寄り道ブログ
寄り道な人生をしています。読んだ小説や、見た映画・アニメの感想などを投稿していきます。
201708<<123456789101112131415161718192021222324252627282930>>201710
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
映画 劇場版プリパラ み~んなでかがやけ!キラリンスターライブ!
k04.jpg
プリパラクライマックス感想の途中ですが、時期的には確かこれくらいのときに放映だったな、ということで、実際の時系列に沿うように、まずは映画の感想をしたいと思います。さすがにもうどの地方も放映は終わっているかな? という頃合いだとは思いますが、逆に4月中旬から上映が始まるところもあるようなので、全ルートネタバレ全開のため一応ご注意ください。まぁ、ネタバレというほど脚本的に重大な出来事は起こらない映画なのですが(苦笑)。プリパラ史上最高の映画だったことは間違いありませんし、もし未見の方で見ることができる状況ならばぜひ見て欲しいですね。でもタイミング的には、アイドルタイムが始まる前に見るのが最善かも・・・。


★概要
k19.jpg
プリパラ内の宇宙・・・つまりぷちゅう(宇宙ではない)にピュスカパリー号でぷちゅう旅行にでかける一行。ぷちゅう人にプリパラの素晴らしさを伝えるという伝道師的な活動のためですが、まずなぜそのようなことになったのか、事の発端がまるで無視されていますし、ピュスカパリー号とかいってパラ宿のプリパラの町がそのまま宇宙船になったり(というよりプリパラの町に似た宇宙船?)、なぜそこのAI音声が雨宮くんなのかなどツッコミどころが満載なのですが、スターウォーズ的モノローグと共に「細かいことは気にするな!」と宣言していたのが潔いです。プリパリは「ファルルのために!」とストーリーを推していた割にはあっけないオチで、その脱力する感じもプリパラらしさではあるのですが、人によっては落胆したり呆れる人も出てくるでしょう。なので最初から期待させない今回の手法は斬新でしたが、その方がむしろプリパラには似合っていたのが奇妙なことですが面白いです。

もともとライブシーンが多めでアニメパート、ストーリーパートの分量は少ないですし、映画一本の時間もまぁ女児アニメとしては普通の長さです。そのためか特別料金でフツーの映画よりは安く見ることができるのがプリパラ映画の魅力でもありますが、同時にルート商法をしているので、周回する人にとっては負担が減るのは嬉しいですね。わたしもプリズムツアーズと今回は全ルートを見たのですが、フルプライスの映画より全部で900円くらい変わってくるので(300円×3回)、ストーリー短め、歌多めと考えてもこの特別料金は嬉しいです。どんな内容であれ気に入れば全ルート見ますし、まぁフルプライスでも3回見たいって映画もありますから、高くても気に入れば見るんですけど、できることなら安いに越したことはありません。

本当はもうちょっと時間長め、ストーリー重視のガッツリした感じのプリパラ映画を見てみたい気持ちもあるのですが、プリパラは積み重ねがうまい作品であると同時に、プリパリで短編が苦手というイメージになってしまったので(映画中にライブ映像を数本使用するという縛りもあります)、ルート商法でないと予算が出ないなどの問題も抱えてそうですから、この形式が定着してしまったのは嬉しくも悲しいですね。今後もルート形式はほぼ確実、ストーリーガッツリ系は出なさそうという気がします。女児アニメである以上、それは恐らく見ている女児が飽きてしまいますし、ほとんど求められてないから仕方ないのでしょうが。


★ストーリーについて
さて、それではさっそく映画について踏み込んでいきたいのですが、本来他の映画とかなら一番尺を使うであろうこの項が、本作においては一番薄くなってしまうでしょう。基本的にはぷちゅうを飛び回ってそこにいるぷちゅう人にライブを見せて、プリパラ・アイドルのことを知ってもらう、ということなので、逆にいうとそれ「しか」ありません。
k07.jpg

ちょっとしたエッセンスとして、アイドル番組らしくというか、ライブをするための権利をかけてちょっとした勝負をしますが、そのときのチーム同士の交流みたいなものが、普段通りのプリパラなんですけどアニメ本編がファイナルに差し掛かっていてシリアスな空気になっていたので、むしろ映画のそういうシーンが微笑ましく見れました。アニメ本編の「クライマックス感」も、まさに集大成、まさにラストという雰囲気でなかなか作り出せるものではないのですが、キャラクターが出そろったあたりでその空気になってしまったので、今回の映画のようなほのぼのとした交流も、「コレコレこういうのが見たかったんだよ」という気持ちを満たしてくれました。
k20.jpgk01.jpg

当然、テレビ本編も非常に素晴らしい展開であることは間違いなく、ただそれらの両立のための尺がなかったのが真実でしょう。その要素を映画で満たしてくれましたし、この映画は周回したり、もしくはBD・DVDで買って見たりするものですから、ストーリーの薄さはむしろ周回には優れている、と感じます。しっかりした内容の映画でも周回することはありますが、一回一回の視聴にかなりエネルギーを使う実感があります(全身全霊で見ちゃうから)。プリパラ特有のこういう気が抜ける感じは、もう一日中リピートし続けて苦じゃないあっさり感が魅力で、濃ゆいラーメンばかり食べているとたまにあっさりラーメンが食べたくなるようなものでしょうか。テレビのクライマックスが濃ゆいラーメンなら、この映画があっさりラーメン、みたいな?

一応映画のお約束というか、「作品」として形ばかりのオチは必要ということで、一通りライブを終えたところで梅干しならぬ梅星がやってきてそふぃさんがお姫様に間違われたり(そこで新曲も披露しました)、プラックポールに飲み込まれてプリパラレルワールドに行ってしまったりという起伏もありつつ(ここはルート分岐用)、最後はバカンスを楽しんでいるとちゃんこちゃんが水に飛び込んだ飛沫で太陽が鎮火(?)、太陽の熱を取り戻すためにライブをする・・・という、文字に起こすとメチャクチャですけどまったくこの通りだから仕方ありません。これだけ内容をカラッポにできるのもすごいですし、むしろライブ映像だけで映画として勝負できるからこそ、これだけ脚本を薄くできるんだ、と感心するほどでした。

他の方の感想を見ても、例えば小さい子が「どの曲があって嬉しかった」など、やはりプリパラの曲やライブの素晴らしさを再認識しましたね。そして、基本的に脚本至上主義であるわたしも、このプリパラの手法には感心すると同時に、この手法がいつまで続くのか、進化するか停滞するか退化するか・・・という意味でも、今後が楽しみです。一部ではアイドルアニメブームの終焉もささやかれていますし、プリパラはプリティーシリーズの一環として合計10年を目指すとタカラトミーアーツの社長さん(だったかな?)が言ってくれているようなのですが(現時点で7年目突入くらい?)、それは嬉しいと同時に難しいことでもあると思っています。そしてそのためには挑戦や進化が必要不可欠だと思うので、これからも応援しますし、見守っていきたいところですね。


★ビジュアル、作画面について
テレビで放送されているプリパラは基本的に韓国のスタジオで描かれて、作画監修の人が直している、という印象です。テレビ本編のシーンも特段悪くはないのですが、目を見張る作画、というのはあまりない印象ですね。そんな中、ハイクオリティなOPやEDの映像にはいつも目を奪われているのですが、言ってしまえばそのOP、EDの作画で、映画全編描かれているのが今回のキラリンスターライブです。

プリパリのときは試写会のときに未完成だったり、プリパリ到着時のグロちゃん姉妹が喧嘩するシーンなどが明らかにパワーダウンしていて、一応児童アニメなどを見てへちょい作画に耐性のあるわたしでも、直前との落差もあって「おおぅ」と心の声が漏れそうになるほどでした。アニメ映画というのは大抵の場合テレビ本編よりイイ、もしくはマシであることが多いので(テレビアニメもあるアニメの場合)、テレビと同程度、もしくはテレビ以下みたいになった作画は、落胆はせずともアニメ制作現場が非常に困窮を極めていたのかな、と察してしまうほどでした(プリパラとしては初のオリジナルストーリー映画でしたしね)。脚本至上主義のため作画はあまり気にしないのですが、それでもイイに越したことはないですし、ぶっちゃっけプリパリのストーリーはお世辞にも「いいね!」とは言えなかったので、せめて作画だけでも・・・と期待してしまったからこそ普段は気にしない部分もついつい気にしてしまいました(だからか、まだBD買えてません。いずれ買うつもりですが・・・)。

そんな中、今回のキラリンスターライブですが、作画は控え目に言っても最高。どのシーンを停止して切り取ってもどのアイドルも最高に可愛い、と円盤発売もまだですがすでに自信をもって言えます(ちゃんこちゃんのシーンも可愛いですよ、ええ)。プリパラはやはりライブパートの魅力が先行しがちで、アニメパートの可愛さはなんとなーく素朴な可愛らしさがあります。しかし! 本作キラリンスターライブでは、もうそんな控え目な評価ではありません。みんな最っっっ高に可愛いです。

そして特に可愛かったのはガァルマゲドン。「闇より生まれしデーモンあろま~」に続く三人の口上なのですが、映画描き下ろしな映像でみんなグリグリ動きます。もうテレビ本編のうっ憤(?)を晴らすかのような動きっぷりで、ガァルマゲドンファンにとってはそれだけでこの映画に価値があると言えるでしょう。そして逆に、ノンシュガーはちょっと残念でした。ストーリーパートでも全体的に影が薄く感じますし、ライブ直前の口上パートもテレビで使用された絵の使いまわしだった上に、ライブパートでも腰フリダンスがカットされていたり、曲も省略気味でサイリウムチェンジでもサビがなくラスサビのみという感じで、ノンシュガーファンには辛い内容となっています(腰フリダンスはテレビ最終回でリベンジしましたが)。
k02.jpg

ストーリーパートのアニメ絵は全体的に可愛くて文句なし、ノンシュガーなど一部かわいそうな部分がある・・・という感想なのですが、さらに付け加えておくのなら、一通りライブの順番が回った後の梅星パート・・・つまりそふぃさん新曲パートについてです。そもそも映画が始まる前の企業ロゴに、見慣れたタツノコやエイベックスとは違う「岡畑農園」があったりして、それだけでこの映画には何か得体の知れないものが潜んでいる・・・なんて予感はあったのですが(そもそも映画の予告映像にも出演してましたけど)、梅星でやってきたぷちゅう人の梅岡さんが登場するなど、これまでと一風変わった流れになっていて、このときだけらぁらちゃんが宇宙服を着ていたのも印象的でした。ソラミドレッシングのみんなは劇場版ビジュアルのレトロバージョンでみんないつもと違う映画用衣装を着ていたのですが、けっきょくその衣装を披露したのはらぁらちゃんとそふぃさんだけだった・・・。
k03.jpg

そふぃさんが梅星の姫様と間違われてついていきそうになったとき、「別人だと証明するぷり」とライブをする流れはテレビ本編にも負けず劣らずライブへの導入が唐突でしたが、それもプリパラ、特に勢いがいつも以上あるキラリンスターライブにおいては些末なことでした。このときそふぃさんはライブ前の演出で件の劇場版衣装に着替えたのですが、そのときの作画も気合が入りまくっていたせいかそふぃさんの腹部など非常に艶めかしくてセクシーで、大きなお友達としては嬉しい限りなのですが、同時に「え、これ大丈夫?許されるの?苦情こない?」と心配になってしまうほどでした。

ラストは水星でバカンス。みんなが水着になるという非常に眼福なシーンで、でもプリパラはテレビ本編でも水着回がそこそこあるので、そこまでありがたいというものでもないのですが、やはりあの大画面でらぁらちゃんたちの水着を見るのは嬉しいと同時に「いいのか」という背徳感もあります。そして、3年目の本編水着回ではまだノンシュガーがいなかったので、のんちゃんやちりちゃん、ペッパーの水着姿が拝めるという意味でも有意義ではありましたが、3回の視聴を通じてよくよく目を凝らしてみても、ちりちゃんの水着が非常にわかりにくい一瞬しかなかったりと、ここでもノンシュガーはちょっと扱いの悪さを感じました。やはり小学生の水着などには厳しいのか・・・と思っても、ガァルマゲドンはまぁまぁ映っていたりと、これがよくわからない。ガァルルはちび状態、みかんちゃんはギャグ要因だったり、あまり扇情的でないのがセーフラインということ? つまりノンシュガーはエロ(以下省略

あと、上部記載のピュスカパリー号などでもわかるのですが、今回は全編通じてガイナックスリスペクトを感じるテロップが連発していて(最近で言えば庵野監督のシン・ゴジラなどが記憶に新しいですが・・・あちらも人名や地名などでテロップが頻繁に表示される演出でした)、ことあるごとにテロップが出てきたり、しかしそのテロップはアニメ「キルラキル」で随所に使用されている通称「キルラキルフォント」っぽかったりしたのを見て、一人でひっそりと面白がっていました。シン・ガァジラもテレビに出てきましたし、相変わらず流行を取り入れるのは素早いというか何というか、スタッフさんの中にそっち系が好きな人がいるのかな?
k21.jpg
<キルラキルフォント例>

★ルート分岐、プリパラレルワールドについて
プリパラ映画のキモでありセールスポイントとも言われるようになってきたルート商法(商法という書き方はあまり好きではありませんが)。一部ではケチなことせず全部まとめて一本にしろとか言われていますが、わたしとしてはルート商法は基本的に歓迎です。プリズムツアーズほど映画本編にマッチさせるのは難しいとは思いますけど、好きな映画を何回も見に行く動機になりますし、むしろ2回目をどうしようか迷うことがよくあるので、ルート分岐があるとむしろお得感を感じて背中を押されるように感じることもあります。まぁ文句なく面白ければ同じ内容だろうと2回、3回と見るんですけど、共通部分は複数見ることでより詳しく目を通すことができますし、さらにルート分岐部分があるので、これによってさらなるお得感を感じているのも間違いありません。

ルート分岐を客寄せ商法と批判する気持ちもわかりますが、ルート分岐してても見ないときは見ませんし(リアル事情も厳しくてプリパリは1回しか見ませんでした)、昨今の経済状況では、色んな人に見てもらうよりは、ファンに2回、3回と見てもらった方が利益が出るのは間違いないでしょう。だからどのアニメ映画も来場特典があったりするわけですし(週替わりで変わる特典もありますよね)、すべての映画が「君の名は」みたいになれるわけではありませんからね(といっても君の名はもリピーターが多かったようですが)。

今回、わたしがルート分岐を全部見た理由は、やはりプリパラとして一つの区切りとなる3年目の映画であること、またアニメパートやライブパートが素晴らしいこと、ストーリーが薄めだけど複数回視聴にとってはむしろ利点ということ、そふぃさんの新曲「Red Flash Revolution」は共通ルート内なので合計3回も見れてしまうことなど様々な利点がありましたが、中でも、「どのルートも魅力的な予感がしたから」というのが、やっぱり一番の要因でしょうか。ルート分岐手法であるのなら、これは大前提かつ大切なことです。しかし、新規映像満載なはずのルート分岐でしたが、期待しすぎたこともあってか、実際に見てみると、わたしはちょっと肩透かしになってしまったかもしれません。

☆らぁらのコース、なおちゃんとデュエット!
というわけで、前置きが長くなりましたが、まずは1週目に用意されていた「らぁらのコース」について。このルートでは、念願でもあったなおちゃんがついに歌う、ということで、非常に楽しみなルートではありましたが、期待とは裏腹に、個人的には「う~ん」と考えこんでしまう内容でした。

そもそもなおちゃん演じる南條愛乃さんは、本人もアーティストであることから、歌唱力のある方ですが契約上の問題でキャラソンを歌えないことが多いです。せっかくらぁらちゃんの友達なおちゃんがプリパラデビューしても、なかなか歌う展開がなかったのでヤキモキしていて、しかし同時に「仕方ないか」と諦めているところもあったので、どういうカラクリで今回歌ってくれたかはわかりませんが、「なおちゃんとして歌ってくれた」という、そのことそのものについては、非常に嬉しいですし、南条さんやそのように手配してくれた方々にはありがとうと伝えたいです。ただ、個人的にはその内容というかストーリーが問題で・・・。

プラックポールに飲み込まれた先はプリパラレルワールドになっていて、そこは「もしかしたらあったかもしれない並行世界」という、非常に都合のいい空間でした。なるほど、ルート分岐には非常に都合がいいですしどんな内容でもそこなら叶えられる、と期待したのですが、その先でらぁらちゃんは、誰かが落としたバッグを拾ってプリパラにやってきていました。・・・ん? そして現れたのはすでにプリパラデビューしてたなおちゃん。語尾に「~なお」がついて、クマと一緒に行動していました。・・・・・・んん?? 
k08.jpg

そう、そのルートでは、みれぃの姿は影も形もなくなっていて、代わりになおちゃんがいるのでした。うううん・・・。個人的には、なおちゃんはどんな理由であれライブしてくれると嬉しいのは事実ですし、それは間違ってないのですが、さすがにみれぃの存在に置き換わっているのはあまり納得できませんでした。らぁらちゃんとみれぃの出会いは、それこそプリパラの始まりをあらわす大事な出来事ですし、そこで交わされた「プリパラは好きぷり?」の下りは、プリパラの3年間でずーっと使われ続け、アイドルタイムにも継承された大事なセリフです。その最初の発言は、ある意味でみれぃにだけ許されたものであり、それがらぁらちゃんに伝わっていったからこそ今広まっていっているわけで、そこを改ざんしてしまっている、というのがちょっと許せませんでした。なおちゃんに不満があるのではなく、そういう内容にした脚本その他スタッフさんにちょっとモノ申したい気分です。

そして、1話の内容をなぞっているからか、らぁらちゃんとデュエットになったなおちゃんですが、どちらかというとそのシーンもらぁらちゃんにスポットが当たっていて、プリズムボイスにクマが気づくところや、「キリッ顔」を見せるらぁらちゃん。そして心なしかなおちゃんの声もボリュームが小さくて聞き取り辛く、しかもこのルートがルート分岐内容である以上、複数回見ることが難しいというのもモヤモヤしました。らぁらちゃんとのデュエットで「Make it!」というのはまったくもって問題なく、むしろ「これしかない」という選曲ではあるのですが、なぜ1話を改変するような形にしたのかは疑問です。別にプリパラレルワールドである以上どんなことでもできるわけですし、何かテキトーな理由をつけて、それこそなおちゃんがプリパラデビューした直後くらいに一緒にデュエットするとかでよかった気がするのですが・・・作画班がキツキツで、1話改変をするような内容でしか作業パワーを捻出できなかったのでしょうか? まぁ、プリパラレルワールドですし、プリパラがやることですから、そう鼻息荒くすることでもないのでしょうが・・・。

☆ひびきのコース、トリコロール新曲!
不満をタラタラ綴ってしまいましたが、気をとりなおして次のルートです。このルートはひびきのコースと銘打たれていましたが、実質トリコロールということもあり、これでもまたひとつ波乱があったようです。まぁ「らぁらのコース」「みれぃのコース」と挟まれて「ひびきのコース」というのがそもそも異様でしたし、その上でひびきの新曲ではなく「トリコロールの新曲」というところに若干の詐欺表示の匂いは感じますが、逆にその2ルートと違って「トリコロールのコース」と書いてしまうと、なんだか1つだけチーム名ということで贔屓(?)っぽくなったり、なぜトリコロールだけ他チームにはない新曲が、という違う不満も噴出しそうなので、コースの表記事態は問題ないと思っています。「ひびきのコース」表記でトリコロール新曲でもわたしは気にしませんからね。気にしているのはトリコロールが特に好きではなく、ひびき「だけの」ファンとかでしょうか。
k09.jpg

このルートでは海賊となった(?)トリコロールやくらげそふぃさんが登場。船の上でトリコロールがミュージカル風ライブを披露します。「Neo Dimension Go!!」という曲名からも感じられるように、開拓心溢れるスペースオペラな感じで、そういえば宇宙旅行がテーマなんだからこういう曲があってもいいよなぁという、本作にしっくりくる内容ではありました。まぁだからこそ、そふぃさんのように共通ルートでも全然披露できそうでしたし、それをルートの一つにするのは、商売上仕方ないとはいえ場合によっては見れない人も出てくるのはもったいないですね。そして、その曲やルートそのものにはあまり深い意味がない、というのも本作の特徴ではありますが悲しいところです。
k10.jpgk11.jpg
k12.jpg

プリパラアイドルのライブは、初披露のときは大抵劇的でドラマチックな展開の最高潮だったりするので、どの曲を聴いても印象的なシーンが思い浮かぶものですが、こういうルートで初披露してしまう新曲は、前後の流れ的にもストーリーが薄いので、せっかくアイドルアニメの特権でもある「曲にストーリーやキャラという付加価値をつける」のが、いうほど効果的にできていたとは思えません。曲調は新鮮でよかったですけど、宇宙戦艦ヤマトと言えばいいか、いわゆる「スペースオペラ」チックなどこかで聞いたことある曲調で、トリコロールらしさというよりは「そういう曲のパロディ」のような感じに聞こえました。

まぁダンスもさることながら宇宙を進む船の上ということ、捕らわれのファルルを銃弾で解放するひびきと、抱きかかえて助け出すふわりなど、他のチームよりはこの内容が「サマ」になっていましたし、ミュージカル風ならなんでもお任せあれ、という感じがトリコロールにはピッタリといえばピッタリでした。しかし、プリパラレルワールドである以上、「それだけ」で終わりなのがなんとも味気ないです。ああいうテイストが好きな人は好きなのでしょうが、そもそもトリコロールはモンシュシュが至高だと思っている派のわたしですし、らぁら&なおほど「待ち望んでいた」わけではないので、むしろトリコロール新曲と聞いて「2曲ももらえて待遇いいなぁ」くらいに感じました。プリパラレルワールドですから彼らが本人とも別人とも受け取れるのは、うまく作用することもあれば逆効果になることもあると思います。ちょっと違うだけでなく完全に海賊船団なってしまっていた彼らをトリコロールとは同一視できませんでしたし、そんな彼らが新曲を披露しても、特に感動や感慨は湧かなかったんですよね・・・。
k13.jpg


☆みれぃのコース、恋の違反チケット!
映画を見ていない人もテレビ本編の映画告知OPで見た人が多いでしょうが、このルートがサプライズ的な意味では一番大きかったかもしれません。らぁらコース、ひびきコースはまだわかるとしても、「なぜこのラインナップでみれぃコース?」と思った人もいるのではないでしょうか。かくいうわたしもそうでしたが、実際に見て納得。なるほど、今回のルート分岐は、やはりプリパラシリーズの一区切りということもあって、色んな人の夢をできるだけ叶えた形だったのかな、と思いました。

もちろん、すべての人を満足させる内容ではないですが、「なおちゃんのライブを見たい」という人や、「トリコロールで新曲が見たい」という人、そして「アイドル検事やアイドル弁護士でライブしてほしい」という人の夢を叶えたのが、このみれぃのコースでした。
k15.jpg

正直なところ、なおちゃんのライブはCGをこっそり作っていることがらぁらちゃんの誕生日回でわかりましたし、南条さんの契約の件がネックではありましたが、逆に言えばそこをクリアできればありえない話ではありませんでした。トリコロールは言わずもがな。しかしアイドル検事とアイドル弁護士は、新たにCGを用意する必要がありましたし、むしろついでとばかりに委員長モードのみれぃも作ったりと、むしろ大盤振る舞いで、この映画ではCG班においてはかなりマンパワーを導入した部分のように感じました。まぁさすがに一番タイヘンだったのは、十数人で踊った映画オリジナルの「ぷりぱら☆ララン」でしょうけどね。

ゲーム筐体の方で委員長モードの「みなみみれぃ」が追加されたときも驚きましたが、今回のアニメ版委員長は、アニメが遅れた形ではありますが販促の一種としても役立ったでしょう(むしろそれも狙い?)。この映画の3コースが発表されたときに「みれぃのコース」を見て、ここまでのものが用意されているとはまったく予想はできませんでしたが・・・。

もともとみれぃは「アイドルみれぃ」と「委員長南みれぃ」で演じ分けが必要とされることから、声優としても経験を積んでいた芹澤さんが担当しているわけで、その演じ分けはさすがという他ないですが、このときアイドル検事とアイドル弁護士でも微妙に演じ分けていたのがすごいです。さすがに1回こっきりの鑑賞でしたし、歌も演じ分けているかまでは聞き取れなったので、この曲も収録したアルバムを聴きつつ、BDの発売を待ちたいと思う次第です(まだ未購入ですが、どちらも確実に買うことでしょう)。
k14.jpgk16.jpg
k17.jpgk18.jpg


★共通ルートにも新曲は2曲!
k05.jpg
少し前述しましたが梅星パートでそふぃさんが披露した「Red Flash Revolution」。アニメシーンも素晴らしかったですが、ライブパートも最高でした。ソラミで唯一「そふぃさんのコース」がなかったわけですが、代わりに共通パートの部分で新曲がもらえましたし、しかも岡畑農園とのコラボというそふぃさんだからこそできるといった内容。曲もめちゃくちゃかっこよく、映画の新曲の中ではこれが一番好きなので、コラボの都合上もあるでしょうけど、これがルート分岐ではなく共通パート部分だったのはよかったです。3回見ても全然飽きず、そのかっこよさにはレッドフラッシュのようにしびれましたね。

ただ、そふぃさんのライブ衣装だけがちょっとぼったりふんわりした感じで、直前のセクシー衣装との落差というか、野暮ったい感じがしましたね。これは確かゲーム筐体のコーデで登場するとかだったようなので、そこはまぁゲームとの連動デザインなので仕方ないですが、可愛いというよりは梅干しをイメージしたゆるキャラチックなコーデが、めちゃくちゃかっこいい楽曲と多少乖離しているように見えなくもなかったです。ただ、それを差し置いてもそふぃさんの新曲は曲も歌唱もダンスもメイキングドラマも最高だったわけですが、何より嬉しかったのはダンス中にそふぃさんが梅干しを食べ、赤いイナズマにビリビリと痺れるシーンがあったことです。

らぁら&なおの1話再現、アイドル検事もそうですが、ソラミ関連はなんとなーくプリパラ1年目を思い出すことが多く、そふぃさんも初期の頃はレッドフラッシュを食べると赤いイナズマに打たれる演出がありました。ダンスシーンでその再現があったのが、何気ない一瞬のシーンですけど嬉しかったですね。

そして、太陽の熱を取り戻すという壮大なんだけどよくわからないことのため、プリパラアイドル総出で「ぷりぱら☆ララン」を歌いました。プリパリを超える大人数で歌うということもそうですが、映画の入場特典にもなっているぷちゅうコーデは厚着なんですが可愛いデザインで、この映画をしめくくるにはいいライブでした。ただ、歌詞がいわゆる児童アニメのOPチックというか、「♪アンアンアンパンマン」の「アンアン」の部分というか、とにかくパ行の言葉を羅列・連呼しているような感じで、歌詞から意味を読み取るとかいった感じとは次元が違いましたが、プリパラではそういうリズム重視の歌詞は逆に新鮮で、童心に帰れるような楽しい曲でした。楽しさ特化型という感じ?

宇宙の流氷みたいな綺麗なステージで踊っていて映像的には壮大感があり、みんな楽しそうにしているのですが、映画のクライマックスであり総決算な感じもちゃんと出ていたにも関わらず、ひびきさんやうっちゃりビッグバンズがこの中に含まれていない、というのが個人的にはモヤモヤでした。声優さんとの契約の都合上などもありますが(歌唱メンバーに入れるなら、収録しなくてはならない)、CG班としてもさらに4人増やす、というのが厳しかったのかもしれません。

「ぷりぱら☆ララン」は、その軽い楽しさが魅力であり、重いストーリーなどを背負っていないので、それこそこの映画を象徴する曲と言えるでしょう。ただ、個人的にMVPは「Red Flash Revolution」でしたし、「壮大さ」という意味では主題歌かつエンディングテーマだったわーすたの「Just be yourself」の方が好きというのは秘密・・・。


★この映画で泣いた3つのポイント
そもそもストーリーが薄いこの映画で泣けるのか、無理して泣いてないかなど色々と言いたいこともあるかもしれませんが、そしてわたし自身もこういうストーリー薄めの映画で泣けるのか疑問でしたし無理に泣くつもりもなかったわけですが(各ルートもけっこうボロクソ書いてしまった・・・)、そんな状況のわたしがなぜだか涙ぐんでしまうシーンがありました。思い返してみれば1週目、2週目、3週目でそれぞれ泣くポイントが違い、そしてそこにはわたしなりにちゃんとした理由があったようです(他人事)。

☆ファースト涙ポイント
1週目で泣いたのは、初っ端も初っ端、ソラミスマイルがライブをしたところでした。ソラミスマイルが一番手、というのはやっぱりソラミスマイルを見に来た子たちも多いでしょうし、主人公が最初にしないとそれはそれで波風が立ちそうですから、そういう意味でもトップバッターというのは彼女たち以外にありえない、と思っているわたしですが、そしてソラミだけ2曲やってしまうのも主人公特権ということで納得できますが、なぜだか感動して泣いてしまったのです。

「トライアングル・スター」からの「Ready Smile!!」、ただそれだけで泣けたのです。耳と涙腺は繋がっているのかというくらい、ただソラミスマイルが歌って踊っているだけで泣けました。心理状態としては、この映画が一区切りという心境ではありましたし、主人公のらぁらちゃん率いるソラミスマイルが映画で先陣を切る・・・そんな今までは当たり前に感じていたことも、もしかすると今後なくなるかもしれない、その当たり前の素晴らしさや尊さに、今まで3年分の思いなどが蘇って涙が出たのかもしれません。正直なところ、これだけ冷静に分析してみましたが、わたし自身も、なぜあのときソラミスマイルの歌だけで涙が出たのかはよくわかってません。まぁ多分理由としてはこんなところでしょう(適当)。

思えばプリパラ映画を見るとき、最初の1回目のときは1曲目で目頭が熱くなることが多いかもしれません。本当に鼓膜と涙腺は繋がっているのか、映画の大音響で涙腺が刺激されているのかは定かではないですが、プリティーリズムの頃から綱渡りな作品でしたし、「劇場で普段見ているライブを見ることができる」という事実が泣かせてくれるのかもしれません。特に今回は節目の映画なので、そのありふれた当たり前なことも見納めになり、次はもう違った形式になっているかもしれない・・・次が本当にあるのかわからない・・・そんなことも想像してしまったことによって出た涙のような気がしています

☆セカンド涙ポイント
そして2週目のときは、これまた意外にも、そふぃさんが新曲「Red Flash Revolution」を歌っているときでした。1週目のときは驚きとそのカッコよさに圧倒されるばかりでしたが、2週目になってようやく冷静に見られたからかもしれません。そして、冷静になったくらいではむしろ涙なんか流れないかと思っていましたが、なんだか考えがそのときグルグルしていて、それで涙が出てしまいましたね。

その楽曲は、岡畑農園とのコラボという側面が強く、それが大きな理由かもしれません。そふぃさんはもともとソロ曲があり、そのアレンジバージョンもあったりして、色々と「別格」な扱いを受けていますが、それは1年目のそふぃさんのキャラ付けの成果でもあり、なんだかそふぃさんだったらという「許される感」があります。まぁそもそも今回ソラミは一人ずつ曲をもらっているので、それほどそふぃさんが特別待遇というわけではないですが、それでもやっぱり岡畑農園さんという「外部とのコラボ」を担っている、というところは他のアイドルにはない部分であり、別格感はありますね(できることならシオンと日本囲碁協会ももう少し何かあってほしかったかも・・・)。

もともと岡畑農園さんとのコラボは1年目の初期も初期の頃からという長い付き合いであり、あのとき誕生した「幻の梅レッドフラッシュ」は、岡畑農園さんの方からプリパラへ「コラボしませんか?」と打電があったと聞いています。邪推するなら岡畑農園が「すり寄ってきた」なんて悪い言い方もできますが、企業なんですから利益が出そうなアイディアは出すのが普通ですし、そもそも初期も初期という頃から目をつけてくれて、コラボの提案をしてくれるなんて、プリパラの歴史の中でもあまりないことですし、プリパリでEDを歌ったSKEよりは好意的に受け止められます(SKEファンの方ごめんなさい。有線放送での「チキンLINE」ロングランおめでとうございます)。

そふぃさんが梅干しキャラだったからできたことではありますが、そんな長いコラボがあっても、作中で岡畑農園が出てくることはなく、実在商品「レッドフラッシュ」は売れていたとしても、あまり貢献できていないような、岡畑農園さんはコラボしてくれたけど本当にそれでよかったのだろうか、とプリパラ制作スタッフでもないのにちょっと心配な部分がありました。そんな中、今回の映画ではスポンサーになってくれたようですが、作中に梅岡さんが出てきたり(ぷちゅうという設定が役立ちました)、そしてそふぃさんの新曲が梅干し推しだったりして、やっと「梅干しコラボ」なことがプリパラ側でできた、という実感がありました。

なんでしょう、それがすごく嬉しかったですね。アイドルといえば、人気が出てきたら「なんとかキャンペーンガール」になったりしますし、作中でもらぁらちゃんたちがリップのキャンペーンガールになったりしてましたが、それが実在の企業と「ちゃんとできた」というのがすごく嬉しかったんですね。そふぃさんがプリパラのアイドルとして、他の企業とコラボして、そのキャンペーン用といってもいい楽曲を、特別な衣装で踊る。まるでプリパラアイドルがアニメの枠を超えて少し大きな存在になったような、なんだかプリパラそのものも大きくなれたような気がして、そして初期の頃にコラボを持ちかけてくれた岡畑農園さんにやっとそれらしい見返りというか恩返しというか、キャンペーンガールとしての活躍を披露できたというのが、もう親目線かスタッフ目線かわかりませんがとても嬉しかったのです。

月に人類として第一歩を踏み出したガガーリンじゃないですけど、そふぃさんのあのライブシーンは、プリパラとしてとても大きなこと、そして偉大なことのように見えました。だからといってコラボ乱発、というのもどうかと思いますし、岡畑農園さんとのコラボが一方的なものでプリパラにそんなにメリットがないようにも見えないわけではないですが、やっぱり他企業とコラボしていると、それこそプリパリでデビ・・・じゃなくてデヴィ夫人を呼んだときのように、「あープリパラすごいなぁ」と思ってくれることもありますし、世の中どんなルートでお客さんが増えるかわかりません。岡畑農園さん繋がりで、農家の人がプリパラのファンになってくれた可能性だってあります。そういう意味でもコラボは決して無意味じゃないですし、かなり初期から持ち掛けてくれた岡畑農園さんとはいい関係でいたいでしょう。それをやっと明確な形で実現できたのか、今回のそふぃさんのライブだったのではないでしょうか。アイドルタイムではそふぃさんの出番も減るでしょうし、今後もコラボ商品を出してくれたりするかは不明ですが、それもまた一つの区切りとしてはいい機会でしたし、やっとプリパラ側から、岡畑農園さんとのコラボを実現・完成させられたのがこの映画だったのではないでしょうか。

☆サード涙ポイント
・・・長くなってしまいましたが、最後に3週目で泣いたポイントです。それはエンディング、プリパラダンシングで色んな子が応募したマイキャラアイドルたちが流れていくのですが、その後にわーすたの主題歌「Just be yourself」が流れます。そこで3週目にして3回目の泣きポイントになりました。

個人的には・・・前の1回目と2回目もそうですけど・・・この3回目も、最初はなぜ涙が出たのかよくわかりませんでした。正直な感想を言えば、主題歌がi☆Risではない、それが一番大きいです。しかし、先ほど前述したように、プリパラが長く続いていくためには、進化や挑戦が必要不可欠です。もちろんこれまでプリパラを支え続けたi☆Risが必要なくなったというわけではありません。岡畑農園さんとのコラボしかり、今までのパートナーに泥を塗るようなことをプリパラはしないですし、現にアイドルタイムになってもi☆Risメンバーの出演は続いていて、そこで彼女たちの存在を感じられます。

なぜあのエンディングで涙が出たのか。それは今回のわーすたさんの主題歌が、プリパリのときのような商業的に注目を集めるためのSKEとのコラボではなく、これがプリパラにとって「進化と挑戦」のときが訪れたからです。3年目となりタイトルも一新、舞台も変わるなど、確実に次のステップへ進むことを余儀なくされたプリパラ。そのままでよかったのでは、という意見も聞きますし、それも悪くない判断ですが、ファンというのは基本的に徐々に減っていくものです。プリパラのファンの中にも「〇〇から見なくなった」「ついていけなくなった」という人を時々見かけます。

もちろん、某シンフォギアのように「ついてこれる奴だけついてこい!」というスタンスでも問題ないのですが、シリーズを長く続けていく上ではそれだけでは難しいです。定期的に新規ファンを増やす方法がなくては基本的にファンというのは減っていきますし、長いシリーズというのはそのぶん敷居が上がっていきます。深夜アニメも二期がある場合、だいたいは一期を超えられないという統計があります。それはファンは自然現象するからですね。

それを一新し、新たな風を呼び込む意味で新シリーズ開始は選択としては間違ってないですし、もし「シリーズ一新なんていらない」というのであれば、それは自分好みのプリパラだけしか興味がなく、そのためならプリパラが終わってもいいという傲慢な考えです。わたしはプリパラを私物化したいわけではないですし、作中でも常に挑戦してきたプリパラアイドルのように、アニメ「プリパラ」そのものにも、挑戦していってほしいと思います。実際、プリパラは女児アニメとしては難解だったり内容的に難しかったり辛いという挑戦的な内容も時折見られますし、それだから好きでもあるのです。

そんなプリパラには挑戦を否定して欲しくないですし、母艦であるアニメ本体も挑戦していくのは好感が持てますし応援したくなります。実際、アイドルタイムになって見始めたという人も見受けますし、ニコニコ動画での評判ではありますが順位などもプリパラのときより好評なように見えます。

i☆Risの楽曲じゃなかったから涙が出たのではありません。プリパラとして「挑戦」するときがやってきて、その象徴がわーすたの「Just be yourself」なのです(わーすたの評判が悪ければi☆Risが戻ってくるとかいう意見も見ましたが言語道断です)。この曲は映画主題歌だけでなくアイドルタイムのOPにも続投で、映画から続けて同じ曲を聞くことになったのはちょっと微妙でしたが、むしろ映画が先行披露みたいなもので、歌詞の内容的にはむしろアイドルタイムのOPとして発注・制作されたものでしょう。歌詞も時間をテーマにしつつ、そして過去を惜しみつつもイマに全力で、そしてチャレンジしていく内容がアイドルタイムにぴったりで、同時にチャレンジ宣言という意味では映画の主題歌としてもピッタリでした。映画とアイドルタイムでそれぞれ違う曲で発注できなかったのか、という不満もあったかもしれませんが、この曲は旧シリーズから新シリーズの橋渡しをスムーズにするものであり、同時にプリパラとしての「チャレンジ」の宣誓ではないでしょうか。

i☆Risもプリパラにガッツリ関わってくれていますが、それだけが仕事ではありません。個人個人、もしくはグループで別の仕事だってあります。彼女たちも、プリパラ楽曲を歌う機会が減ったとして、それは縁が薄くなるのではなくさらなる「チャレンジ」の時だからではないでしょうか。バトルスピリッツや双星の陰陽師のように他のアニメの楽曲も歌うようになるかもしれません。i☆Risがプリパラを捨てた、なんて思いませんし、プリパラ側が彼女たちを突き放した、とも思いません。これはシリーズものの宿命であり、プリティーシリーズ10周年に向けたチャレンジなのです。このチャレンジが成功しなければ、そもそも「次」もないでしょうし、もっとトリコロールやノンシュガー、ガァルマゲドンが見たいといったことも叶わなくなります(10周年も続けば、オールスター企画などで全員総出になる可能性はじゅうぶんあります)。

プリパラとプリティーシリーズは間違いなく転機に立たされており、その節目がこの映画と新シリーズアイドルタイムプリパラとなるでしょう。映画でこのように長々と考えたわけではありませんが、あのとき流れた涙に理由をつけるとしたら、多分こんな感じでしょう。プリパラのチャレンジ精神を感じたからこそ、それに心が打たれた・・・というのが端的な理由です。


★総括
適度に短く、要所要所で泣けて、周回視聴にもってこい、という意味では、プリパラ映画らしさを随所に感じつつも、3年間の総決算と言える内容になっていました。ただ、脚本のふでやすさんはテレビシリーズではいい話を書く印象なのですが、プリパリしかり、本作ではギャグ方向では面白かったですが感動方面の要素は薄かったかな、というのが感想です。わたしはやっぱり脚本至上主義なので、ソラミのライブや梅干しコラボ、わーすたの主題歌で泣いたとしても、それだけじゃなくストーリー面で泣ける部分があると嬉しかったかな、と惜しい気持ちもあります。

ただ、このあっさりさこそ周回視聴しやすいという魅力でもありますし、濃いストーリーはテレビシリーズが、それはもうものすごーく濃い内容をやってくれたので、映画はこういうテイストでも許せますね。もちろんテレビシリーズがあれだけ真剣にやってくれたからこそ描けた「軽さ」でもあると思いますが。

心残りがあるとすれば、女神たちが赤ん坊状態かつ、最初のカウントダウンでしか登場せず、ライブパートがまったく存在しなかったことでしょうか。テレビと内容を乖離させることで、例えばBDが発売されたときなど「いつ」見てもいいような内容になっていたとは思います。ストーリーに繋がりがなければ、いつどんな時でも見れますし、それが周回視聴と重なって、まさに時を選ばず見れる内容と言えるでしょう。しかし、ソラミスマイルのライブを大画面で見て感動したように、ジュリィとジャニスのライブも大画面で見たいというのが本音でした・・・。

あとは、恒例でもあるテレビシリーズの前フリという感じで、ダンプリや新主人公ゆいちゃんが先行登場していました。これはいつものことですが、ダンプリがまだアイドルタイム本編でも正体不明なことから、めが兄ぃやレオナちゃんが本当にダンプリ経由でこれから関わっていくのか、それとも映画特有のヘンテコな設定だっただけなのか、好奇心が後を引く展開です。

それと、今までにはなかったらぁらちゃんの最後の挨拶。これが、プリパラは終わらないとわかっていても、「今までのプリパラ」が終わりを告げたようで、ここに関してはチャレンジ精神などを抜きにして単純に別れの寂しさ・悲しさがありました。もちろんこれからもプリパラは続いていきますが、次のプリパラが好きになれるか、このときはまだわかりませんでしたし、多くの人が不安になったことでしょう。アイドルタイムでは新規の方々は間違いなく増えたと思っていますが、同時に古参の人がまたいくらか、離れてしまった気もしています。ただ、それはシリーズものの特性上仕方ないことでもあります。前述したように、長く続けたって離れるときは離れてしまうのがファンなのですから。

今までのプリパラはこの映画と、そしてテレビシリーズの最終回をもって間違いなく終わりました。そして、アイドルタイムプリパラとなって新しいスタートをきったのです。その節目となる映画を、3ルート全部見て100%とは言わずともかなり満足できたのはファンとしては嬉しいですし、今後も見守っていこうと思えました。事実、現在もアイドルタイムプリパラを楽しく見れています。

そういうわけで、3年目とシリーズ終了の節目にはふさわしい、そしてプリパラの名に恥じないプリパラらしさ溢れる映画に仕上がっていました。語りすぎたので内容を精査して推敲するつもりですが、どれほど分量が減るかはわかりませんしほぼそのままになるかもしれません。我ながら長スギィ! でもこれくらい語りたくなる内容というのは間違いないですし、プリズムツアーズと同等かそれ以上というくらい満足できたので、個人的にはプリパラ映画最高傑作と言うかどうかギリギリ迷うくらいですね(やっぱりツアーズが大好きなのですが、あちらはプリティーリズムと合同なので、単体かつプリパラ要素多めのこちらの方が、『プリパラ』映画最高傑作の名には相応しいかも・・・)。

というわけで、映画プリパラ み~んなでかがやけ!キラリンスターライブ!感想でした。
コメント
コメント
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 Powered By FC2ブログ allrights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。