターゲットも年齢層低めなのかもしれませんが、グーチョキパーがテーマだったりダンスに盛り込まれているところに、幼さを感じました。しかし背伸びをしたキャラや実際大人っぽいキャラクターとしてトリコロールやうっちゃりビッグバンズがいますから、実は全体で見ればノンシュガーがいてくれることでバランスは取れているんですよね。ガァルマゲドンほど幼くはならない、しかしらぁらちゃんたちほどでもない絶妙な年齢層を想定してそうです。しかし、ひっそりBPOに苦情が入ったのか、腰フリ振り付けがアニメシーン挿入などで絶妙に流れなくなっていったのは残念でした。プリパラみたいなカオスアニメで何をクレームしているのかわかりませんが、けっこう苦情などとも戦ってそうなのが垣間見えますね・・・うっ憤を晴らしたような最終話腰フリは最後だからってやり逃げしたみたいで笑いましたけど(笑)。
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[図11:サイリウムチェンジ後のちりちゃん]

★ノンシュガー総括・未だ輝ける原石
3年目の、しかも2クール程度経ったところから登場というかなりのスロースタートで、印象的な回はいくつももらっていたので他のチームともヒケを取らないエピソードはもらえたのですが、やはりどうしても「プリパラ歴」や「積み重ね」「因縁」といった要素において、他チームよりは薄めになってしまっているのは、このチームの魅力でもあり欠点でもあります。

特にのんちゃん周辺はかなり優遇された面がありますが、同時に「ノンシュガーのSCRがみんな同じ」といったところに、しわ寄せがきてしまったのでは、と邪推してしまいます。トライアングルのSCRが全員一緒でも、「SCRをもらったのがのんちゃん一人だから」とか、「系統の違うアイドルだけどコーデはロゼットジュエルで統一しているから」とか「精神は同じ人間だから」といった要素の裏付けになっていてむしろ一挙両得なのですが、ノンシュガーはみんな違う属性、ブランド、性格ですし、なまじサイリウムコーデがどれも個性的で素晴らしいので、やっぱり各人ごとにSCRコーデが欲しかったな、というのが素直な感想です。CG班の実作業的にキツかったからか(クライマックス展開、映画、キンプリと傍目にも忙しそうです)、それともCR→SCRの間隔が非常に短くなってしまってCRの存在意義が薄れるからとか色々と理由は考えられそうですが、どっちみちCRの出番は少なかったので、CRがアップグレードしたようなSCRを見たかったですね。正直、ノンシュガーのSCR姿はあまり似合ってな(以下略
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[図12:サイリウムチェンジするノンシュガー]

のんちゃん、ちりちゃん、ペッパーはそれぞれバックボーンも優秀で(主人公の妹、女神の妹と一緒にいた娘、滅びだサパンナ出身)、エンディングで仲良くしていたカットからも、「新世代感」や「次の主人公感」は溢れんばかりに感じられて、実際ノンシュガープッシュ展開のときは、らぁらちゃんたちの出番の少なさに、このまま新シリーズを待たずにノンシュガーが主役になってしまうのではと思ったくらいでした。それくらいのポテンシャルはあったのですが、やはり他チーム同様、プッシュ展開が終わると他チームと同じ扱いに落ち着きますし、今のところ新シリーズでの出番も不明です。その未完の大器、ではないですが、まだまだ潜在能力は秘められてそうですし、ガァルマゲドン同様もっともっと活躍できると思っているので、なんとかかんとか、またノンシュガーには出てきて欲しいですね。出番がないことには活躍もないですし、ソラミ、ドレシがほぼ半壊状態でトリコロールがプリパリに戻ったとすると、ガァルマゲドンやノンシュガーにはむしろこれからがチャンスかもしれませんからね。

というわけで、クライマックス感想ノンシュガー編でした。

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[図13:無人島で友情を育んだノンシュガー]



・・・書き残したことないか何回も見直してしまって投稿が遅くなる・・・ならない? アイドルタイムが始まる前に全チーム書こうと思ったけど無事失敗でした。でもなるべく早く全チーム書きます。そしてアイドルタイムの序盤についても書ければなぁ・・・無理かなぁ・・・。
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